魔女の森で腕のケガを治してもらい、攻めてきた白夜の魔眼とダイヤモンド王国と戦うアスタ。
魔法を吸収してエネルギーにするラドロスに追い詰められたアスタが黒いカゲに包まれた…!!
あらすじ
アスタの意識の中、黒いカゲが話しかけてきた「オレが現世に実体を持つチャンス…オマエの体もらうぜ」
アスタを掴もうとする黒いカゲ。
避けるアスタ「いきなり何すんだテメ~!!」
黒いカゲ「オレに意識を委ねろよ。気ぃ失うだけでいんだから。オマエじゃ勝てねーからよ。諦めろって」
アスタ「諦めないのがァァァァァ…!!! オレの魔法だ」
目を覚ますアスタ。
剣を握ったアスタの右腕は黒いカゲに包まれていた。
ラドロス(一瞬で起きやがった…)
ノエル(この感じ… 魔力――・・・じゃない…!?)
その様子を水晶玉で見ていた魔女王「意識を失うと思ったが…どうやら制御出来たようだな… 断魔の剣には反魔法のエネルギーが絶えず流れている。故に本来なら何人も握れぬはずが魔力の無いオマエにはその力は流れる。オマエはその力の出力・停止を無意識に行っていた。治療時に輸血した私の血を使い、力の流れを速め、今その出力の箍を意図的に外した。これにより反魔法の力は激流の如きものとなり、オマエ自身も反魔法の憑代となる」
魔女王「…ヤツの血縁の者かと睨んだが…違ったな。オマエは体に魔が宿らなかったただの欠陥品だ。…だがそれ故にその剣を握れた… オマエは特別でも何でも無い。だからこそ特別な存在たりうる」
立ち上がったアスタ(なんだ…これ… びっくりするくらい頭が冴えてやがる… そんで力が漲って来る)
ラドロス「何なんだオマエは…!! オレの前から…消えろォォォォ!!!」
アスタへ魔法を放つラドロス。
アスタは剣を前に翳し、ラドロスの放った魔法に逆流して向かっていく。
魔女王「もはやあらゆる魔法はオマエの前で意味を成さない。仕留めろ」
ラドロス「無敵になったオレの魔法だぞ―!?! 来るんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ラドロスはさらに魔法を放つがアスタは止まらない。
アスタ「高め合ったオレの方が強い!!!」
アスタの剣はラドロスを斬りつけた!
感想
魔女王が言っていた『ヤツ』って誰だ? 魔力が無いアスタがその血縁かと予想していたんだから、ヤツも魔力が無いのか?
パワーアップしたアスタ。剣だけじゃなくてアスタの身体自体も魔法無効化か? 敵の攻撃は無効化できる反面、仲間の補助魔法だったり回復魔法だったりも受け付けなくなるのかな…?
今までフィンラルの空間魔法を、アスタが反魔法の剣ごと通り抜けられたのはONOFFしてたのね。で、今後は空間魔法でワープは使えない? この状態でもONOFF出来るのかな?
溢れ出る反魔法は魔力を追尾するとあったけど、反魔法は魔法を喰うみたいな感じ?