那田蜘蛛山での鬼との戦闘が終わった。
しかし、炭次郎が鬼を連れていることがバレて拘束されてしまった。
目を覚ました炭次郎の前に9名の”柱”が姿を表し、そして”お館様”も登場!
あらすじ
お館様「お早う皆。顔ぶれが変わらずに半年に一度の”柱合会議”を迎えられたこと。嬉しく思うよ」
跪き頭を下げる”柱”達。
風柱・不死川「畏れながら柱合会議の前にこの竈門炭次郎なる鬼を連れた隊士について ご説明いただきたく存じますがよろしいでしょうか」
お館様「炭次郎と禰豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている」
風柱・不死川「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門・富岡 両名の処罰を願います」
お館様「では 手紙を」
付き人「はい」
付き人は手紙を取り出す「こちらの手紙は元柱である鱗滝左近次様から頂いたものです」
手紙を読み上げる付き人。
内容は「禰豆子は2年以上、人を喰っていない。もし禰豆子が人に襲いかかった場合は炭次郎、鱗滝、義勇が腹を切って詫ます。」と書いてあった。
お館様「人を襲わないという保証ができない。証明ができない。ただ、人を襲うということもまた証明できない。禰豆子の為に二人の者の命が懸けられている。これを否定するためには否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」
お館様「それに炭次郎は鬼舞辻と遭遇している」
それを聞いて動揺する柱達「柱ですら誰も接触したことが無いというのに!」「どんな能力だった!?」「場所はどこだ!?」「根城は突き止めたのか!?」
口の前に人差し指をもっていき静かにさせるお館様「私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない。恐らくは禰豆子にも鬼舞辻にとって予想外の何かが起きているのだと思うんだ。わかってくれるかな?」
風柱・不死川「わかりませんお館様」
自分の腕に傷をつける風柱・不死川「お館様…!! 証明しますよ俺が。鬼という物の醜さを!!」
風柱・不死川「オイ鬼!! 飯の時間だぞ 喰らいつけ!!」
風柱・不死川は腕から流れ出る血を禰豆子が入っている箱に垂らし始めた。
感想
お館様「俺はな もの凄く偉いんだぜ 舐めるなよ」
お館様「顔ぶれが変わらずに半年に一度を迎えられた」。前回、鬼殺隊を支えているのは柱だと説明されたが柱でも半年持たない程、鬼との戦いは過酷なのか。
そしてお館様は怪我じゃなくて病気?で目が見えないのかな? 「空は青いのかな」とか言ったり、手紙も読まなかったし。
でも、お館様は柱から本当に尊敬されているなぁ。鬼舞辻の情報を巡って柱達が騒ぎ出した時、口に指を当てるだけで黙らせた。あの個性的なのばっかりの”柱”達をそれだけで黙らせてしまうのは心から尊敬されて忠誠しているからだろう。お館様は強いかどうかは分からないけど、上に立つ者としての人柄は充分といったところか。
富岡義勇「俺は兄弟子だから我慢できたけど弟弟子だったら我慢できなかった」
鱗滝さんも元柱か。善逸の育手も元柱だったし、育手は怪我などで現役を退いた元鬼殺隊員がやってるのかな?
禰豆子が人を襲った場合、鱗滝さんだけでなく義勇も切腹を了承していた。第1話で炭次郎が「見逃してくれ」と義勇に頭を下げた時には「生殺与奪の権を他人に握らせるな」と怒っていたのに… 義勇が自分の生殺与奪の権を禰豆子に握らせていたとは… 義勇はそれだけ鱗滝さんのことを信頼しているんだなぁ。そして鱗滝さんが信頼した弟弟子の炭次郎のことも信頼してるんだろうなぁ。
そういう想いを感じ取って炭次郎は涙を流していたのか。
鬼舞辻はなんで姿を見せない?
自分だけ助かろうとしてるんですか?
「私は完璧に近い生物だ」とかそういう事ずっと言っていて恥ずかしくないですか
あなたの鬼を増やす能力は一体何のためにあるんですか?
鬼舞辻には柱も遭遇していないのか。それほど用心深いってことかな? 部下である鬼にも鬼舞辻の名前を言えば死んでしまうという呪いをかけているし。
炭次郎が鬼舞辻に会った時、鬼舞辻が炭次郎の耳飾り(炭次郎が父から受け継いだ耳飾り)に反応していたけど、柱達は炭次郎の耳飾りのことは知らないのかな? お館様なら知ってるかもしれないけど、目が見えなさそうだしなぁ… 名字で気づいたりしないかな? 炭次郎の一家を襲ったのは鬼舞辻だから、竈門家に何か因縁だったりがありそうだけど。禰豆子が鬼になっても人を襲わないことにも関係ある?
“柱”と仲良くするのは無理なようですね 残念残念
「炭次郎のことを認めてほしい」とお館様に言われた時、霞柱の時透「どちらでも… すぐに忘れるので…」
すぐに忘れる?忘れっぽいのか? 記憶力が無くなる何かがあるのか? でも記憶力がなくなったらここに居られないだろうし忘れっぽいだけか? これは能力の一端かな?
不死川が自分の腕を傷つけた時、恋柱・甘露寺(何してるの? お庭が汚れるじゃない)
心配するのは庭が汚れるほうかよ! 傷だらけの不死川に一個傷が増えたところでかまわないのか、お館様の庭を汚すのがそれほど気がとがめるのか… わからんなぁ…
風柱・不死川「お館様…!! 証明しますよ俺が。鬼という物の醜さを!!」
鬼のことを”物”呼ばわり。ここまで拒絶するのは過去に鬼と何かあったのかな? 炭次郎の一家も鬼にヤラれたし、不死川が同じ目に会っていてもオカシクない。
そして不死川に血を垂らされた禰豆子。禰豆子は血に反応するかどうか。今まで戦いになって周りが血を流しても禰豆子は反応しなかったし大丈夫かな? これを乗り越えられれば何とか認めてもらえるか? それでもまだ表面上で、心から認めてもらえるにはまだまだこれからだろうけど。