みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル The second contact

【ザ・ファブル The second contact】23話「考える男・・・・。」一緒に歩けない男・・・・。

投稿日:

真黒組はファブルと手を切った。それを知った紅白組が、真黒組を取り込むチャンスだと揉め事を起こしだした。海老原はそれを収めたが、紅白組はルーマーと呼ばれる組織を動かし始めて・・・・

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あらすじ

夜道

タクシーから降りた高辺。

周りには誰もいなく、マスクを取る。

すると知らぬ間に男が後ろに立っていて・・・・

大西市駅

静が佐藤にボディーガードしてもらうために待っている。

佐藤から電話がかかってきて、近くで見守っているからそのままいつものように歩いてと指示を出す。

佐藤「この前の事もあるからな――― 誰か尾けてないか用心しよう―――」

駐車場

川萩と高辺がクロを襲った駐車場。

そこで高辺は謎の男に、ロダンの「考える人」のポーズを取らされていた。

謎の男「考える人 完成――― なぜこうなったのか――― 自分はどこで間違えたのか―――・・・・ 死してなお考える――― 芸術だね~」

考える人

高辺はすでに死んでいた。

謎の男に電話がかかり、メールで女の写真を受け取りチェック「あ―――― わかった―――」

大西公園

静は佐藤と電話しながら公園まで来ていた「一緒に歩いてほしかったなぁ~・・・・ そっちのほうが安全だし―――・・・・」

佐藤「大丈夫――― ちゃんと守ってる」

静「そうかもしれないけど・・・・」

静と距離を取りながら電話をしている佐藤。ふと横のベンチに目をやると、松代の舎弟が座っていた。

松代の舎弟は、高辺と同じく「考える人」のポーズで死んでいた。

殺し屋

佐藤はそれを厳しい目を向けただけで歩いて離れる。

紅白組

ルーマーの男が電話で連絡を受け「二人済んだ―――」

松代「少しさびしくはなるが―――・・・・ 役立たずと同じ船には乗れん―――」

倉庫

ユーカリはソファで爆睡している。

アザミに電話がかかり、出ると佐藤からだった。

明

佐藤「しばらく警戒したほうがいい――― 紅白組のバックのプロが動いてる―――」

感想

カンが良い男・・・・。

佐藤は静と一緒に歩かずに離れながら尾行を警戒する―――。

「そのままで――― キョロキョロしない―――」とか非日常感があってさらに惚れてしまうやろ~。川萩の話を聞いてないから・・・・。ややこしい事になりそうや~と思ったら、さらにややこしいことが起こり―――・・・・

大西公園に入ると、佐藤は松代の舎弟の死体を発見した―――。

殺し屋

最初は松代の舎弟の頭だけ描写され、佐藤でも気付かなかったのか―――?と思ったら―――死体でした―――。静との電話の会話で「殺し屋だったりして―――」と上手いこと合わせる演出してる―――! 殺し屋だった事を償おうと人助けをしている佐藤だったが、自分は殺し屋だったという現実が突きつけられる―――。ふつうの世界の人間ではない、一緒には歩けない裏の世界の人間だと―――・・・・。

選考する男・・・・。

高辺の前に現れたのは、松代と会話していたルーマーの男が呼び寄せた男だった―――。その男は高辺と松代の舎弟を始末した―――。

考える人

高辺の死体を『考える人』のポーズで置いた場所は、クロを襲った駐車場―――。松代の舎弟の死体を『考える人』のポーズで置いた場所は、太西公園―――。それぞれがミスをした場所―――。「自分はどこで間違えたのか―――・・・・ 死してなお考える―――」。高辺や松代の舎弟は、ルーマーからすれば雑魚―――取るに足らない存在―――。そんな奴相手でも下調べをしている―――。コイツが用心深いからなのか、コイツが殺り方に拘っているから調べただけなのか―――。芸術家気取りだから後者のほうっぽいなぁ~。この芸術を実現するために―――相手が抵抗する間もなく綺麗に死体にする力量―――。高辺とかは雑魚とはいえ、傷もない、血が飛び散ったりもしていない、綺麗な状態で始末している―――。服で隠れている部分には痣があったりするんだろうか~? それとも薬品使ったのか~? 佐藤はその辺を見て「紅白組のバックのプロが動き出した」と感づいたんだろう―――。

この強敵の芸術家を相手にするなら―――元ファブル組から芸術家を相手にする奴を出すならコイツだろぉ―――! 芸術家を相手に、きっちりと仕事して満足させたこの男~

芸術家

ユーカリが芸術家気取りを相手にするのに相応しい~。まさに一肌脱いでもらおう~。ユーカリはいいトコ無かったことだし―――キッチリ仕事するところを―――レンタルおっちゃんのような仕事ではなくプロとしての仕事を久々に見せてもらいたい―――。

最後を考える人・・・・。

ルーマーが、使えない高辺と舎弟を消した―――。松代は寂しいと言いながらもルーマー達の仕事ぶりに喜ぶ―――。

松代 ぱっ

こっちは弱者と一緒に歩くを考えずに、部下でも切り捨てる―――。ふつうの人達と一緒に歩きたいと考え出した佐藤達とは対称的―――。それにしても松代の「ぱっ」は部下への合図だけでなく嬉しい時もやるのか~。山岡じゃないけど―――松代の最期の言葉は「ぱっ」になるんやないやろなぁ~? 気になる~。

アザミは佐藤からの電話を受け取った―――。

明

天涯孤独さんはちゃんと「明」と登録してるんだな・・・・。

天涯孤独

アザミは佐藤から紅白組のバックのプロが動き出したことを聞いた―――。

佐藤達から動くのか―――? 元ファブル達は殺しを封印しているハンデはあるが―――・・・・。海老原との事もあるし勝手に動くのは―――・・・・。海老原には世話になっているし、「ありがとう」の言葉を聞きたいという行動理念を持ったアザミ達は勝手に動くかも・・・・。まぁ向こうから洋子を目指して動き出しているからそこから始まるだろう―――。洋子は佐藤から連絡を受けたらタコちゃんのところから一旦離れる~? 洋子は町中で山岡に感づかずに近寄られたことがあった―――。ルーマーのパーカー着ている奴は山岡レベルでは無いだろうが、タコちゃんを守るという事もしなきゃいけなくなると洋子だけだとちょっと不安―――。”ふつう”の暮らしを始めたのに、どこで選択を間違ったのか―――・・・・。最後に自分が選択を間違ったと気付くのは元ファブル達になるのか―――ルーマー達になるのか―――。

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  1. 匿名 より:

    第二部で最高の回だったな。第一部を含めてもトップ5に入る演出だった。北野武的な事後演出。明が歩く事による距離感も上手く表現されていた。

  2. 匿名 より:

    ユーカリ芸術家にすんなーw
    いや〜、味方がやられたわけでもないのに凄い引き込まれた回だった
    構図をリンクさせるのやっぱ上手いなぁ

  3. みーたん より:

    ヨウコさんが余り美人に見えなくなったせいなのか静さんがかわいく見える
    予想どうりアキラに惚れてるなー
    ルーマーが動き出したけど使ったのは毒物じゃないかな?
    となるとユーカリの腹を壊したことの無い体質がこの先何か強みになるんでは・・・?!

  4. ファブルネタバレ好き より:

    待ちに待った展開だなー
    セカンドコンタクトでヨーコ登場が遅れたのは、アキラに過去標的の遺族現況調査を頼まれたから、との事だったが、もしかしてルーマー組織への調査も行っていたかも?

    それでアキラがクジラ組にちょっかい出すと同時にいち早くタコちゃんガードに動き出した?

  5. 匿名 より:

    はて、感の良い明君は前からルーマの存在知ってたの?クジらにはプロのケツモチついてるって知ってたの?

    松代は砂川と同じやね
    やはり、存在すらどうでもよくなっていたあの部下二人はご挨拶がてらに消されたけど

    それをやったそいつもルーマの構成員の中において実力的には下の方なんだろうな多分
    人物陶芸作製のセンスも必要みたいだね

  6. 匿名 より:

    ボーンアルティメイタムみたいだね

    プロ同士の出し抜き合いの面白さをまずは表現して欲しい

    作者側スタッフとかには色んな演出のアイデアとかを提供する人がいるんだろうなと思うんだけど

    画は上手くなったのは勿論だが、作者のデビュー作、その当時からは考えられん程の演出、表現の巧さがある

    省いた空間の描写がどんなだったかを読者に想像させるような演出やね

  7. 匿名 より:

    ルーマの人マヂラブのボケの人みたい

    前作ではヤナキブソン似のキャラ描いたくらいだから、今回も芸人をモデルにルーマを描いたか?

    セカンドシーズン序盤でこの対決構図、物語の終盤はどうすんねやろ

  8. ファブルネタバレ好き より:

    襲われる事を警戒しながらアキラの前を歩いているはずの静ちゃんはベンチに座る人影(死体)に気付かなかったのか?

  9. 匿名 より:

    洋子のデリンジャー、そろそろ火を吹くのか

  10. みーたん より:

    いつも家で真っ裸で見えそうで見えないアキラ・・・
    アキラ100%からきているのか

    それはともかくクジラの二人が死んであんな目だった死体はニュースになるし
    カワハギ君と静ちゃんは真っ先にアキラがやったと思ってしまいそう

  11. 匿名 より:

    貴方にピッタリの死に姿をプロデュースします

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