鬼がいる那田蜘蛛山に入った炭治郎、伊之助、善逸。
善逸は鬼を倒すものの、人面蜘蛛になる毒に侵されてしまう。
伊之助は”父さん”と呼ばれる鬼と対峙。
炭次郎は娘鬼をいじめていた累と出会う。
あらすじ
累と対峙する炭次郎
娘鬼を傷つける累に向かって炭次郎「何してるんだ…!! 仲間じゃないのか!!」
累「仲間? そんな薄っぺらいものと同じにするな。僕たちは家族だ。強い絆で結ばれているんだ。余計な口出しするなら刻むから」
炭次郎「家族も仲間も強い絆で結ばれていれば どちらも同じように尊い。血の繋がりが無ければ薄っぺらだなんてそんなことはない!! それから強い絆で結ばれている者は信頼の匂いがする。だけどお前たちからは恐怖と憎しみと嫌悪の匂いしかしない。こんなものを絆とは言わない。紛い物…偽者だ!!」
「お 丁度いいくらいの鬼がいるじゃねぇか」
突然現れた鬼殺隊員「こんなガキの鬼なら俺でも殺れるぜ。俺は安全に出世したいんだよ。隊は殆ど全滅状態だがとりあえず俺はそこそこの鬼一匹倒して下山するぜ」
累に斬りかかる鬼殺隊員だったがバラバラにされてしまう…
炭次郎(一瞬でバラバラに…っ)
累「何て言ったの? お前 いま何て言ったの?」
炭次郎(凄い威圧感だ空気が重く濃くなった。伊之助ごめん。頑張ってくれもう少し。この鬼を倒したらすぐ行くから 助けに行くから)
炭次郎「何度でも言ってやる。お前の絆は偽物だ!!」
お父さん鬼と対峙する伊之助
一旦、木の影に隠れている伊之助(こんな所で隠れてるなんて情けねェぜ。でも考えねぇと…太刀の通らない奴を斬る方法。どうする…どうする… 考えろ考えろ!!)
鬼が攻撃してくるが、避ける伊之助(アイツが戻るまで何とか…なんじゃああその考え方ァ!!! ふざけんじゃねーぞォ!!)
鬼に向かっていく伊之助「豚太郎の菌に汚染されたぜ。危ねぇ所だったァァ。考える俺なんて俺じゃねぇぇえぇ!!」
伊之助が鬼の腕を斬りつけるが途中で刃が止まってしまう。
もう一本の刀で斬りつけた刀の背を叩き、両腕の力で鬼の右腕を斬り落とす伊之助「しゃァア 斬れたァア!!」
伊之助「簡単なことなんだよ。一本で斬れないならその刀をブッ叩いて斬ればいいんだよ」
伊之助「だって俺刀二本持ってるもん ウハハハハ!! 最強!!」
鬼は逃げ出す。
伊之助「何逃げてんだコラァアア!!」
鬼を見失う伊之助「くっそォ あの野郎 どこ行きやがった」
伊之助「イギイイ もうウギィイ゛!!」
何かを感じ取った伊之助「そこかァアア」
木を見上げる伊之助。木の枝に乗っている鬼。
伊之助(こンのクソバカタレェ~ッ どこまで登っとんじゃ!! まだ俺に頭を使わせようって魂胆だな)
震えだす鬼。背中が破れて飛び出す鬼。
伊之助(脱皮した!!)
脱皮して一回り大きくなった鬼が伊之助の前に下りてきた。
伊之助(いやデカくなり過ぎだろ やべぇぞこれは)
感想
糸を仕掛けた仕草も見つかんないし最悪だよ
どこでやったのよ どこよ!!
そして強いんだよ この鬼!! 強い!! もう泣きたい!!
累の攻撃方法は糸を事前に設置していたのか? 糸を投げたり、空中に糸を発現させたりするのか? 安全第一で出世したい鬼殺隊員が、設置された糸に気付かずにあっさりヤラれるかなぁ? でも鬼殺隊員のほうを一切振り向きもしなかったしなぁ。どういう血鬼術なんだろう。もしかして累がヤッたと見せかけて泣いてた娘の鬼ほうがヤッたとか?
炭次郎からは泣きたくなるような優しい音がする
累の怖さを見た後でも引かなかった炭次郎。家族が禰豆子しかいなくなった炭次郎には累がヤッていることは許せないんだろうなぁ。自分がピンチなのに、独りにした伊之助のことを気にしてるし。
で、炭次郎のところにも”柱”が来たと思ったら… やられ役かよ! 成長した炭次郎と義勇との再会はまだか? そういえば山に入った直後に出会った鬼殺隊の村田さんは無事だろうか?
伊之助「気合いと共に頭も使うんだ 頭…あたっ…頭使う暇ないぞ 危ない!!今のギリギリだ!!」
猪突猛進!!猪突猛進!!だった伊之助が強敵と戦うことで考えることを覚えたか。豚太郎と相変わらず名前は覚えないが…
で、一旦考えたものの「考える俺なんて俺じゃねぇ」という考えに行き着いた伊之助。そして力に力を加えることを考えついて鬼の腕を斬り落とすことに成功した伊之助。その後の「だって俺刀二本持ってるもん」と言ってる伊之助かわええ。やはり伊之助はアレコレ考えずに猪突猛進で突き進むのが強いか。ケガしてふらついていたのも忘れてるし。
で、父さん鬼の決鬼術は脱皮して力を増すことか? 一時的に動けなくなるだけでノーリスクでパワーアップ出来るのかな? 強い力を使ったことでの反動とかのリスクは無し? 力を増すが持続時間が少なくなるとかだったら伊之助も戦えそうだけど…