双亡亭内で液体窒素の爆発を起こした凧葉達。
凧葉は助かっており、外にいた緑郎と再会。
外にデられない凧葉はフロルを託して再び双亡亭内へ。
あらすじ
双亡亭に吸い込まれていく凧葉。
それを見ていた緑郎は涙を拭い、決意を固める。
残っていた液体窒素が入った水筒サイズの容器を持つ緑郎「貸してね。青一くんだって…がんばってるんだもん」
双亡亭に入ろうとする緑郎を止める自衛隊員「君、こっちに来ないとダメだ!」
緑郎「僕は<双亡亭>にパパを殺されたんだよ… お姉ちゃんも今、中で戦ってるんだ… だから行く」
トクナガ理研の今井が緑郎の目を見て自衛隊員を止める「まあまあ隊員さん。ここは行かせてやらないっスか?」
今井の行動を見たトクナガ理研の竹田も同調して、自衛隊員を止める。
今井「行きなガキ! やっつけてやれ」
緑郎「おじさんたち…」お辞儀をして走り出す緑郎。
緑郎「ここのヤツを青一くんは知ってる。きっと青一くんの向かった方に…一番ワルいヤツがいるはずだ!」
16分前
青一はテレパシーで呼んでいたフロルの元へ急いでいた。
青一に切りかかってくる複数の人影が現れた。
「遅いな…」「…子供…だからでありますか…?」「…油断するな…体から『あいつ』の匂ひがする…」「所詮 あの円錐螺旋に当たらねばイイのだろう」「見た所、身体を硬くできるのは…全体に非ず…」「斬撃で誅殺できるであります」
青一「オマエタチ ナニ… ドケ!」
軍服を着た男「己達は帝国陸軍東京憲兵隊、沼半井小隊所属 通称・残花班。己は班付憲兵准尉 井郷照清。<双亡亭>警護の為、貴様を誅我する」
残花班と青一が戦闘を始める。
双亡亭内の紅
液体窒素の爆破から逃れた紅「あんな大勢いた敵になった人達が…皆、消えてしまった… 窒素が効果あったんだわ… でもアウグスト博士や…宿木さん…マーグ夫妻…鬼離田姉妹は…」
螺旋階段の吹き抜けの下を覗き込む紅「あれは何!?」
階段の途中には繭みたいな物体があった。
感想
緑郎も双亡亭に入るべし?
凧葉の表情を見て緑郎も改めて決意したんだなぁ。双亡亭を壊さないとって。
凧葉と緑郎の胆力は凄いな。特別に修行をしたってわけでもないのに。緑郎にいたっては小学6年生なのに。
でも子供を行かせていいのかよ。青一みたいに明らかに特別な能力があるってわけでもないのに、トクナガ理研の二人は送り出したけど…自衛隊員の言うことがもっともだぞ。
新たな強敵を分析すべし
今まで取り憑かれた人が敵で、動きがゾンビ程度だから弱いなぁと思っていた。鬼離田姉妹の長女が敵にまわって強敵が現れたなぁ。こうやって敵が増えていくのか?でもキャラに限りがあるからどうすんだ?と思ってたら…
新たな敵が!
双亡亭は陸軍を既に取り込んでいたのか。面白くなってきたぞ!
でも帝国陸軍って時代あってるの?
帝国陸軍が存在したのは1871~1945年。
双亡亭建設開始が1925年で完成したのが1935年。
双亡亭が残花班を取り込めるな。でも双亡亭の建設初期に取り憑かれたってことだから、建設当初から黒い水は関わっていた? 泥怒が黒い水に取り憑かれて双亡亭を建設したと考えられる? でも泥怒が取り憑かれていたら大気中の窒素で溶けちゃうだろうし… その謎が明かされるのはまだ先か。
残花班が青一のことを「あいつの匂いがする」。ってことはアノヒトのことを知っているのか。それとも侵略者の黒い水が体内に入ったからその知識を得ているのか?
双亡亭に取り憑かれた人は空気中の窒素に触れると溶けてしまう。けど残花班は全身を服で覆ってマスクしているから普通の空気の中でも活動出来るのか?
でも耳が出てるけど… 残花班は双亡亭の外でも活動できるけど、服の一部でも穴を開けられれば溶けちゃうのか? もしそうなら双亡亭外の場合、普通の銃でも当てられれば勝てそう。
残花班の防御面は弱そうだな。攻撃面は青一を斬るぐらいだから相当腕がありそう。
中身を確認すべし
紅が螺旋階段の途中で見つけたもの。なんだこれ?
繭みたいだけど… 鬼離田姉妹が降ろした鬼神? それで爆発と窒息から身を守った? ただ、中にいるのは長女の菊代って場合も… それとも青一が間に合って髪を伸ばして防御した…って時間的に無理か? 残花班が強敵っぽく出てきたのに、簡単に青一が突破出来たのは拍子抜けだし。
マーグ夫妻の過去が気になるから生き残っていてほしいなぁ。