蝶屋敷で身体を治し、機能回復訓練を受ける炭次郎達。
善逸と伊之助は途中で訓練を投げ出す。
しかし炭次郎は訓練を続け、全集中の呼吸を四六時中やるという方法を見に付けた。
強くなった炭次郎を見た善逸と伊之助は…
あらすじ
炭次郎に置いていかれた善逸と伊之助。
炭次郎が教えるも上手くいかなくて落ち込む二人。
そこへしのぶがやって来た「炭次郎君が会得したのは全集中・常中という技です。全集中の呼吸を四六時中やり続けることにより、基礎体力が飛躍的に上がります。これはまぁ基本の技というか初歩的な技術なのでできて当然ですけれども会得するには相当な努力が必要ですよね」
伊之助の肩に手を置くしのぶ「まぁできて当然ですけれども」
伊之助はしのぶの言葉で奮起する「はあ”ーん!? できてやるっつーの当然に!!」
善逸の手を握って語りかけるしのぶ「頑張ってください善逸君。一番応援してますよ」
顔が真っ赤になる善逸。大奮起。
しのぶの言葉に奮起して、九日で全集中・常中を会得する善逸と伊之助。
そして炭次郎は人に教えるのが爆裂にヘタだった。
炭次郎「伊之助 もうすぐ打ち直してもらった日輪刀がくるって!」
蝶屋敷の門の前で鋼鐵塚を迎える炭次郎。
鋼鐵塚さんは日輪刀を折った事に対して怒っていた。
炭次郎を一時間追い回す鋼鐵塚さん。
鋼鐵塚さんと一緒に来た鉄穴森(かなもり)が伊之助に日輪刀を渡す。
伊之助のノコギリ状だった日輪刀が綺麗な刃になっていた。
それを見た伊之助は石で刀の刃を叩き、再びノコギリ状の刃に変えてしまう。
その様子を見た鉄穴森「ぶっ殺してやる この糞餓鬼!!」
キレる鉄穴森を抑える炭次郎「すみんませんすみません!!」
善逸は禰豆子が入った箱の横で語りかけていた…
とある屋敷
屋敷の中に入った鬼。目には『下陸』の文字が。
他にも鬼がいた。それぞれ十二鬼月の下弦の鬼達だった。
下弦の壱、弐、参、肆、そして陸の5人の鬼が集まった。
着物を着た女が現れ「頭を垂れて蹲え 平伏せよ」と命令する。
床に膝を付け、頭を下げる鬼達。
下弦の陸(無惨様だ… 無惨の声。わからなかった 姿も気配も以前と違う 凄まじ良い精度の擬態)
無惨「塁が殺された。下弦の伍だ。私が問いたいのは一つのみ『何故に下弦の鬼はそれ程までに弱いのか』。ここ百年余り十二鬼月の上弦は顔ぶれが変わらない。鬼狩りの柱共を葬ってきたのは常に上弦の鬼たちだ。しかし下弦はどうか? 何度入れ替わった?」
下弦の陸(そんな事 俺たちに言われても…)
無惨「”そんな事 俺たちに言われても” 何だ? 言ってみろ」
下弦の陸(思考が…読めるのか? まずい…)
険しい表情の無惨「何がまずい? 言ってみろ」
感想
なんで一人で?
自分だけ会得しようとしてるんですか?
こうしてこうとかそういう事ずっと言っていて恥ずかしくないですか
あなたの口は一体何のためにあるんですか?
全集中の呼吸を四六時中やる技が全集中・常中。基本で初歩の技。柱や継子のカナヲなど上位の実力者しかやっていないのに? 炭次郎や善逸は育手から何故教えて貰えなかったんだろう? 鬼と何度も戦った今の炭次郎達が、理論は分かっても使えるようになるまでは時間がかかった。育手の下に居た時はまだ使える程強靭な身体では無かったということか?
伊之助は全集集中の呼吸はどこで覚えたんだろう? 鬼殺隊員から刀を奪う際に呼吸法も教えてもらったのか?
そして炭次郎に比べてしのぶは教えるのが上手いなぁ。柱だと教えるのも上手くなるのか? 継子や引退して育手になったら弟子に教えなきゃいけないしで、教え上手になっていくのかな? 炭次郎が強くなって柱になったら、その時には人に教えるのが上手くなるだろうか?
鋼鐵塚は刀鍛冶だからキレたけど…
鉄穴森も我慢できなかった
刀を折った炭次郎に腹を立てた鋼鐵塚さん(37歳)が一時間も追い回すとは。そして一緒に来た鉄穴森は平穏な性格なのかと思いきや、伊之助が刀をボロボロにしたらこっちもキレた! 伊之助にキレてた鉄穴森は爆血を使えるんじゃないだろうか?ってほどにキレた!! 打った刀は自分の子供みたいなものだからキレるのはしょうがないかなぁ。
キレた鉄穴森を抑えている炭次郎は長男っぽいな!
やめろ そういうことするの
部下と話をする時はやめておけ 関係が悪化するぞ!!
将来のこともちゃんと考えろ!!
鬼殺隊の頭であるお館様は、柱達に尊敬されていて本当に慕われているのが分かる人物だった。反対に鬼達の頭である鬼舞辻無惨は、威圧的に押さえ込むだけ。対称的だなぁ。
そして鬼舞辻は心が読める? 心が読めるなら普段から部下の鬼達の心の中の声が聞こえてくるし、人間を喰う鬼達の心の中なんて荒ぶれてるだろうし… 威圧的になっちゃうのも仕方ないかなぁ… 裏切りの声も聞こえたりして信用できなくなったのかなぁ… 鬼が”鬼舞辻無惨の名前を口に出せば死ぬ”呪いをかけているのも信用してないからだろうし…
十二鬼月の上弦の鬼がそんなに強いなんて
胸が痛むわ 苦しいわ
無惨「ここ百年余り十二鬼月の上弦は顔ぶれが変わらない。鬼狩りの柱共を葬ってきたのは常に上弦の鬼たちだ。しかし下弦はどうか? 何度入れ替わった?」
同じ十二鬼月でも下弦と上弦はそれほどまでに力の差があるのか。
下弦の伍の塁は柱の義勇にあっさり倒されたけど、上弦の鬼には敵わないということか。
お館様が柱合会議の前に「顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたことを嬉しく思うよ」。柱達は半年間は上弦の鬼と会っていないのか? あれだけ派手に強がっていた柱達でも上弦の鬼には敵わないのか? 今は鬼達のほうが勢力は上か。ここから鬼殺隊達が巻き返すには…鬼の禰豆子が鍵になったりするのかなぁ?