双亡亭破壊作戦開始。
双亡亭に入った凧葉、紅と超常現象能力者達と特殊災害対策室の隊員達。
螺旋階段の下から何かに取り憑かれた人々が襲いかかってきた…
あらすじ
科学者グループ「磁場が急速に変わった」「生体的敵性行動!『夢内歩行』ではありません!」「キルリアン値が異常!霊、もしくはそれ以外によって、人体が支配されているのは確かです」
アウグスト博士「認定、『憑依』!!」
取り憑かれた人々を撃つ特殊災害対策室の隊員達。
凧葉「なんだよ… 隊員… 冷静に撃ってるよ… 相手は人間… 元は同僚だろォ…」
宿木「過去の事例からこの<双亡亭>の中では想定されたことだ。命令は『全ての障害を排して<双亡亭>を破壊せよ』だ」
隊員に命令する宿木「『爆破部隊』と護衛隊、奥に進め!」
護衛隊が憑依された人々に襲われる。
それを助ける朽目「やれやれ、完全に取っ憑かれてあがる… 『落とす』のもめんどー。ラッキーなコトに宿木隊長も『殺人罪』にゃなんねえって言ってたから… まとめて消えてもらおうかよ」
朽目「オレの<験力>を食らえや!!」
憑かれた人々を験力で吹き飛ばす朽目。
鬼離田姉妹「あらあら視えますわ!この方達の悪い所は全てですわ!」「お身体ごと潰してさし上げましょうね!」「そうね お姉さま!」「そうしましょう お姉さま!」
鬼離田姉妹「雪代、琴代、貴女達に鬼神を降ろしますよ」「ああ楽しみ」「どちらの鬼神が降ろされるのかしら」
呪文を唱える鬼離田姉妹の姉「来たりませい 荒鬼神!『お糸童子』括り潰してたも!」
召喚されたお糸童子が憑かれた人々の耳に糸を通していき、糸を引っ張ってお互いの頭をぶつけさせて倒す。
凧葉「うひいい~!なんだよココ、オバケ屋敷だろ!?ヒトが襲って来るのかよ~」
紅「この人達は何かに取り憑かれてます!祓おうにも多いので、儀式が踏めません!!」
凧葉「でも… いんげんだろ? 殺しちゃ かわいそーだぜ~」
紅「そうです。命は奪えません!ですから… ニ雷流短刀術 鷹羽の構」
小刀の柄で憑かれた人々の足を折っていく紅。
凧葉「地面を転がって一発で足を折って回るって… なんてえジョガクセーだ」
憑かれた人々に隙を疲れそうな紅「しまっ…」
紅を狙った憑かれた人々が炎に包まれる…
紅を救ったのはジョセフィーン=マーグの人形『パイロメアリー』だった。
科学者グループ「広範囲電磁場逆転機<レオノラパイパー>準備よし!」「アウグスト博士 ご支持を!」「博士、ヤツらが来ます!早く…」
アウグスト博士「それでは… ここで終わってしまうだろう? 我らの欲しいのは更なるデータだ」
科学者グループ「ですが博士!殺されてしまいます」
アウグスト博士「うろたえるな!我々には生物にも霊体にもダメージを与える、これがあるだろう…?」
アウグスト博士に襲いかかる憑かれた人々。
憑かれた人々を一瞬で黒焦げにするアウグスト博士。
アウグスト博士「携帯式電磁エネルギー放射システム『転換器』」
一旦落ち着く戦況。
凧葉「あんなにいたのに… あいつらにだって家族もいたろうによ… みんな殺しちまって…」
森田「ああなったら、もう元には戻らないコトは研究されてますので…」
紅「でもこんなにたくさんの人が取り憑かれてるなんて… 初めてです…」
朽目「オレもさすがにそー思うぜ… なんかここはおかしいんだ…」
鬼離田姉妹「おほほ… その理由を教えましょうか… 私にはさっき視えましたわ」
バレット=マーグ「妻は知ったようだが、それはなんだ?」
凧葉「なんだよ、何かわかったのかよ…!?」
鬼離田姉妹「あら、驚かないでくださいませね。実はね…」
特殊災害対策室の隊員「あ… 投光器の調子が…!」
鬼離田姉妹「<双亡亭>はね…」
投光器の光が消え、暗闇に包まれる…
感想
まさかアウグスト博士が直接戦うとは!
これは携帯式って言ってるから後ろに控えている機械<レオノラパイパー>は凄い威力なんだろうな。その分、運ぶのが大変そうだけど。
鬼離田姉妹も視るだけと朽目に言われていたけど戦える技もってた。朽目もそうだけど、やっぱりプロでやっているだけあるってことか。
紅「命を奪えません!」って言って『命は守るべし!』って感じで足を折るだけにしていたのに、ピンチになった時にパイロメアリーが吹き飛ばした… 紅の苦労報われず… 婆ちゃんが助けてくれたのは、前回 紅が庇ってくれたことの借りを返したのか?
で、みんな技を披露したけど紅が1番地味だな… 今回の紅は相手を気遣った攻撃だから、本気でヤる気なら凄い技があるのかなぁ?
お祓いするべし?しないべし?
取り憑かれた人達を見た紅と朽目は「祓える」とか「落せる」とか言ってるけど、森田は「元に戻せないと研究でわかった」と言ってる。
戻せるのか?戻せないのか?
特殊災害対策室の研究では無理だったけど、紅とかの力を使えば戻せるのかなぁ?
アウグスト博士がデータが欲しいって言ってるし、特殊災害対策室のデータは欲しいだろうから、一人ぐらい捕まえてお祓いしてみるとかしないのかな? 宿木が言ってた命令通り、双亡亭を破壊するのが優先か?
今回は言うなれば雑魚戦で、キャラの技お披露目だった。次回は強いヤツが出てくるのかなぁ? 双亡亭から一回退散するとかあるかな? そうなれば斯波総理や緑郎みたいに「双亡亭壊すべし!」って復讐に取り憑かれたりするのか? 紅達は大丈夫かもしれないけど、凧葉や宿木達は取り憑かれそうだけど…