表紙の文さんかっこえー
でも、6巻で文さんはたいした活躍なし!
ヤンマガ連載時から単行本掲載への修正、加筆、描きおろしをまとめてみたよ!
単行本での修正
第39話「無限金剛」
ヤンマガの連載時では「上杉のセコンド橋口信」「合気道芝原剛盛」と注釈がでていたのに単行本では消えている。
見た目で判るからカットした?でも、同じ回で長髪で誰だか判り易い里見は「中国拳法玉券里見賢治」は名前を記述してる。謎の改変。
同じく、第39話「無限金剛」
連載時「咀嚼力を上げるため」が単行本では「咬合力を上げるため」に変更。
噛み砕く力。咀嚼する力。
噛む際の力のこと、咬合する力を意味する語。
だから妥当な訂正。
第43話「レシピ」
屍を作るレシピを説明してるところ。
「首の座りが」が「首の据わり」に。
「赤ちゃんの首がすわる」のときの漢字は「据わる」だから連載時が誤字。
第46話「最強のステゴロ」
金剛から目覚めた工藤が梶原を締めあげている時のセコンドの澤。
「ケジメを付ける」が「ケジメをつける」と漢字からひらがなに。
第47話「帰趨」
吉田が解毒法を教えろと銃を向け、澤も銃を出したところ。
梶原「今現在は工藤は」から「今現在 工藤は」に変更。
「は」が被っているし、最初の「は」省いても問題ないから良い変更。
第47話「帰趨」
バカにしていた澤が予想以上に考えて行動していたことが分かり、自分の欠点に気づいた梶原。
連載時にはあった「クククッ」が単行本では消された。
第47話「帰趨」
吉田に工藤への伝言を頼んだとき連載時「卜辻と言う」から単行本では「卜辻という」に変更。
言うをひらがなにしたことで、漢字の卜辻が引き立つ。
単行本の加筆、描きおろし
第41話「新雪の野」
梶原の『暗行』を喰らいアゴを外され、噛み締めて踏ん張りが効かなくなり、ピンチになった工藤。
ステゴロの技『卜辻』を使い、「新雪の野」に踏み出した工藤。
ヤンマガ連載時は「俺は誰にも媚びる事なく己の力だけで生き抜いてきた」、次ページは盛り上がる観客の姿、次ページ「生まれて初めて技を使った」(新雪の野に足跡)だったのが
単行本では川口「力だけじゃねーんだ」、里見「先ずは隗より始めよ---か・・・」のコメントが追加。「生まれて初めて技を使った」(新雪の野に足跡)が見開きに。梶原柳剛流の男の背中「命売ります」のページも追加され、前ページの『卜辻』を使った工藤との繋がりをもたせている。。
ここで里見が言った「先ずは隗より始めよ」とは
生野の付き人に「『先ずは隗より始めよ』の意味も知らないだろ?」と言われて「嘘だろ…タモリ死んだのかよ(カタカタ」と反町みたいになりたくなかったので
必死でググりました。そしたら見つかりましたよ。
隗が「燕の国にすぐれた人を集めるには、まず平凡な私を優遇すること。そうすれば優秀な人は「アイツが優遇されるなら」と勝手に集まってくる」と言い、その通りになり国が発展したという話。
■ 事を始めるには、人にあれこれ言う前に自分が積極的にやり出すべきだ。大きな事を始めるには、呼び水になる小さなことから始めるとよい。
技を知らない工藤が技を覚えるには先ずはステゴロの技を覚えることを里見は言ったのだろう。
第47話「帰趨」
梶原「卜辻という」の次ページ、工藤が治療室で手をあげ卜辻を思い出すシーンに追加ページ。
生まれてから何も与えてもらえなかった工藤が梶原からの卜辻というプレゼントを噛みしめる。
第47話「帰趨」
ヤンマガ連載時は1ページで『梶原が板垣組を乗っ取り、工藤を雇う』決心をする。
単行本では2ページを使って溜めが入る。
2ページになったことで梶原の決意がさらに強調されることに。
6巻の感想
とにかく熱い!!
怪力、タフネスの化け物・工藤に、左手が無い梶原が技、頭を駆使し立ち向かう。
工藤もバカではなくて(この漫画のキャラは基本、バカな奴は少ない。工藤も十兵衛戦で防犯スプレーで目潰しされた時に、ドラム缶をぶつけると見せかけ、水タンクのパイプを破壊し吹き出した水で目を洗うというように頭を使っている)、怪力を出す時は溜めが必要だとか、敵は闇雲に得意な技を使ってるわけだはなく対策を立て予想して動いてるのを学習し、ステゴロの技『卜辻』を覚え成長する。
工藤が成長し、梶原の裏をかいたと思いきや、梶原はまだ先を予想して『暗行』でアゴを外すとか面白すぎる。
梶原が『無限金剛』を打ち、一撃必殺の金剛を連発するという発想に興奮する文学。
このシーンも良いが、やはりいちばん熱いシーンは
工藤が初めて罠を張り、それで梶原を捕らえた!
と思いきや梶原の肘での金剛!!
耳が痛くなるほど無音だった
梶原「金剛0式」
耳が痛くなるほど沸いた!!!
ここが最高過ぎる!熱過ぎる!!
その後、梶原さん負けちゃったけど… まぁ毒を使って勝つのはなぁ… 屍は梶原金剛流の一部に含まれているとはいえ、ね。
第1試合がこの盛り上がりで陰陽トーナメント大成功!
ただ惜しむらくはワンデートーナメントだということなのがなぁ。
芝原の寿命、櫻井の72時間しか持たない健忘症を考えるとしょうがないんだろうけど、決勝戦がダメージ負った選手と楽々上がってきた選手だった場合、つまらなくなる。まぁ漫画だからそんなことは無いだろうけど、不戦勝くらいはあるのかなぁ…
梶原の指導力
雷を教えられた時の澤はバカ丸出しで、屍を工藤に仕込むときは楽観的でだった。でも、梶原の試合が終わった頃には梶原の考えを読む程にまでなっている。
さらに解毒法を聞きに来た吉田を制するために銃を抜いた時。銃の構え方が両腕でしっかり構えている。梶原が板垣組を襲撃した時は銃を斜めに構えていたのに!
工藤も梶原との死闘で成長したし、梶原はかなりの教え上手だな。あ~あ・・・俺も澤の師匠みたいな人に出会いたかったぜ。梶原「飲み物買ってきますけど何がいいですか?」俺「緑茶系でお願いします」
梶原が吉田に渡した屍
梶原が吉田に「使い方次第だが、役に立つだろう」と言って渡した小瓶。あれは多分、屍。
帰りの車で澤との会話、タン・チュンチェンに板垣組のトップへ嫌悪感を抱かせるための「種は撒いてきた」。これが板垣組を乗っ取る一つの手段だと言った。
梶原は「吉田はミスをする可能性が高い」と言っているが、そうりゃそうだ。
毒を渡されても、知識ないとうまく使えないよ。
使用方法、使用量、作用が何もわからないのに効果的に使える者はいない。
瓶にラベルが貼ってあって使用方法などが書いてあれば良いけど、屍は梶原自家製だからラベルは無いだろうし、もし敵に奪われた時にラベルに使用方法が書いてあれば逆に利用されるし…
梶原のことだから、屍の瓶のラベルには嘘の使用方法が書いてあるのか?
屍の嘘の使用方法を信じた吉田が、工藤の次の対戦相手である十兵衛もしくは佐川徳夫に毒を盛ろうとするが量が多過ぎ効きすぎる
↓
選手が毒に倒れ、陰陽トーナメントが混乱
↓
毒を盛った犯人を探し、板垣組の吉田と判明
↓
タンが板垣組に嫌悪感を持つ
↓
タンと板垣組が対立
↓
板垣組がタンと対立している隙をついて、組を乗っ取る
こういう作戦か?梶原がさっさと帰ったのは容疑をかけられないようになのか?
でもこれをやられるとトーナメントが台無しになってしまう…
第3試合の文さん対櫻井、事実上の決勝戦。
第4試合の金隆山対川口のパワー対決。
第5試合の上杉が一撃クリーンヒットを当てれば煉獄発動、芝原は打撃を捌ききれるのか?煉獄喰らっても脱出できるのか?
第6試合の「陽側の代表とでも言える関」対「何をするか分からない佐川睦夫」の対決。
第7試合の「底の知れない多重人格の三代川」対「開けっぴろげな性格の反町」の対決。
第8試合のプロレスはどこまでやれんの?というかカブトはブランクありすぎだろう…里見が普通に勝つんじゃね。と見せかけて以外と熱い対決になるかも。
という見たい試合が見れなくなってしまう。やるなら第1回戦が全て終わってからにして!
連載スピードを考えると陰陽トーナメントが終わるのはそうとうな先になるから、1回戦後だとちょうどいいかなぁと思ったり…
「帰趨」の工藤が手を伸ばしてそれが卜辻を決めたシーンとオーバーラップする辺りも加筆な気がしますー。と通りすがりから失礼しました。
ご指摘ありがとうございます。
記事に追加しました。