陰陽トーナメント1回戦第4試合が終わり、里見は田島の目を潰す作戦を実行しようとしていた…
あらすじ
部屋を出て移動する里見と山本空。
十兵衛の部屋の前で工藤のセコンド・吉田を待ち構えていたアリの情報を掴んでいる里見(佐藤のおかげで1つの確実な事がわかった。少なくとも1人で行動させる事は可能)
アリを警戒させないために呼び出した場所に来る途中で襲う事を計画する里見。
山本空が田島に「コーナーマットを換えた件で直に説明がほしい」と電話で要求し、アリを呼び出すことに成功する。
地下のボイラー室に続く廊下で襲い、ボイラー室にアリを閉じ込める作戦。
里見「私が”門”でアリを飛ばす」
空「俺は後方から佐藤のやった腎臓からの煉獄」
里見・空「基本路線はそれで」
里見の移動中、十兵衛と鉢合わせをする。
怪しい紙袋を持っている十兵衛を呼び止める里見「おい 何処へ行っていた? お前はなぜ 今ここを歩いているのかと聞いている」
里見「俺はお前がどういう人間でどうやって勝ち上がったのかを知っている」
十兵衛は「師匠の入江を見舞ってきた」と言って切り抜けようとする。
里見「その紙袋だ。中に何が入っている? 紙袋と中身の重さが合っていない。紙袋が破れぬように下から支えるような重さなら二重にするかもっと厚手で手提げの付いた紙袋をホテル側は用意するはずだ。その紙袋はお前が用意したな。」
里見「中身を隠して持ち運ぶために別の物が入っていたその紙袋を利用していると俺は言っているんだよ」
十兵衛「なかなか鋭いですな。あんたにはメリットしかない使い方をするつもりだから見逃してほしい」
金隆山勝利の余韻が残る中
日本人一億人以上が視聴する中
臨時ニュースが流れる
視聴する日本人一億人以上が
空気がこわばるのを感じた
以後、原稿を落とした木多先生の『るろうに剣心』というホットワードを交えた言い訳が掲載される…
感想
お前一人だけだぞ
役立たずは…
○ねよ
山本空が田島にむかって偉そうな事言ってるぞ! 龍になる前にテングになってんじゃねーか!!
天狗ですわ天狗!
山本・テング・空樣の登場ですわ
調子に乗った結果、十兵衛に「里見には時間が無い」事を知らせてしまう。周回遅れじゃねーか!
こ…この総合力の高さ…
マジで趙雲超えてるんじゃね
十兵衛の不自然な紙袋に気づき、空のミスもフォローできる里見。空にミスを補った事を教えて空が学べるようにする。コイツやるじゃねーか! 梶原が澤を使えるヤツに育てたけど、里見もなかなかいい師匠なんじゃねーのか? 里見のグローバルホークであるホテルマンもカワタクより上。中国語も喋れて最低でもバイリンガルである。意拳の兄弟子を殺していることで死線を超えた経験もある。さらに”門”という技も編み出している。完璧といっていいんでは… でも先を見据えていすぎて、カブトに足元をすくわれるって事はないよな? カブト対策も一応考えてあるよな?
カブトに備えている件
まだ説明受けてないんだけどな
里見ぃー
まさか聞かれるまで
答える気はなかったって事じゃねーよな
ここまでやって「カブトに負けました…」となったらとんだピエロになるぞ!
里見は策略家でただの孔明であると
確信している俺であったが
証拠がなかった
成功した結果がなかった
カブトに負けた時は
今の紙袋を追求している里見以上に
追求して爆笑してやると心に誓う俺であった
見ろよこいつら
今こんな状態でチャンスだぞ
久しぶりにお前の屍見せてくれよ
つーかこいつら、ホテルの中とはいえ裸足なの!?
ありえない! 格闘技の練習で足の裏が固くなったりしていて裸足でも大丈夫なんだろうが… こんなの足の裏が汚れて気にしてしまう。と、そんな細かい事ではなく…屍を試合会場への通路に仕掛ければ選手を一掃出来るんじゃねーか? 靴の底を通さない程度の針に屍を塗れば… この出場者の状態に梶原が気づいていれば…
まあーまあー
周回遅れは好物のバナナでも食べながら
ここで俺の予想を見ていてくれ
部屋を出る時、文さんの病室を去る時、十兵衛は紙袋を持っていた。
部屋を出る前に紙袋をモチながらカワタクにバナナを渡していたからバナナが入っているかと思ったけど、周回遅れのバカなりにちょっと考えると、バナナを持っていく必要はないよな。
里見に怪しまれた十兵衛が「ドーピングと思わせて気をそらそう」としているから、クスリではない。(十兵衛の「ドーピングは暗に認められている」。これは芝原が魔神になれるクスリを使う伏線か?)
十兵衛の目的は工藤を倒すことだが、それが里見の利益にはならない。
里見は「十兵衛は卑怯な手を使う」ということを知っているから工藤への仕掛けなら里見に隠す必要もない。
「里見にはメリットしかない」
と言う事は田島をターゲットにした仕掛け? 文さんをサポートするために田島への仕掛けか? でも文さんが勝ち上がったとしても骨折を治すために田島との試合は数ヶ月は間をおくはず。今、田島への仕掛けをする必要はないだろう。本当に里見にメリットしかない手なのか? あん? 里見には「カブトにやられて死ね!」と言ったのに里見にはメリットしかない手を用意しているのか?
アホですか?
そりゃ嘘つくよ
十兵衛は嘘つきなんだから
「里見にメリットしかない」というのはここを切り抜けるためのウソだろう。
答えを出そうか
出しませんよ
逃げるのか?
逃げますよ
わからない… 紙袋では支えられない重さの物で、誰かを嵌めようとしているのは周回遅れの俺でもわかるが…
木多さんは未熟な鯉を龍にしようとしている
今 未熟な俺に出来る最善の手は
龍の作る流れに従う事
周回遅れで分からない俺は龍が描く漫画を読み進める。十兵衛が言いかけたその時… あん? 臨時ニュース!?
ピロピロピロピロ
パンパンパーン♪
まもなく喧嘩稼業に
描く筆停車 謝罪行きがまいります
危ないから黄色い線までお下がりください
きようぼくは
きたさんに
すてられた
待った結果が捨てられて
ヤンマガの中に読めるものは
何も残っていない事に気づいて
悔しくて
悔しくて
涙が出た
ま、また臨時ニュース… 続きが掲載されずに謝罪漫画が掲載される… 時間が無かったのかな?
ぼ・僕 し・知ってる
き・木多さんがほ・ほ・本当は優しい事
き・木多さん ど・ど・読者と…の…
読者のためにし・しゃざいを描いていた…
けっこうなページ数を謝罪ではなく言い訳に割いてるじゃねーか! これを描く時間があるなら、今回は見送って次号に完成させた話を掲載ではいけなかったのか? ページ穴埋めが無いから仕方なしか? でもこの言い訳ページはノリノリの様子…
休載する事を楽しんでいるように見えた
無抵抗の読者を本気で欺き続けられる
「あぁ…こういう人間も世の中にはいるんだ」
と俺は呆気にとられながらも関心していた
すごいヤツだな
その時俺は「凄いなぁ…父さんみたいだ」と思った
そういえば80話で臨時ニュースが入った時「作者の体調が崩れたため原稿を落とした」と書いてあった。だから「父さん、体調が心配だからちょっと待ってみるよ」と待っていた。でも今回の謝罪ページを見るとストレスが溜まって…? 体調を崩したと聞いて心配した気持ちはどうしてくれるんだよ!
もし僕の善意に付け込んで
休載を装って
…騙しているなら
怒りしかない…
最後に謝罪の言葉が書かれたページ
ふざけやがって! 和月と間違える余裕があるじゃねーか!!!!!
木多先生「大丈夫だから
俺…謝罪の仕方知らないから
謝罪の形があれば
良心は死んでも
読者への嘘は生きているから
和月の事は大切な事だから
忘れちゃいけないと思って憶えていたから」
そしてページの枠下には…
「本年もご愛読ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。」じゃねーよ! なんで「8号へつづく!!」なんだ? 合併号の次なんだから5号には載せられないのか?
こちら管制塔
合併号なので1週間で締め切りは来ません
父さん管制塔が1週で締め切りは来ないってさ
年末年始では邪魔者はいないって
8号…
父さんには8号掲載の話で
痺れさせてもらうか…
痺れるほど面白いマンガを読むには我慢も必要なのか!?
巻末コメントでは…
「世の中から戦争や犯罪がなくなり報道漫画家としての職を失うことが究極の夢です。そんな僕のスマホにヤフーからニュースが入った。画面に反射した僕の顔は凄くニヤニヤしていた…おろろ。」
おろろ? これはるろうに剣心の主人公の口癖…
るろうに剣心を描いていたと嘘を言った事を反省した後も再び和月と書き間違え、そして巻末コメントで「おろろ」と言い出すってことは… その人は謝罪して俺にやさしくしてくれたから父さんじゃないかと思って。 どちらか父さんか僕にはわからなくなったから木多先生にも漫画を描いてもらったんだ。でもこれで僕にも誰が父さんかわかりました。
あなたが父さんだったんですね
父さん 僕だけに一生喧嘩稼業を描いてください
8号に載ったら約束ですよ
父さん… もう年が明けてしまいます。あなたが本当に誠実なのか確かめさせてもらいます。準備ができたらヤンマガに載せてください …待っているから。
俺 マジ者の演技上手くないですか?