武闘会の決勝戦、明は姑獲鳥と戦う中、鮫島達は勝次を救出。しかし吸血鬼達に追い詰められたため、ドームの天井から試合会場の上に吊るされている雅の旗に着地を試みようと飛び出した。
あらすじ
鮫島達は雅の旗に見事着地。
鮫島「客席に下りるぞ!! 吸血鬼にまぎれるからな。お前らマスクしろ!!」
マスクをして鮫島の体に抱きつく勝次・ユカポン・左吉・ネズミ。
鮫島「お前たち、ちゃんと掴まってんな!!」
旗を釣っているロープの一本を切り、それにぶら下がって振り子の要領で客席の方に移動。客席の上でロープを離し、吸血鬼の顔の上に着地した。
そのまま素早く観客席の後ろのほうに走り去る鮫島。踏まれた吸血鬼は怒るものの、試合が気になって鮫島を追いかけなかった。
鮫島「とりあえず、勝っちゃんを無事救出して帰ってこれたな」
その時、盛り上がる観客の声がする。
鮫島「なんだ? 盛り上がってんぞ」
見ると、明が姑獲鳥を攻め続けていた。
鮫島「明が・・・ 押してる・・・・」
ネズミ「やっぱり勝次を助けたから、明さんも心おきなく全力で戦えてんだ」
劣勢になった姑獲鳥は、観客の吸血鬼達を掴んで明に向かって投げ飛ばしだす。
一度に大量の吸血鬼を投げてくるので明は避けきれず、当たって倒れてしまう。
倒れた明に、手で掴んだ吸血鬼を叩きつける姑獲鳥。
明は吐血するが、もう一度叩きつけられる前に脱出する。
距離をとる明。
姑獲鳥は2階席を支える柱に抱きつく。
鮫島「何やってんだアイツ・・・・」
姑獲鳥は柱ごと、2階席の一部を引っこ抜いた。
鮫島「二階席を… 引きちぎった…」
姑獲鳥は明に向かってそれを投げつける。
明は直撃は免れたが、衝撃で狐の仮面が取れてしまった。
ゆっくり迫ってくる姑獲鳥「殺ス… 宮本…明…」
感想
やめんか
それには無理があるんじゃ
鮫島達が雅の旗の上から観客席に着地をしたが…
こんな着地の仕方をして「マスクをしてるから吸血鬼の中に紛れられる!!」とか出来るわけがねェ! 踏まれちまった吸血鬼の後ろの席のヤツはなんにも言わねェのか? こんなデケェヤツが上から降ってきたのに周りの吸血鬼は一切見やしねェ! 東京の吸血鬼というのはこんなにも他人に無関心だというのか!! 一方、思いっきり踏みつけられちまった吸血鬼は「試合が見てェから」という理由で追いかけるのを止めちまった…
コイツが彼岸島
キャラは綺麗に着地するが
話の着地は下手な漫画だ
バカでけェ鮫島だけでなく、勝次達も乗っているのに… いくら吸血鬼でも顔が潰れちまわねェのか? それに顔を思いっきり踏まれちまったのに気にしねェなんて…無理がねェか?
先生ェ「この踏まれる吸血鬼をモヒカンにしてみよう」
読者ァ「松本光司様… それになんの意味が…」
先生ェ「モヒカン頭で首に鎖を巻くほど
血の気が多くなる
それが男って生き物だろ」
モヒカン頭で首に鎖を巻いちまってるヤツなら血の気が多くて当たり前。血の気が多いヤツなら熱い試合に夢中になっちまう。ンだよ このクソ適当な設定!!
でもピカちゃんこと鮫島が、着地後に一切言葉を発せず、一切振り向かず、素早く去っていくのは超リアル。あの場での最善策といえるんじゃあねェのか?
あったよ!
パワーアップする理由が!!
勝次が救出された事で明は心置きなく全力で戦えるようになったという意味不明な理論でパワーアップしちまった! 勝次を人質に取られちまって全力を出せねェ…ってなら分かるが、姑獲鳥は勝次を盾には一切してねェ。普通、勝次を救うために全力で!ってならねェか? 救世主なのに救う対象がいなくなっちまったほうがパワーアップするのかァ?
まさか救世主様が
救う人がいなくなれば覚醒するとは
なんたる矛盾…
カッコ悪ィよ 松本光司先生
漫画家は自分で作った設定を
守るもんじゃねェのかよ
素手での戦いが本来の姑獲鳥の戦い方!とか言っていたのにこの醜態… 追い詰められちまったら味方である吸血鬼達を投げ出しやがった!
ひいいいいいいいい
この漫画、設定も投げ出しやがったぞ!!
素手での戦いが得意とか言っておきながら、劣勢になっちまったら物を投げつける。コイツ、人間時代のいじめられっ子時代の記憶が戻ってきたんじゃねェのか?
この姑獲鳥の柱の持ち方は…
大木を引っこ抜いちまった雅を思い出す!
まさに瓜二つ! 雅の息子という設定の面目躍如!!
先生ェ「この姑獲鳥に柱を抜かせてみよう」
「松本光司様… それになんの意味が…」
先生ェ「親子設定を活かす名目で
同じシーンを数ページにわたって
使いまわして楽したくなる
それが漫画家って生き物だろ」
この試合後の着地点はどこになるんだ? 姑獲鳥を倒した後、観客の吸血鬼達の行動は明を認めるのか? 姑獲鳥は負けちまったら斧神のように手の平を返されて罵倒されちまうのか?
くっ 次回が観てェ!!
設定とかどうでもいいわ
描けェェ 松本光司様ァァ!!