【彼岸島48日後…】381話「ペータ」3つ揃えば当たりが出てくる！　じゃなくて篤が出てくるからちくしょう！

明達は、抗ウィルス薬を持つという雅の息子を探して日本橋まで来た。その雅の息子は明の兄の「宮本篤」の名を語っているという。抗ウィルス薬を手に入れるため、宮本篤は本物か偽者か確かめるため、明達は日本橋川に作られて吸血鬼の集落「竹馬街」に吸血鬼として変装して潜入した。

全ネタバレリーチ来たァァ！
なんだこの台
丸太ギミック発動しねェぞ！！

あらすじ

船頭の案内で竹馬街の中心を流れる川を進んでいく明達。

竹馬街の入り口を潜ると、パチンコ台が並び、吸血鬼達がパチンコをしていた。

船頭に宮本篤の居場所を聞いてみると、この街にある3つの派閥、それぞれのボスが鍵を持っている。その鍵を3つ集めれば宮本篤に会えるという噂があるという。会えるかどうかは噂なので分からないが、それぞれのボスが鍵を首からさげているのは噂ではなく事実だという。

明はその3つの鍵を集めることに決めた。
明「三本の鍵…　とりあえず　それを集めてみるか」

すると、明達が乗っている船のそばで、邪鬼が吸血鬼を食べていた。船頭によると、イカサマがバレて捕まった奴だろうとのことだった。

明「邪鬼使いもいるって事だな。この集落も油断できねェ」

吸血鬼を食べきった邪鬼は明達の船のそばを歩いて付いてきた。
邪鬼使いは邪鬼を止めようとせず、明達が怯えている様子を見て楽しんでいた。

邪鬼使いがそろそろ止めようとしたが、邪鬼は明達が人間だと気付いたようで、食べようと襲いかかろうとする。しかし明が仕込み刀を抜いて邪鬼の首を切り落とした。

邪鬼を殺されたので、邪鬼使いは明の胸ぐらを掴んで文句を言い出すが、明に両手を切り落とされてしまった。

明「お前たちのボスに会わせろ。鍵をいただく」

感想

やめんか
それには負けもあるんじゃ

船に乗った明達が川を進んでいくと、パチンコ台が並ぶ所があった。

パチンコ台は川のすぐそばかよ！　川のそばで日も当たらねェから湿気が多そうで、パチンコ台がすぐ錆びちまうんじゃねェのか？　それにパチンコ玉を落としちまったら川に流れていっちまうんじゃねェのか？…って落としやがった！

「あったよ！
川落ちリーチからの大当たりが！！」

「でかした」

子供がパチンコ玉持ってきても賞品引換や換金なんてしてもらえんのかァ？　人間社会とは違い、もう無法地帯みてェなもので、近くの小屋に文鎮みてェなものを持っていくシステムじゃなくて堂々と換金してやがんのか？

パチンコで楽しむ吸血鬼達の騒ぎを聞きながら、明達は船で通っていく。

丸太ギミック！　発動しねェと師匠がスマヌスマヌって謝ってくんのかァ？　で、こんなセリフをいれたってことは…先生ェは彼岸島のパチンコ台化を狙ってやがんのかァ？

みんなだいたい
儲かった話しか
しねェからな
どうせ総合では
負けてんだろ　ん？

パチンコをしている吸血鬼達を見た鮫島は「吸血鬼もこうしてみると人間と変わらねェよな」と親しみを感じていた。しかし船頭が宮本篤と会う方法の情報を言うには金を要求しだすと鮫島は「面倒だな　コイツの手足でも　もぐか」と言い出した。

ひいいいい！　人間が発する言葉じゃねェ！　貴重な情報を得たいなら、何かを引き換えにっていうのは人間社会なら当たり前じゃねェか！　情報に見返りを求めただけで、手足をもぐ！　虫相手にするのも残酷なのに！　人間がする発想じゃねェ！　お前が化け物じゃねェか！

邪鬼に喰われている吸血鬼がいた。それを船頭が明達に説明「イカサマでもしたんだろ。ここの連中は拷問好きだから　本来だったら拷問されて死ぬまでの時間をギャンブルするんだよ」

「本来だったら拷問されて死ぬまでの時間をギャンブル」？　それなら拷問好きじゃなくてギャンブル好きじゃねェか！　ギャンブルに囲まれた生活をしてると、拷問をすることのほうが特別なことで、ギャンブルをすることは呼吸をするかのごとく当然なことと受け取っちまうのか？

何か起これば
賭けの対象！
この街は
ブックメーカーの集まりじゃねェか！

キーアイテムは鍵！
ヒネリがねェからちくしょう！

この街のボス・宮本篤に会うには、この街の3つの派閥のボスがそれぞれ持っている鍵を集めると会えるということだった。

豹丸や舌喰いのように圧倒的なカリスマ性で街を支配するのは、強欲な奴らが集まるギャンブルの街では難しい。なので3つの勢力に分けてお互いを牽制させて秩序を保とうという事か！　この街にいる宮本篤は本物か偽者か分からねェが、丸メガネをかけているだけあって頭が良いじゃねェか！

本来だったら
死ぬまでの時間を
思考を止めずに
打開策を考えるんだよ

吸血鬼を食べ終えた邪鬼は、今度は明達の乗った船に歩いて付いてきた。邪鬼使いはそれを止めようとはしないで、明達が怯える様子を楽しんでいた。

へ？　邪鬼の名前が「ペータ」？　この邪鬼にペータっていう名前も似合わなければ、飼っている邪鬼使いのほうもペータって名付けるような柄じゃねェ！　ペータが歩く擬音もペタペタじゃなくてヒタヒタじゃねェか！　ペータっていう要素が一つもねェ！

邪鬼使いの頭がツルペタ！
なんたるペータ要素！

邪鬼使いが止めないので、邪鬼のペータは執拗に明達に付いてくる。

邪鬼リーチ発生！
邪鬼使いが制止に入る演出で
信頼度が下がったのに
当たっちまいそうじゃねェか！

このペータリーチが確定しちまうと食べられちまうゥゥ！

邪鬼が明達は人間だと見抜き、襲いかかろうとする。しかし明が素早く反応して仕込み刀で邪鬼の首を切り落とした。

手を出すのが超早ェ！　吸血鬼として潜入すんじゃねェのかよ！　「邪鬼使いもいるって事だな。この集落も油断できねェ」って言ったばかりじゃねェか！　こんなに早く手を出しちまってどうすんだ？　大量の吸血鬼達に襲ってこられちまったら仲間を守りきれねェぞ？　コイツ、邪鬼より手に負えねェ！　策はあんのかよ！　そういえば明は追い詰められちまった時には…

こいつが宮本明
見ての通り
最後は思考停止で
「頼む！」とか
「ままよ」とか
「南無三」とか言って
運任せにしやがる奴だ

向いてねェ！　ギャンブラーに向いてねェ！　やべェ！　邪鬼をたたっ斬るというギャンブルに出たのも策無しで運任せにしか見えねェからちくしょう！　小春もユカポンも可能な限り守るという約束を思い出してくだされェェェ！