国会議事堂の地下にいるという雅の息子・蟲の王を倒すために、明達は自衛隊と協力して地下トンネルを進んでいった。そしてついに蟲の王のいる部屋への入口まで辿り着いた。
嫌だ
このネタバレ…
隠れようがない…
早く終わって…
あらすじ
明達は蟲の王がいる部屋に続く通路を降りていく。
坂道を降りていくと開けた場所に着いた。
鮫島「暗くて よく見えねェな。目が慣れてこねェと」
十条二尉は手に持っているライトで辺りを照らす。
十条二尉「ン? 目玉?」
ユカポン「え?」
十条二尉「いや この辺りに…」
十条二尉が壁を照らすと、体に目玉が複数付いた巨大な変異吸血鬼が立っていた。
ネズミが悲鳴を揚げそうになるが、鮫島が口をふさぐ。
十条二尉「動かない… 我々の事は気にもとめていないのか?」
巨大な変異吸血鬼は壁に沿って衛兵かのように複数立っていた。
勝次「何体いんだよ… コイツら門番みたいなもんかな…」
巨大な変異吸血鬼は動き出さないので、明達は恐る恐る進んでいった。
鮫島「この道の先になんかいんぞ。光あててくれ」
十条二尉が道の先にライトを当てると、人の頭に大きな手が被さっていた。
鮫島「拷問野郎!!」
頭だけになっていた拷問野郎は、そこにいた人か吸血鬼の頭だけを喰って、自分の首だった部分をくっつけて体を手に入れた。
勝次「完全にくっついちまった。しかもちゃんと操れてるみたいだぞ」
拷問野郎は明達に気づき、部屋の奥へと走って逃げ出す「蟲ノ王様ァァァ」
鮫島「気づかれたか! このお手手野郎」
拷問野郎は部屋の奥まで走っていった。
明達もそれを追っていくと、蟲の王の姿が見えた。
拷問野郎「蟲ノ王様ァァ」
鮫島「いやがった… でけェ…」
勝次「これが… 蟲の王… くっ 震えが止まんね…」
明「ついに 面が見れたな 蟲の王」
蟲の王「ハシュー ハシュー」
感想
アリの巣みてェなもんじゃねェのかよ
とうとう蟲の王がいる部屋まで辿り着いた明達。
この地下空間は蟲の王達が掘ったという事だが… 掘り方が綺麗過ぎやしねェか? 変異吸血鬼は元々は蟲の王になっちまった子供が考えた形。「人間が憎い。世界が憎い」と恨み言を言いながら描いた生物だった。なのにこの部屋だけでなく今までの部屋もそうだったが、すげェきっちり直線で作ってやがる。人間が憎いと言いながらも人工的な直線的な部屋を作っちまう。蟲の王と言っても心は小4。まだまだ人に甘えたいという深層心理を隠せていない奴よ。
身体的にも
心理的にも
ハートが弱点
ありがたい 最高に使える情報だよ
ちゃんと準備しておるのか?
今回の話を
蟲の王の部屋を進んでいく明達だが、ライトを持っているのは十条二尉だけ。開けた場所に出たのにライト片手に進んでいく。
この明達が
鉄砲持ってるけど
無鉄砲だからちくしょう!!
こいつら無防備過ぎねェか? 蟲の王がいるであろう部屋に懐中電灯1個の明かりしかねェ。暗くてよく見えねェのにライトを照らしちまったら格好の的になっちまうじゃねェか。明達はともかく、十条二尉は自衛隊の訓練で「ライト片手に敵地に真正面から入っていけ」と教えられたのかァ? この世界で暗視ゴーグルは用意できなかったのは仕方ねェが… もう少しなんとかなんなかったのか? 巨大な変異吸血鬼を見つけた後でもそのまま進みやがるし…
この無防備な明達に門番が襲いかかる!!とかはしねェで門番側も何もしやがらねェ!!
このコマで「炭鉱での百目邪鬼みてェな強敵が出てきやがった!」と「蟲の王との対決だったはずなのに引き伸ばしてきやがった!」の2種類のやべェ事態が起こっちまったと思っちまったが…この門番、何もしやがらねェ!! サブタイトルが「門番」なのに… この門番の目は節穴か?
門番はこの回の目玉なのに
2つの意味で
目玉にもなりゃしねェ!!
心細いところに
知ってる奴を見つけると
思わず声をかけたくなる
それが人間って生き物だろ
巨大な変異吸血鬼を前にネズミは悲鳴をあげそうになるが、鮫島が口を塞いで抑え込む。
声を抑えたせいか、変異吸血鬼は動き出さず。その後、鮫島は道の先に拷問野郎を見つけると…
大声出してんじゃねェよ!!
この自分を棚に上げる行為が
最も醜悪だからちくしょう!!
やはり頭は
首の上にあるほうが
しっくりくるな
頭だけになっちまった拷問野郎が、他人の体を乗っ取りやがった!! 乗っ取り直後にもかかわらず、走ることが出来るほど体を上手に操作しやがる!! 拷問とは人の心を操って情報を引き出す事。拷問野郎は拷問専門なだけに人を操るのが得意ということか! ハ 拷問野郎の首と同じく、能力もキレイに繋がりましたな。
繋がりなく いきなり
1体だけ人間か吸血鬼が登場するのは
ご都合すぎるからちくしょう!!
コイツは魚のことを
オトトと言うに違いねェ
逃げる拷問野郎に鮫島「お手手野郎!」
捕虜を拷問をするという行為を蔑む意味を込めて「拷問野郎」と呼んじまっていたのに、「お手手野郎」とか 幼児語使いやがって可愛く言ってんじゃねェ!!
このハゲが
頭だけでなく
頭の中も
生まれたての赤ちゃんと
同じだからちくしょう!!
お役立ち情報が
役に立つ時は
いつになるのやら
蟲の王を前にした勝次「震えが止まんね…」と怯えちまってる。いままで凄まじい胆力を見せてきたが、まだ小4。さすがに武者震いはしねェか。
一方明は武者震いは見せてねェが、ついに蟲の王の面を拝めて笑顔になっちまってる。怯まねェ事はいいが、門番的な奴らはどうすんだァ? 動かねェし、拷問野郎が門番に助けを求めなかったってことはもしかしてただの像なのか? 門番がただの像だとしても、蟲の王対策はちゃんと考えておるのか? 連隊長から「蟲の王は大量の虫を飛ばして変異吸血鬼にさせる」、捕虜の上原から「心臓が弱点」と情報を入手したが、それを聞いてなにか準備したという描写はねェが…
流血しちまってるのにいきがりやがって! 顔の血も拭かねェ奴がなにか準備をしてるとは思えねェ!!
暗視ゴーグルは調達が得意なネズミに頼めば人数分、入手可能かと