【ザ・ファブル　The second contact】53話「頼もしい男・・・・。」爆笑された男・・・・。

ルーマー側は、相手はファブル4人だと見抜き、街に仲間を呼び寄せた。一方、元ファブル側は倉庫で敵の襲撃に備えていた。

あらすじ

倉庫

夜が明け、鷹一とクロは先の先を見据えてあちらこちらへ電話をかけていた。

そんな中、アザミとユーカリの2人ともにレンタルおっちゃんの依頼が舞い込んできていた。

ルーマーの待ち伏せの可能性も考え―――
アザミ「罠にかかってやろうか～」
ユーカリ「そのほうが事が早く運ぶなぁ～」

依頼の待ち合わせ時間は2人とも日中なので、明るい内は目立つのでルーマーは倉庫に攻撃を仕掛けてこないだろうと予測。

アザミ達は鷹一に、ルーマーの罠の可能性も踏まえてレンタルおっちゃんの依頼を仕事に行くと言い出す。

鷹一は2人を送り出すことにした。

クロ「いいんスか？　行かせて・・・・」
鷹一「あの二人だってプロやろ―――　倉庫に縛り付けてもなぁ～　この状況なら―――　逆に―――　アイツらが動いてくれたほうが面白い―――！」

レンタルおっちゃんの依頼者
ユーカリの場合

ユーカリは待ち合わせ場所の公園のそばのベンチに向かった。

まずは隠れて様子を見てみると、依頼通りの見た目の女性がいたが、もう一人女性もいて談笑していた。

ユーカリはそばに歩いて寄って話を始めると、もう一人は付き添いで来たという。

ユーカリ（今の所はまったく怪しい気配はない―――・・・　油断するなよ～　些細な違和感を見逃すな―――・・・・）

レンタルおっちゃんの依頼者
アザミの場合

アザミは待ち合わせのカラオケボックスの一室で、依頼者を待っていた。

周りを見回して、武器になりそうな物を見定めていると、ドアがノックされて依頼者の男性が入ってきた。

奇抜なファッションをした依頼者「どうも～」

アザミ（こっ・・・・　これは―――・・・　怪しすぎる！　怪しすぎるだろ‼）

感想

余裕がある奴ら・・・・。

ユーカリがアザミを起こし、レンタルおっちゃんの依頼が来ていることを話す―――。

浅見進さん、11時起床―――。寝すぎやろ～！　しかも「朝か―――」って言ってるし―――時間の感覚もない・・・・。それだけこんな状況でもちゃんと休息取っているということでもあるが・・・・。どんな状況にも動じない、普段通りに動ける、散歩でも行くように―――ということでもあるが・・・・。

この状況でアザミとユーカリ、2人にレンタルおっちゃんの依頼が舞い込んだ―――。ルーマーの罠だとしても、そっちのほうが事が早く進むと、依頼を引き受けた―――。

レンタルおっちゃんの仕事が罠だとしても向かうか～。待つよりも攻めるほうが手っ取り早いってことか―――。元ファブル側は相手の人数も分かってないからなぁ～。敵の情報はこの3人しか分かっていない・・・・

使う手口も「どく」のみしか知らない・・・・。その「どく」を2回も喰らってしまう元ファブル側・・・・。クロがルーマーに襲われて佐藤に助けてもらって倉庫に運ばれてきたが、アザミとユーカリはどうせなら別の手口を喰らえよと思ったのかぁ～？　そして俺達なら同じ手は食わないという自信かぁ～？

ユーカリが倉庫がガラ空きになることを心配したが、アザミは「日中なら大丈夫だろ～　お互いに目立ちたくはね―――」

日中は明るいし、通行人もいる―――襲ってくるなら、人気が無くなって倉庫に近づく姿も見られにくい夜中が最適だと踏んだか―――。さすがは実戦経験も豊富なアザミの冷静な判断力―――！って、夜中に思いっきり寝てたやん―――ッ！

メガネのズレた位置も変わるほど爆睡してるやん―――ッ！

アザミは鷹一とクロを見て「仕掛けもあるし、あの二人もいる―――」って言っていたが、あの仕掛けはプロの殺し屋相手でもどうにかできる仕掛けなのか―――？　あの仕掛けがあったから爆睡していられた―――？

おまえだけ立ってたら―――
おまえらが怪しそうに見えるみてえだろ・・・・。

ユーカリがレンタルおっちゃんの依頼者に会いに行くと、依頼者は付き添いの女性と一緒に待っていた―――。

ファブルと同じ様にルーマーも2人1組で動いている―――この2人はもしかして・・・・。ベンチに座って待っているのは依頼者―――で、付き添いは立った状態―――。この後、付き添ってくれたお礼として何か奢るとか約束していたとしても―――付き添いに来てもらった友達を立ったままにさせるか～？　普通ならこう言う―――

2人ともベンチに座ってしまうと後方が死角になってしまうからこのフォーメーションで待っていた―――？　そして―――ドレッドヘアという、マスクをしていても分かる特徴を知っているのに、相手から声をかけるまで黙ったまま―――。これは些細な違和感なのかぁ～？　「女の殺し屋って案外多いんだよな―――・・・・」という前フリもあった―――。もしやルーマー・・・？

でもこの依頼者が普通の依頼者だったのなら――――ユーカリを選んだ理由は、ドレッドヘアをしている奴ならある程度遊んでいる奴なんだろうとして選んだんだろう―――。ユーカリはちゃんと恋愛相談に答えられるのか―――？　そっちのほうが難敵だったりして～。

おまえだけ立ってたら―――
おまえがエ○そうにしてるみてえだろ・・・・

アザミがレンタルおっちゃんの依頼者を、カラオケボックスの一室で待っていた―――。そしてドアを開けて入ってきた人物は―――

コイツはルーマーよりもヤバイやつやん―――ッ！　言葉巧みにユーカリを脱がせた話術を持つプロやん―――ッ‼　前よりファッションがパワーアップしてるし！　もしかしてコイツは本当にオシャレを研究していたのか―――!?　方向性はぶっ飛んでいるが・・・・殺し屋の世界も時代に合わせて進化していくように―――ファッションの世界も進化していって、常人には理解出来ないこの形になったのかもしれ・・・・んなわけあるかっ！　アザミは武器に出来そうな物に目星を付けていっていたが―――コイツの前では服すら剥ぎ取られて無防備な姿にされてしまうぞ―――ッ‼

今までアザミはユーカリや洋子やクロを笑ってきた―――。それが前フリで―――今度はアザミが笑い者に・・・・？　クロが洋子から話を聞いていたのに同じ手口でやられてしまって笑っていたが―――アザミもユーカリがかかった同じ手口でやられてしまうのか―――？　この依頼者はユーカリが会った変態野郎と同じだと気付いても―――ユーカリは最後まで依頼を引き受けたということで、アザミも負けじと引き受けるのか―――？　得意のウソ泣きをして逃げるっていう手もあるが、なによりプロなら引き受けるはず――――。

しかしユーカリはこの男の依頼を受けて―――

寝付きが悪くなってしまった―――・・・・。ファブルはどんな状況でも熟睡できるはずだったのに、こんなにうなされるようになってしまって・・・・。コイツがファブルを一番追い詰めた人物じゃないのか―――？

そうなると―――アザミもあれだけ爆睡できていたのに―――コイツの毒牙にかかってしまうと・・・・

ルーマーと戦う前に早くも一人、戦線離脱―――・・・・？