第1部から第3部にかけて主人公の佐藤明は殺しの天才からふつうの人へ―――変化してきた―――。ヒロインのミサキも佐藤と関わることで変わってきて―――・・・・
第1部 寓話
ミサキは佐藤の過去は当然のこと、佐藤が陰ながら色々助けてくれていたことも何も知らず、平和に生きて―――3部で明かされたミサキの過去は平和なんてもんではなかったが―――寓話で登場してくる、素直で無垢、だからこそ騙されやすい搾取されてしまう存在だった―――。
しかしコツコツと―――父親が作った借金を返し、店を持とうとバイト掛け持ちで頑張っていた―――。努力すれば報われる、と信じて・・・・。そして寓話のように報われて、人生の伴侶に出会えた―――。
第2部 2度目の接触
佐藤の正体を知っても、佐藤が再び裏社会の揉め事に巻き込まれに行こうとしていようとも―――何も言わずに待っている―――。港のような存在になろうと―――そう覚悟を決めたミサキ―――。と思って自分は強くなったと思い込んでいたが、実際にアッくんの帰りを待っていると・・・・。佐藤の裏の顔を2回目見た時―――Second contactした時、待っている存在では耐えられない―――?
ミサキは寓話『北風と太陽』の太陽のような存在になって、佐藤を暖かく見守って自然に殺し屋の衣を脱ぐようになればという存在だった―――。
第3部 3番目の秘密
第2部の時よりもふつうの夫婦に近づき―――ふつうの夫婦のように夜の営みも―――佐藤はこれも6秒で終わらせている―――ではないだろうな―――?
そんなミサキだったが、クロにボクシングを教えて欲しいと頼み込む―――。過去に関わった人物の死を知り、火の粉がこちらにまで降り掛かってくると悟ったのか―――あの時の搾取されるだけの存在だった過去を思い出し、強くなろうと決意したのか―――佐藤に頼ってばかりではいられないと、自分の力で立ち向かえるように鍛えだした―――。守られる存在から待っている存在に変化し、そして自ら立ち向かう存在へ―――?
寓話のように―――悪い者・欲深い者は痛い目に遭い―――コツコツ努力をしてきた者が報われるのか―――? ThirdSecret―――佐藤の過去、ミサキの過去、世間には明かせない2つの秘密があらわになった―――。この3部で新たに3つ目の秘密が出来てしまうのか―――?
ミサキはファブルに関わって変化してきたが、どう見てもコツコツ頑張ってきた者―――報われるべき存在―――。でも―――夫の佐藤明は殺し屋だったから痛い目に遭う者―――? もしかして―――佐藤夫婦で合わせてプラマイゼロ―――? 頑張ってきたのに、なんで変化無しやね~んッ!