無限列車で鬼に襲われた炭次郎達。
鬼の血鬼術で眠らされてしまった炭次郎達。
柱の煉獄が抗うものの、目覚められない。
起き出した禰豆子が寝ている炭次郎に爆血で火を点けた。
あらすじ
禰豆子の爆血で現実で燃え上がった炭次郎。夢の中でも燃え上がる。
火は消え、夢の中の炭治郎の服が木殺隊の隊服になり日輪刀も現れた。
目覚めるために弟や妹達と別れる炭次郎「ごめん… 行かないと。ごめんな」
炭次郎(ここに居たいなあずっと。戻りたいなあ。でももう俺は失った!!)
炭次郎(だけどいつだって想っているから。みんなのことを想っているから。忘れることなんて無い。どんな時も心は傍にいる。だからどうか許してくれ)
鬼を捜しに走り出す炭次郎。
その頃、鬼の命令を聞いた乗客達は寝ている炭次郎達の夢の中の無意識領域に侵入して、精神の核を壊そうとしていた。しかし未だ壊せないでいた。
列車の先頭で待っている下弦の壱「…手こずっているな。まだ誰の”核”も破壊できてないじゃないか。まぁ時間稼ぎができているからいいけれど」
夢の中の炭次郎は鬼を見つけられないでいた。
炭次郎(鬼がいない!! 今はただ眠ってるだけなのか…!!)
「炭次郎 刃を持て。斬るべきものはもう在る」
炭次郎の背後から父親の言葉が聞こえてきた。
炭次郎はその助言を聞き、斬るべきものを見つけた。
炭次郎(”夢の中の死”が”現実の目覚め”に繋がる。つまり斬るのは自分の頸だ!!)
炭次郎「うおおああああ!!!」
炭次郎は自分の刀で自分の頸を斬った!
感想
幸せが壊れる時にはいつも血の匂いがする
下弦の壱の鬼は鬼だなぁ(ホントに鬼だけど)。こんな夢を見せるなんて。炭次郎は家族を失ったことをもう一度深く思い出さなければいけないなんて。眠り鬼の魘夢は「人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので。夢に見る程好きなので」と言っていたからこういう血鬼術(能力が使えるようになったのが先か考えが先か分からないけど)が使えるのは自然なのか… 他にもこういう精神攻撃してくる鬼はいるだろうから柱のしのぶが疲れたというのも分かる…
修行した炭次郎が「夢の中に居たい」と心が折れそうになった。鬼に協力している列車の乗客は、夢を見るために鬼の言いなりになるのも仕方ないか…
そして炭次郎が目覚めようとして斬ったのが…自分の首! もしかして「夢の中の家族を斬って、夢を否定したことによって現実に目覚める!」ってくるかと思った… こっちで良かった。自分の首を斬るのも結構キツイけど。
炭次郎は今まで鬼に止めを刺す時でも優しさを見せたが、今回の鬼・魘夢にも優しさを見せられるのかなぁ… 炭次郎が憎しみでたたっ斬っちゃっても仕方ないけど、それをすると炭次郎の何かが壊れそうな気がするなぁ。
ほら御覧!!出たじゃない
出たじゃない!!
善逸の本性が出たじゃない!!!
無意識領域は無意識な部分だけあって、その人の本質が濃く現れるのか。
・煉獄は熱く燃えていた。
・炭次郎は美しく広く暖かかった。
・伊之助は洞窟になっていた。
・善逸は真っ暗で息苦しく体が重くなる空間だった。
煉獄と炭治郎は性格のままだけど、我が強い伊之助と善逸は… 伊之助の洞窟は昔住んでいた場所か? っそれとも意外と複雑な精神を持っていてそれが通路が複雑な洞窟となって現れているのか? 善逸の真っ暗なのはネガティブな思考そのものだろうなぁ。そして我の強さの象徴として出て来た善逸は「入ってきていいのは禰豆子ちゃんだけなんだよ」と言って男を排除しようとした。こいつ、ヤバイな。
はあああ!! 時間稼ぎにきてる 鬼が八割時間稼ぎに!!
下弦の壱が「時間稼ぎができているからいいけれど」と言った。時間稼ぎ? 援軍を待っているっていうのは”鬼は群れない”ので無いだろう。あの血鬼術に長時間かかるとさらに次の段階へと進むのか? それとも列車の到着先になにかが待ってたり?
自分の血鬼術に自信を持っていて、精神の核を壊すのは時間の問題だと思っているのか? それとも精神の核を壊せなくて炭次郎達が目覚めてしまったとしても、時間を稼げればいいのか?