邪鬼・クソ喰い爺に捕まってしまった明はなんとか拘束からは逃れたものの、いまだ邪鬼の袋の中にいた。
明が袋から外を見ると、筏で逃げている鮫島達が邪鬼に追われているところだった。
あらすじ
明は脱出に使った木片を手にした。(あとはコイツを倒すだけだ!! 今のところ 武器はこの木の破片のみ!!)
ユカポンが邪鬼の手に捕まってしまって服を脱がされそうになる。
明は邪鬼の袋のフチを蹴って、飛び上がりユカポンを掴んでいる邪鬼の手に木片を突き刺す。
邪鬼はユカポンから手を離した。
明は邪鬼の身体を蹴り、落ちていくユカポンをキャッチしてそのまま鮫島達が乗る筏に着地する。
鮫島「ウソ!! 明ッ!! マジか!! 嬉しいぜ明!!」
明「鮫島!! 武器はないか!!」
鮫島「そういえばお前、義手は… そうか!! あの爺 人間捕まえると裸にするから って事は寺にあるって事か。よし俺が取りに行く」
鮫島「もうこの筏は追いつかれる。お前はみんなとその辺の建物に籠城して待っててくれ」
しかしそれをするには邪鬼の気を逸らせないといけない。明にはバットしかない。
ユカポン「こんな所にみかんがあるよ」
明「ちょっと借してくれ。これに持ってた木片を…」
みかんに木片を貫通させる。
明「このみかんを奴の目に突き刺せば隙を作れるぞ」
鮫島「は? どうやってだよ」
明「どうもこうも バットは本来打つもんだろ。コイツでみかんを打って奴の目玉にぶち当てるんだ」
みかんは重りで、バットは木片に当てて打つ予定。
明「フン まさかこんな木片に何度も助けられるとはな」
明はみかんを上に放り投げ、バットで打ち放つ。
見事、邪鬼の目に命中。
明「今だ!! 飛び込め!!」
明、ユカポン、人間は井之口青果店に入って避難。
鮫島は店頭に出ている日除けテントの上を走り出す「待ってろ明。お前の最高の武器だからな。すぐに届けてやるぜ」
感想
明さんは入浴剤派か・・・
クソ喰い爺の腹にある袋から顔を出す明。
ざばっざばっの擬音と相まって、なんか風呂入ってるみてェだからちくしょう!
足の指で掴んでいる木片を取ろうと、足を上げる明。
「レッツ!バスロマン!」みてェだからちくしょう!
でも実際は清潔とは真逆でクソまみれで超臭ェからちくしょう!!
「明さんも何か着たらどうですか?」
明「いや 私はこれが動きやすいんで」
クソ喰い爺の腕を刺した時、
明はクソ喰い爺に対して横向き!
横に飛ぶために、クソ喰い爺の身体を蹴った時、
足の甲が上むいているから身体も上向き!
ユカポンを掴んだ時、
明は下向いてやがる!
コイツのやってる事はよくわからんな
空中ヒネリ半分と見ておこう
ハゲでなくとも
同意するぜ! ウソ見てェな動きしやがって!! さらに着地も筏という不安定なところにしっかり決めやがった! 体操競技のコスチュームが古代ギリシャのオリンピックと同様 裸もOKとなれば、明は金メダル確実じゃねェのか?
コイツが宮本明
見ての通り
ひねり王子だ
なんだここは
萌えるぞ!!
そんな金メダル確実な明さんの金メダルを見そうになって恥ずかしがるユカポン(26歳)
こんな状況でもちゃんとアイドル設定を守ってやがる! ドッキリにも対応できる完璧なアイドルじゃねェか!
しかし明のバットを盗み見るという女な面も見せる。
完璧過ぎるアイドルは近寄りがたくなっちまう。そこでこんな女の面もあるんだよと親しみやすいところを見せて隙を作り、好きになってしまうファンを増やす作戦か!
ユカポン「この未完の姿を
客の目に突きつければ
好きを作れるぞ」
フン
まさか木片で
何度も球技の技を
見せつけられるとはな
明は金剛戦ではサッカーの才能を見せていたが
コイツが宮本明
見ての通り
木片でリフティングする奴だ
今回は片腕でみかんを上に投げ、バットを片腕で振って
みかんに刺した木片にだけバットを当てて
邪鬼の目に当てる!
コイツが宮本明
見ての通り
ホームラン王だ
ありえねェ! キレイに振り抜きやがって!
明の兄の篤は、運動神経が良くて学校では1位を取っていた。が、篤は弟の明のことをいつか追い抜かれるんじゃないかと恐れていた。もしかして明はちゃんとした人に指導してもらったらどんなスポーツでもトップレベルでこなせるんじゃねェのか? 実際、師匠から刀の使い方を教えてもらったら、刀の扱いは天才的になっちまってる。未完の大器とはこのことか!
しかし明が泳ぎ着いた先は井之口青果店。
コイツが宮本明
見ての通り
青果店の息子だ
青果店の息子という運命からは逃れられないというのか!
俺はこじつけを探すの
うめェんだよ
邪鬼の目にみかんを当てて飛び込めと指示する明。
鮫島の「ふがっ」ってなんだよ。力を入れる場面の掛け声は「フン」じゃねェのかよ。
それで飛び込んだ後の鮫島は、商店街の日除けテントの上を走っているが、そこ走るとクソ喰い爺に捕まっちまわえェのか? ハ 邪鬼の目にみかんを当てたからみっかんないというワケか! そして「フン」と言わなかったのは、クソ喰い爺の好物の糞(フン)と言っちまうと、邪鬼に追いかけられるかもしれねェから言わなかったというワケか! ハ とんだダジャレだな。
そんな智将鮫島を見送る明「頼んだぞ鮫島。俺の右腕を…」
このハゲが
違う意味で
明の右腕だからちくしょう!!
なぜ何日も経っているであろうみかんが傷んでいないのか・・・
やめんか それにも訳がないんじゃ