日本橋の吸血鬼の集落に潜入した明達。この集落のボスが宮本篤を名乗っていて、さらに雅の不死を無効に出来る抗ウィルス薬を持っているということで訪れたのだった。中は3つの派閥に分かれていて、ネズミとユカポンが光頭族と名乗る派閥の中で逸れてしまった。ネズミとユカポンは光頭族の縄張りから隣の派閥の縄張りになんとか抜け出すことに成功。が、待っていたのは勝次だけだった。そして明達は、この縄張りの吸血鬼のボスに捕まってしまったという…
俺 すげェんだからな
大ネタバレしてさ!
子供たちの
ヒーローだぞ!!
あらすじ
勝次はユカポンから肉まんを貰って食べ終わると、一人で明達を救出しようと立ち上がった。が、ユカポンが止め、勝次はまずは事情を説明することになった。
勝次「じゃあ 順を追って説明するよ」
ネズミとユカポンが逸れた後、派閥間の扉以外に出入りできる出入り口はないかと、ここまで案内した船頭に訪ねた。この派閥の縄張りにある扉の場所は知らないが、遠回りになるが一度下流まで下って竹馬街を出て上流に戻る道があると言った。
鮫島はここの派閥が使っている出入り口を探そうと言い出した。小春は遠回りになるが確実な道を選ぶと言い出した。
そこで鮫島と勝次がこの派閥内の出入り口を探すことに。明と小春は船頭の案内で遠回りだが確実な道を行くことになった。
明と小春と別れた勝次と鮫島は、吸血鬼を捕まえて出口を聞き出し始めた。しかしここのカジノを訪れた客ばかりだったでの、出口を知る吸血鬼がいなかった。そこでここの派閥の吸血鬼を捕まえて聞き出すことにした。
ここの派閥の吸血鬼達は顔に入れ墨をしていて、墨族と名乗っているとのことだった。
その墨族の吸血鬼が一人になったところを捕まえて、出口の場所を聞き出そうとしたが、今は特別な客が来ていて出口は厳重に鍵が閉められていて開かないとのことだった。
そこで鮫島と勝次は墨族のボスと特別な客がいるのではないかと探ろうと、VIPルームに目をつけた。が、VIPルームの入り口は複数の墨族が守りを固めていた。
相手が多いので力づくで入るのは諦め、VIPルーム近くにある家屋の屋根に登ってVIPルームにある窓から何か見えないかと覗き込んだ。
そして窓際に影が映り、その人物が窓を開けた。その男は丸メガネにフードを被っている男だった。
感想
なんだここは
出れるぞ!!
明達は派閥争い強制終了用の扉が閉まったあとに、ネズミとユカポンを扉の向こう側に置いてきたことに気付いた。しかしこの扉だけが閉まっただけなので、竹馬街の下流まで下って一旦外に出れば、明達が入ってきた入り口から光頭族の縄張りに入れるということだった。
元々は川の水を独り占めしようと
作られた街なのに
構造はザルだからちくしょう!
ンだよ このクソ治安維持体制! ザルじゃねェか! 暴動対策の強制終了扉が閉まっちまっても、2日間待たなくても良かったのかよ! そんなこと光頭族も孤児の吸血鬼達も言ってなかったじゃねェか! でもそらそうだよなァ…カジノに来た客が出入りできねェとなるとカジノの評判が落ちちまう。ならこのしくみは仕方ねェのか?
船頭にここの派閥にある出口の場所を聞いたが、知らないと答えた。
船頭の家は竹馬街の入り口にあって、船頭して川を下っているだけなら知らなくても仕方ねェのかァ? でもここの集落のことを色々説明してくれたじゃねェか。それならそれぞれの派閥の出口も知ってるもんじゃねェのか? もしかしてここでサービスも強制終了なのかァ? …へ? そういえば竹馬街に入った時、船頭に小春が情報料を払ったら情報を言ってくれたっていうことがあったが…
出口を教えてほしいなら情報料金!
下流まで行くなら船賃!
どちらを選ぶにしても船頭が儲かる!
この船頭 超やり手じゃねェか!
ここの派閥の出口を探すか、下流まで行って一旦外に出てもう一度入り口から入り直すかの2択だった。明と小春は一旦外に出る道を選び、鮫島と勝次はここの派閥の出口を探すことにした。
鮫島が残るなら、戦力的に明は別の道に行かなくてはならねェ。冷静に考えれば分かるじゃねェか。なのになんで小春はキレてんだァ? 頭に血が上ってんのかァ? ハ! これが強制終了用の扉の意味ってことか! 吸血鬼は後先考えねェで暴れちまうが、強制終了用扉のせいで遠回りで他の派閥の縄張りに向かううちに頭を冷やしちまう。なるほど考えちょる。…先生ェが暴動強制終了用の扉の必要性を言い訳するために、小春が犠牲になっちまったか…
やめんか
ギャンブルに勝ちたいなら
冷静になるんじゃ
鮫島と勝次は、縄張りの賭博場にたどり着いた。そこはポーカーやブラックジャック、ルーレットなどがある賭博場だった。
リバーサイドの賭博場!
カードゲームとルーレット!
ディーラーが和服!
そしてバニー姿の女!
まともなのが一人もいない
こんなんでギャンブラーとやらに
ちゃんと立ち向かえるのやら
ディーラーが和服ってことは、ここは訪日観光客の財布目当てか! でも丁半博打じゃねェのかよ! コンセプトが無茶苦茶じゃねェか! あれもこれもと欲張り過ぎじゃねェか!
彼岸島で和風なら…
忍者を出してくだされェェ!!
鮫島はそこらの吸血鬼を捕まえて、出口の場所を聞き込むことにした。
聞き込みは靴をすり減らしてやるもんじゃねェのかよ! 色々な人に聞き込みをするために歩き回るんじゃねェのか? 刑事ドラマでそう聞いたことがあるぞ。手を痛がってんじゃねェよ!
カジノの客に聞いても出口を知らないので、鮫島はここの派閥の吸血鬼を捕まえて聞き出すことにした。
これが正しい
靴をすり減らす聞き込み方法?
超違ェ!
聞き込み対象の顔がすり減っちまう!
カジノの客から聞いた情報では、ここの派閥の吸血鬼達は「墨族」と名のり、顔に入れ墨をしているのが特徴だという。
光頭族の次は墨族! 頭がハゲの次は顔に入れ墨! 服装が変わっちまっても一目で分かるようにそれぞれの派閥は顔に特徴を付けてやがるのか。ハゲにするのはすぐ出来ちまうが、顔に入れ墨を入れちまったら変装して他の派閥の縄張りに潜入できねェ。光頭族が他の派閥からのヒットマンに警戒してやがったから、この見分け方を採用してんのか。 …へ? もしかして、鮫島が捕まっちまったのは光頭族と間違えられちまったからじゃねェのか? で、鮫島を救出してここのボスから鍵をゲット。明と小春が3つ目の派閥で鍵をゲットするっていう話の流れになんのかァ?
墨族の吸血鬼が言うには、特別な客が来ているので出口には厳重に鍵がかけられていて開かないようにしてあるとのことだった。
南京錠かけ過ぎじゃねェか!
明達は隣の縄張りから入ってきたのに
カジノ客を大勢入れてやがるのに
カジノ客は鮫島にボコられちまってるのに
安全面もクソもねェ!
その後、墨族の吸血鬼が鮫島を挑発するので、鮫島はキレてしまって墨族を殺してしまった。
このクソハゲとクソガキのコンビ… 怪力だけしか取り柄がねェウドの大木を、チビがコントロールしているコンビみてェじゃねェか! へ? 身体は大人、頭脳は子供… 逆コナン! それだと身体がデケェだけのアホだからちくしょう!
墨族のボスか特別な客を一目見るために、鮫島はVIPルームに目をつけた。入り口は厳重に守られているので、窓を見張る事にした。そして窓に人影が見え、窓が開いた。窓を開けた人物は丸メガネとフード姿だった。
見た目は完全に宮本篤じゃねェか! でも勝次と鮫島は宮本篤の姿を知らねェ。丸メガネとフードという特徴は知っているが… それは身体的特徴じゃねェからちくしょう! 別人に同じ格好をされちまったら、鮫島と勝次には見分けがつかねェ。でも主人公の兄貴なんだから、何か身体的特徴があるんじゃねェのか? 宮本篤の証明写真は…
丸メガネしか特徴がねェ! 見た目はモブキャラじゃねェか! 光頭族や墨族のように、口頭でも伝わる分かりやすい特徴をしていてくだされェェ!
ハゲもかつあげだな、まるで昔の。
兄貴も出てきたことだし、斧神も出てきたら、お茶吹くな。それとか師匠とか。