陰陽トーナメント第5試合
上杉均 対 芝原剛盛
芝原に為す術無くやられる上杉。アバラを折られ、回転投げを喰らって仰向けに倒れているところに、芝原は面踏み蹴りをしようと…
あらすじ
十兵衛がスマホで試合を見ながら文学の居る控室に戻ってくる「ヒゲじい負けそうじゃん！」
入江文学「上杉を動物の生態に以上に興味ある謎の生き物の名で呼ぶな」
芝原は上杉の顔面を踏みつけようとしたが、上杉はロープに脚を引っ掛けて身体をずらして避ける。
芝原の袴を掴んだ上杉は立ち上がり足払いをするが、芝原は脚を蹴り上げて袴を掴んでいた手を外す。
向かい合った二人。
上杉が左正拳突きを放つが、芝原には効かず、隙が出来た状態の左脇腹、折れたアバラの位置にフックを喰らってしまう。
里見「上杉さんの突きが当たらなかったのは、芝原が距離感を騙す動作をしていたからです。間を詰める動きを入れながら実際には肩を引いて距離を取っていた。横から見れば一目瞭然ですが、正面から見ると脳が騙されるようですね」
上杉（脚だ… 脚から潰す）
芝原（もっと… もっと… もっと高く昇る。誰も手の届かない高さにまで昇る。世界に見せてやる。オイラが仏になる前に一日で全員潰す）
上杉が息を吸った”陰”の状態になり、攻めだす芝原。
再び折れたアバラを狙われると思った上杉。
しかし芝原の右は顔面を狙っていた。
が、上杉はギリギリ避けて、近くなった芝原の顔に向かって鼻血を吹き出す。
目潰しされた芝原だったが、上杉の足を踏み、距離を取られないようにして頭突きを入れる。
さらに上杉の側頭部へ肘を入れる芝原。
上杉はダウンする。
十兵衛「予想外… 死にかけのほうの勝ちかよ」
文学「上杉は立つよ」
十兵衛「根拠は？」
文学「上杉が強いからだ」
入江親子で上杉と山本海と戦った時の事を話す文学「もし上杉とタイマンだったら、うちの父親が勝てていたとは言いきれない」
上杉の倒れ方が頭を踏むように誘っているように見えたので、警戒して近づかない芝原。
セコンドの橋口は上杉に訴えかける「上さんっ!!!!! 上さんっ!!!!! 立ってください!!!!! 頼みます!!!!! 俺達進道塾生には上さんしかいないんだよっ!!!!!」
上杉は立ち上がる。
構えずに両手を下げたまま芝原のほうを向く上杉。
喧嘩王と呼ばれた中学生がいた
胸倉を掴んだ中学生が
喧嘩王だと気づいたヤクザは
静かに腕を離し視線を逸した
自分から目線を切ったヤクザに喧嘩王は言った
以降 喧嘩王は
喧嘩を売る際
必ず言う
空手を始めた後も
口にナイフを入れられながらでも言った
進道塾ができる前日
大和プロレスに
山本陸とたった2人で
乗り込んだ時も言った
そして今
達人に言う
上杉「俺の目に飯綱走ってるか？」
その台詞はそれを使う決意
それを見ている者がいる
それを盗もうとしている者がいる
この世で唯一
尊敬する師の禁を破り
最強の道を進むために
それをする
それとはすなわち
完全な煉獄の解禁
感想
ああ…
お前の師匠なー
お前が次に見る時
元進道塾生風になっているぞ
十兵衛が文さんの控室に戻ってきたが、部屋に撒かれたデスフルランはエアコンで排気されたんだろうが…デスフルランで倒れたアリはそのまま放置か？ 酸素カプセルに入れた状態にして出れなく細工をしてきたんだろうか？ デスフルランを吸って意識を失ったから、トーナメント中はもうアリの出番は無しか？
アリだ…
アリから壊す
十兵衛（芝原… 思いの外強ぇな）って、やはり上杉より下に見ていたのか？ それとも末期がんで弱っていると見たからか？
芝原剛盛「私は老人で
身体も末期癌
試合前に一言話せれば
躊躇させる事は容易だ」
十兵衛が金田と戦う時、橋口が十兵衛が勝つと味方した。工藤と梶原が戦う時には工藤が勝つと予想したが、それは十兵衛、工藤と戦って負けたから、そいつらが別の相手に負けると「自分はその相手にも負けた」となってしまうから味方したのか？ その心理で文さんも、上杉が父親を倒したかもしれないヤツなので味方した？ それとも父親の代わりにタイマンでやって倒したい相手でもあるんだろうか？
おそらく
上さんの完全な煉獄の
相手になります
芝原が、上杉の突きを距離感を騙して無効化。それを見た里見（片目を潰さなくても距離感を騙せるのか…）。里見からの『田島の目潰し』の依頼を断った芝原は、田島に警戒されている以外に目潰しをやらなくても対策はあるから不必要だったのか。それに最後の日だから田島とは目潰し無しで戦いたいだろう。警戒されていなくても里見の依頼は断ったであろう。
上杉の血の目潰しを喰らっても、目が見えなくても大丈夫な距離で攻撃をして凌いだ芝原。上杉より武術は上だと言っていいだろう。
そこで追い詰められた上杉が”完全な煉獄”を解禁。煉獄対策の話があったから芝原は喰らうんだろうが… 両手を下げて脱力した状態からのほうが当てやすいのか？ 完全な煉獄の入り口は14手あるけど「一撃目を深く入れなければならない」という条件をクリアできるのか？ 今まで一撃もクリーンヒットがないのに。打撃に絶対の自信を持っているヒゲじいなら当てられるのか？
上杉を
打撃の生態に
異常に興味ある
謎の生き物みたいに呼ぶな
元進道塾生「
俺が1番思ってる!!
俺が1番思ってる!!」
「進道塾が割れてからもふくめてか？」
元進道塾生「
辞める前までは1番思ってたのに!!
辞める前までは1番思ってたのに!!
辞める前までは1番思ってたのに!!」
上杉が負けそうになって、高野くんが自分の帯をググッと掴んでいる。
進道塾を辞めても、上杉が進道塾に帰ってきた時には本部道場に駆けつけていた。山本空が十兵衛の前で建前として「元進道塾生は上杉均を最も警戒している」と言ったが、空も上杉に1回戦では負けてほしくないんじゃないのか？ 「元進道塾生は上杉均を最も警戒している」。つまりそれだけ意識しているっていう裏返しでもある。
やったな上杉！
サンドバッグの完成だぜ
進道塾を作る前日に山本陸と上杉均の二人で大和プロレスに乗り込んだ？ 大和プロレスは佐川雅夫とも何かあったみたいだが…
進道塾とも何かあったのか？ 喧嘩を売る時に言った台詞「俺の目に飯綱走ってるか？」を言ったということだから、喧嘩があったんだろう。佐川雅夫にもやられて、山本陸と上杉均にもやられて、生野は山本陸の煉獄の練習台にもされて… さらには反町が生野を半身不随にさせて、スターだった阿南は刑務所に入ってしまう… それでもまだ諦めていないが、ブランクあるカブトを陰陽トーナメントに出場させる？ おまえらどんだけドMなんだよ。
大和プロレスすげー!!
折れねー!!
マジで折れない!!!
プロレスラーすげー!!!!!!
なんで折れねーの!!
おもいっきり喧嘩買ってるのに!!
プロレスラーってすげーよ!!!
こんなの初めてだよ!!!
プロレスラー最高ぅっっ!!!
俺達たちから見れば勝ち目はないが
生野勘助から見れば違うのだろう
生野勘助はまだ大和プロレスは
立ち上がれると思っている
プロレスラーの強さを信じているんだよ
里見「もう一本
心を折らせてもらうわ
ごめんね
プロレスじゃないから
ギブアップじゃ
終わらないんだ
俺が一回戦に勝つまでだから
…我慢してくれ」
カブト「や…やめて…」
喧嘩稼業に完成はない？
死ぬまで連載し続ければならない？
作者の巻末コメントが
「エゴサーチをすると「落としやがった」「来週載らない」とか言っている人がいますが、それを見ている僕は「そのまた次の号も間に合うかヤバい状況なんだよ」っと思っています。」
そんなカツカツなのか… そんないっぱいいっぱいなら休載があっても我慢しなければいけないのか…？ 面白いマンガを書くには時間がかかるんだろうなぁ…
あん？ 今週の話で客席に客なのに何故かアメフトの防具つけてらっしゃる人がいますが…
その後に芝原が「一日で全員潰す」と宣言しているが…
「ワンプレー目で潰せ」
↓
「ワンデーで潰せ」
↓
「ワンデーで全員潰す」
↓
「一日で全員潰す」
4手か 見事！
じゃねーよ!!!!!
康昭兄ちゃああん!!
漫画描いてくんろぉ!!
エゴサーチやワイドショー見ている暇があるじゃないですかぁぁぁ！ このままでは終わりが見えない。陰陽トーナメント後にタンがやろうとしていることもあるんだろ？ もうちょっと締め切りに対して緊張を持ってくれ！
木多先生「俺の目に緊張が走っているか？」
その台詞は
緊張感の無い目で
それを使う決意
それを緊張感を持った目で
見ている編集者がいる
それで喧嘩稼業が載っていないのに
喧嘩稼業目当ての客に売りつけようと
ヤンマガ代金を盗もうとしている者がいる
この世で唯一庇ってくれる
ヤンマガ編集部の禁を破り
我が道を進むためにそれをする
それとはすなわち
完全なサボリの解禁
木多流のサボリはどこからでもサボれる。
掲載できなきゃ地球に隕石が落ちるつもりで描け