みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

双亡亭壊すべし

【双亡亭壊すべし】26回「更衣室」窒素に弱いからおまえのカラダをよこすべし

投稿日:2016年10月5日

双亡亭内で取り憑かれることから逃れた凧葉と紅。
青一と緑郎は斯波総理と桐生防衛大臣に国会議事堂内にある『溶ける絵の控室』に案内された。
絵には板が打ちつけられていたが、双亡亭に関わる物だと判断した青一がドリル状になった手で攻撃した。

 

スポンサードリンク

あらすじ

国会議事堂内の『溶ける絵の控室』

桐生防衛大臣「あの絵に手を出しおった~! 私達は<双亡亭>に何か関わりがありそうな その子の反応が、ただ見たかっただけだったのに…!!」

絵に打ちつけられた板が青一の攻撃で割れ、絵があらわになる。

緑郎「あれ…なに? 絵じゃ…ない…」

絵から無数の手が出てきて青一を掴もうとする。

緑郎「青一くん~!!」

双亡亭内の凧葉と紅

凧葉「この家はきっとフツーのお化け屋敷じゃねえな?」

紅「入る前から薄々は感じていましたが… この家における怪異には、憑霊や地縛霊の気配が全く感じられません。ですが、取り憑かれた人々の様子… 絶えず感じる悪意の視線などによって、ここが霊的な場所ではないと言い切るのも難しかったんです…」

凧葉「紅、たとえばよ… 怨霊たちは人に取り憑いて、何をさせたいんだろ?」

紅「生前の心残りの何かを伝えたい… 生きてる人間に対する嫉妬… 自分と同じく不幸にしてやりたい…かしら」

凧葉「じゃ、わかるよな、紅。この<双亡亭>はそんなんじゃない…ってよ。オレたちはヤツらに…一回体内に入られているんだからな」

凧葉「この<双亡亭>は まず入った人間に絵を見せる。思わず近づいたトコロで… その絵から、無数の腕が伸びてその人間を絵の中に引きずり込む… そして絵の中で、そいつの過去の中で最悪のトラウマを再現して見せて… ショックでそいつの心を揺さぶり、完全に理性をぶっ壊してから… あのデカくてはやいヒルみたいのが心に侵入する…」

紅「今でも思い出すわ… アレが体の中へ入ってきた時の… アタマ中に鳴り響いた金切り声… おまえのカラダをよこせ。それは圧倒的な欲望… 強烈な意思…」

凧葉「あのアリみてーにわらわらと襲って来やがった警官や隊員たちも、きっとオレらみたいに襲われたんだろうなァ… 幽霊がヒトに取り憑くのにそんなハナシ聞いたコトないもんなー」

紅「その通りです… では霊のせいではないのなら… じゃ…なんのせいなんですか? 私にはそっちの方がずっと怖い…」

凧葉「あんたがそんなコト言うとマジ…ビビるな。一体なんでヤツら…絵の中に入れてから取り憑くなんてまどろっこしい段取り踏むのかってコトか… やっぱ…アレ…かなァ…」

紅「! なんですか?」

凧葉「イヤァ… ちがうかな~」

紅「なんです?言ってください!」

凧葉「ヤツら、絵から外へ出てこれないんじゃねえかな… だから、人を引きずり込んで人の心に入り込んで… その体を乗っ取ったらようやく… 外に出て来られるようになるんじゃねえかなって…」

凧葉「オレはな紅… この<双亡亭>が 何かが…人間に化けるための…『更衣室』なんじゃないかって思えてならんのよ」

溶ける絵の控室

絵から出てきた無数の手が溶け出している。

青一は腕から逃れる。

桐生防衛大臣「おお… アツシ(斯波総理)見ろ ヤツら… 腕が溶けている!!」

桐生防衛大臣「今まであの絵から伸びた腕に引き込まれた者は大勢いたが、みな一瞬だったのでわからなかった!」

斯波総理「あの腕は長い間 外で形を保っていられんのか!」

青一「ヤツラハ… クウキニ ヨワイ… セイカクニハ チッソ…ダッテ… アノヒト イッテタ…」

斯波総理「窒素だと…」

青一「ボク…トオイトオイトコ…カラ…カエッテ…キタ… コノテモ…カラダモ…ゼンブ…ヤツラ…コワス…タメ…」

青一は脚をドリル状にして絵に突っ込んでいく。

感想

双亡亭は何かが侵略してくるための装置みたいな物なのか? 窒素に弱いから、人間を絵に取り込んで取り憑いて侵略する? 泥努は何かに取り憑かれたから双亡亭を『更衣室』として建設した? 絵の中で凧葉と喋ったのはなんだったんだろう…?
双亡亭が霊のせいじゃないと凧葉から言われると怖がり始める紅。霊だと専門知識があって戦えるから怖くないけど、霊以外で自分の武器が通用しないかもってなると怖いのか。
絵から出てきた腕が窒素に弱いと分かったから窒素を吹き出す装置とかで対策できるかな? 空気中の8割は窒素だから扇風機みたいのでも対策できる? というか絵から手が出てきて吸い込まれることを事前の説明会で説明しておこうよ斯波総理… 事前に『溶ける絵の控室』の絵を見せるとかさァ… 『溶ける絵の控室』にあった絵は肖像画じゃなくて複数の顔があったけど、アレは今まで吸い込まれた人の顔かな?
その『溶ける絵の控室』の絵から出てきた腕に青一は対処できたけど、超常現象のプロ達は一人も対処できなかったのか? 青一がトオイトオイトコロで会ったアノヒトも何かと戦っていて、青一も戦えるように体を変えられた?変えてもらった? から、そのおかげで青一は絵から出てきた腕に対処できた? 双亡亭は霊のせいじゃないと言っていたけど、あの青一のドリルは紅と戦ったときは物理攻撃だけじゃなくて霊力を吸い取ったりしてたから、霊も関係ありそうな… あのドリルは『霊力を吸い取る』だけじゃなくて『エネルギーを吸い取る』から霊力も吸い取ったってことなのかな?
今回、明らかになったこともあるけどまだまだ謎が多い…

スポンサードリンク スポンサードリンク

-双亡亭壊すべし
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【双亡亭壊すべし】52回「<双亡亭>の目的」水の中ならチッソはすくナーイ

双亡亭の目的を探る凧葉達。 双亡亭に取り憑かれた人々は地下に穴を掘っていた…     スポンサードリンク スポンサードリンク

【双亡亭壊すべし】34回「あの人」双亡亭どころか地球外に広がった! スケールでかすぎ!! この漫画の舞台は双亡亭に留めておかないべし

国会議事堂内の『溶ける絵の控室』で歴代の総理達に会った青一と緑郎。 青一が45年前に行方不明になって双亡亭を壊す力を手に入れたことを語りだした。 青一の家族が飛行機に乗っていたら見知らぬ場所に着いた。 …

【双亡亭壊すべし】41回「帰還」」ストーリーも第1話に帰還! 双亡亭壊すべし!!!

溶ける絵の控室で緑郎や歴代の総理達に45年前のことを話す青一。 白い水のアノヒトに救われた青一達は、黒い水の侵略者と戦いを始めた。 その戦いは45年続き、追い詰められた侵略者は双亡亭へ逃げ込もうとして …

【双亡亭壊すべし】50回「データ共有」双亡亭の弱点を分析し、目的を探るべし!

鬼離田姉妹の次女と三女を救った凧葉。一旦撤退しようと命令する宿木に、このまま壊すまで屋敷を出ないと主張する。凧葉はお互い知っている事、経験した事を共有して戦おうと提案。その提案に紅、琴代、雪代、マーグ …

【双亡亭壊すべし】63回「残花」黄ノ下残花、華々しく登場すべし!

双亡亭内、青一は残花班と交戦していた。     スポンサードリンク スポンサードリンク