山岡のアジトにミサキが攫われ、洋子とマツの襲撃は失敗に終わった。
ミサキと一緒にさらってきた男が佐藤だとわかり、山岡はアザミとユーカリに佐藤との素手での力試しをさせたいと言い出した。
あらすじ
メガネを外したアザミ「素手だ――― 同門の技と力くらべをしたいだけだ―――」
佐藤「だったら最初から俺のとこに来いよ」
山岡「ボスにはおまえら兄妹に関わるなって言われてる――― だがヨウコは俺に恨みを持ってるし――― マツは俺に引き金を引きやがった――― マツはあとで処分する――― ヨウコとミサキに関しては――― 佐藤アキラ次第って事にしよう――― ユーカリとアザミをもし倒しちまうなら無敵だろ――― 強いヤツは好きに条件を出せばいい―――」
佐藤「だったらすぐに帰れる―――」
ユーカリ「アザミ――― 先に俺にやらせろ――― こっち来い アキラ―――!」
佐藤「どこに行く? 平らな所でしか闘えないのか?」
ユーカリ「言うね~」
佐藤がいる、ソファーやテーブルがあるところに行くユーカリ。
山岡(こうしてユーカリと向かい合ってるのを見ると―――ユーカリのほうが数倍強いのがわかる――― どこがボスの最高傑作なんだ―――・・・・?)
ユーカリは両腕を上げて構えながら近づく、佐藤は両手を下げたまま立っている。
ユーカリのはなった右ジャブをスタートに、二人のパンチの打ち合いが始まる。
佐藤の右掌底がユーカリの側頭部に当たり、ユーカリはふらつく。
佐藤がドロップキックをしてユーカリはソファーの向こうに転がる。
山岡(佐藤明を攫ってきた時、この俺が気づかなかった――― 見事に気配を消していた―――・・ 同じように強さの気配すらもコイツはキレイに消せる――― 気配を操れる――― なるほど―――・・・ 暗殺者の最高傑作―――)
感想
力で周りの者を動かしてきた男が、暴力を拒んでいた者から無理やり力を引き出したら―――力でやられる―――傑作な話―――。
油断大敵の男・・・・。
ボスに佐藤兄妹と関わるなと言われたから―――向こうからくるように仕向けた―――。山岡の理屈ではこれでOKらしいが―――・・・・けど誘い出したのはあからさま―――特にミサキを攫ったのはどうみたって佐藤明と関わろうとする行動―――スズムシが勝手に攫ってきたとでも言うのか~? それは無理がある―――。これでもボスは納得するのか―――? ボスの言いつけは守らず、逆らったマツは始末する―――・・・・。「下の者を付いて来させるには信用が大事」と言っていたから、信用を破った者はどうなるかと示すためもあるんだろう―――。でも山岡がボスに対してやっていることも同じだと思うが・・・・。山岡が「ミサキを攫う」と言い出した時、マツが「何をそんなに急いでいる?」と言っていたが―――こんなに大胆に動き出した理由があるのか―――?
佐藤がユーカリを倒したところを見た―――長らく裏社会で生きてきた男と、素人の女の表情―――
同じ表情~。佐藤明の正体を見たが注目した部分―――山岡は気配を消せることに、ミサキは喧嘩が強いことに驚いたと違いはあるが―――。裏社会で長く生きてきた山岡でも踊らかせることが出来る佐藤の凄さ―――気配を消して近づける凄さ―――。ボスから「赤子でも疑え」と言われていても―――無意識で、今までの経験や相手の気配で判断していたんだろう―――。人間ならしょうがない―――。佐藤が特別なだけだろう―――。
注意力欠落の男・・・・。
今まで入らなかったボールが―――
佐藤に殴られたら―――
入った―――パンチは一発も入らなかったのにこれは傑作だ―――。ユーカリはスズムシ相手ならともかく、同業相手には気配を消しきれない―――。力を抜ききれない―――無駄な力が入っているからビリヤードも上手くいかなかった―――?
徒手空拳だけでなく、どんなところでもどんな時でも対応することをしていなかったユーカリは、心構え・普段からの集中力も佐藤に負けてここで脱落か―――。
ビリヤードで玉をドンドン入れていたアザミのほうは、佐藤に気付いていた様子だった―――。現時点ではアザミは山岡より強いってことか―――?
最高傑作の男・・・・。
佐藤「ヨウコから手を放せ――― ”ふつう”ってのは女には優しくするもんだ―――」
ユーカリ「そりゃ そうだな―――」
これから異常なことをするのに”ふつう”のことを気にする二人―――。最高に滑稽~。
広いところで闘おうとするユーカリに佐藤が「平らな所でしか闘えないのか?」。暗殺者だからターゲットがいる場所がどんな所でも対応しなくてはならない―――。心構えでも佐藤のほうが上―――。
向かい合ってもユーカリは構えるのに対して、佐藤は腕を下げたまま構えない―――。これもプロは実行寸前まで気配、素振りを消すという意識から―――正体がバレていても、同門相手でもそうする―――。構えず、普段通り―――。これが佐藤のやり方か―――。
佐藤は格闘や銃の腕前ももちろんだが、気配を消して相手に接近できる―――。腕が良くても接近する前に気づかれては無駄な労力も使わなければならないし、逃げられてしまうこともある―――。でも気配を消せれば接近できる―――山岡相手でも佐藤がヤル気ならヤることができた―――。強さに加えて相手の隙も突ける―――これは暗殺者の最高傑作―――。
気配を消せるということは自分の気持ちをコントロール出来る、いつでもどんな所でも平常心――――。佐藤自身も山ごもりをした時にクマを恐れるクロに「恐怖は身体を硬くする―――」と言っている―――。いつでも―――同門と向き合っても―――どんな所でも―――平らな所じゃなくても―――平常心で対応――――。そんな佐藤の平常心を揺るがすことが出来るのはただ一人―――
最高傑作の男に「傑作だ」と言わさせそうなジャッカル富岡が最強なのか―――? ジャッカル次第で無敵の男・佐藤明を動かせそう―――。無理矢理力で従わせるのではなく、心を開かせて協力してもらう―――寓話「北風と太陽」に通じる―――。
“ふつうの人”というコートをなかなか脱がず、ミサキのためなら脱いで正体を表した佐藤―――。佐藤にとってミサキは太陽みたいな存在なのか―――?
お疲れ様です。
山岡って恐怖を感じれないのはわかるけれど痛みもまったく感じないタイプなんですかね…
銃で撃たれててまったく痛がるリアクションせずに普通に会話してますがw
しかも向き合ってみてユーカリの方が数倍強いのがわかるってあんた、最初に撃たれた攻防見てそして経験してそれかい!洋子いなかったら2人ともやられてるがなwいくら油断してたとは言い訳出来てもね〜。
佐藤とユーカリが格闘中にアザミのニヤリとした表情。やはり佐藤を知っている。
やはりユーカリしゃしゃり出て瞬殺
前にアザミが「against」ってロゴのTシャツ着てたけど、どの意味に当てはまるか楽しみです。
まさかまだトントンしてないとか?
こんにちは。それだ!!
ユーカリとの殴りあいで、アザミは明の戦闘力をある程度見切った・・・
と見せかけて明はまだトントン前だったという落ちがあるかも知れません。
トントンして更に桁違いの破壊力を発揮、アザミも一蹴という展開がいいですね。
ところでやはり山岡はプツっと来てピュっでしたね。
「ヨウコから手を放せ――― ”ふつう”ってのは女には優しくするもんだ―――」
兄さん、かっこいいーー。
女には優しく〜のくだり。兄さんまだ「ふつう」モード?!笑
ドラゴンボールかよ!!
どんな相手でも6秒ルールは?
この闘い、クロちゃんに見せたかったな────
次はアザミを何とか退けて、悪あがきでサトウに銃を向ける山岡───
山岡目指して走り出す速いサトウ──
迫るサトウを射程に捉えたと思って引き金を引く山岡───しかし不発。
始めて恐怖と驚きの顔の山岡──
そうなって欲しい。
(ふつう)ってユーカリさんのレベルのことかな?トントンする必要もない程の普通の人レベル?トントンして本気モードに切り替えたら・・・。恐ろしい殺人兵器に変身か?
実戦でドロップキック(笑)!反動でソファに着地、テーブルに置いたオモチャ銃はまだ兄さんの近くにあるのは伏線か…
私も山岡の銃は弾が抜かれてあってほしいと思います。ミサキの目の前で人が銃弾に倒れるのは嫌だなー
外で寒さに震えながら登場のタイミングを待つボス。
「しかし寒いなーーー。ジャッカル呼ぶかーーー…」
ドロップキックって相手のダメージ的にはどうなんだろ?
回し蹴りとかの方が威力ありそうだけど、あの限られた場所だと
ドロップキックなんだろうか・・・
あと、ヨウコがアキラとユーカリの戦いをジッと見てるのも気になる。
前に屋上で兄に手合わせしてもらった時みたいに、気絶したフリして、
不意打ちで山岡を殺るんだろうか。
最後に、メガネを外したアザミの目が怖すぎる。
流石に瞬殺ってわけにはいかなそう・・・
アザミは18秒くらいかな?
戦わない可能性もあるけど、もしこのままの流れでアザミと闘うとすると・・・
例のカウンター表示の闘いになっり6秒を越えて、その3倍の18秒くらいで倒しそう。
必ず圧勝するから、戦った敵の強さの基準は時計で判断するしかない?
(18秒も掛かってしまった・・・恐ろしい敵だった)
アザミこの闘いの後には仲間になりそう
最終的に山岡は処分され、
アザミは山岡の後釜なんじゃないかな。
最後、ヨウコに愚痴られそう。
やり過ぎよ!って。
マツも助かりそう。だから戻ってくるなって言ったろって。
ミサキは以前助けてもらった時に、
アキラが恨みをかったと早合点。
アキラは、全くそのとおりでごさいますと、
いつかの光景が。
といろんな妄想膨らむ最高の漫画だー。
ユーカリはアキラには絶対敵わないと思い、即時自害。
アザミは過去のアキラを知っており、純粋に技で勝負しようという格闘家心が芽生えた。
だが、やはりアキラには敵わなかった。
二人を倒した後にボス登場。山岡を睨み付け銃を向けるが、ヨウコがそれを止める。
ミサキは後でタコ社長に「以前格闘技をやっていたが、今は封印している」ことを聞き、あらためて惚れ直す。
格闘家だと銃所有や前回の小島の事件が説明できないのですよね
単なるアウトローにしか見えないから、惚れるより恐怖になってしまうかと、、
こんにちは。今週も楽しく拝読しております。
理屈を抜きにすれば今週はとても見どころがありました。
明がユーカリをブチのめす様は、名作「ゴリラーマン」を彷彿させるものです。
ドロップキックまで見舞うとは、南センセイは影響を受けているのかな。
山岡があまりにアホなのは、既に脳がおかしくなっているからでしょうか。
先にもどなたかがお書きの様に、プレハブ小屋から出る際の攻防で、既に明の
卓抜した戦闘力の一端は知っているはずなのに・・・。
次回はアザミとどんな戦いになってどう決着するか非常に楽しみです。
今週は合併号でしたから、次回は来週金曜日に年内最終発行で、アザミとの
決着は年をまたぐのでしょうかね。
山岡編の最後の場面はプルプルと明の携帯が鳴り、明が出て、「あー、今終わったとこ。。。ちょうどここにいる。」と山岡に携帯を渡して
ボスからの処分決定が言い渡されると予想。
「終わったよ、もう出てきても大丈夫だよ、ミサキちゃん」
(いかん、まだ怖がっている・・・お、そうだ──佐藤くんバージョンに戻らなければ──)
トントントン(あい~~ん)
「さ、ミサキちゃ・・」
ひっ いやぁぁぁーーーっ!
こっ、来ないでぇぇぇーーーっ!
私は結構 洋子目線で 見てたのですが… 親の仇 山岡とその一派に まったくもって 歯がたたず──親への責念 自分への不甲斐なさ──
明が 山岡一派を撃破して決着をつけたとしても
その後 洋子はどうなる!?って心配です。酒好き グータラ 愉快な チャラ男キラーの 姉さんに戻ってこれるのか──
はたまた 最後 山岡一派に 劇鉄をくらわすのか──
事情を知った明が お膳立てまでするのか──
ほんと この作品──目が離せません────!!
ヨウコの両親殺しは、山岡単独ではない。山岡より上の存在が絡んでるのはないかと。だとするとヨウコの仇討の相手は山岡だけでなく組織全体を相手にすることになるが、ヨウコ離脱で明単独でファブルって、物足りない。
こんにちは。
次回は21日金曜日ではなくて22日土曜日でした。
皆が見ている先に何があるのでしょうね。
明がぶっ飛ばしたアザミかな。
逆だったら驚きますが。
まあ楽しみです。
作者のプチ予告を見る限り、誰も驚いた表情をしていません。
案外、闘わずにアザミが素性を明かすのみとなるのかな。またはボスが出てくるか。
とすると、透明の男と言うのがますますよくわかりませんが。
失礼、空気の男でした。
次号副題(空気の男・・・)ですか。
それはアキラを指すのか?アザミを指すのか?
イメージしにくいなあ───
空気のように、その場に当たり前に存在しているのに、誰も認識出来ない──
気配すら感じさせない殺しのプロ、と言う感じですか──
次号も面白そうです。
全く当たらないから空気のようだ、と誰かが感じるのかもしれませんね
早く読みたい〜