国会議事堂の地下にいる雅の息子の一人・蟲の王。明達は自衛隊の助けを借りながら、とうとう蟲の王がいる部屋まで辿り着いた。門番らしき変異吸血鬼が並ぶ中、部屋の奥に蟲の王がいるのを発見した。
先手必勝!
とにかくネタバレ!!
あらすじ
鮫島「いやがった。蟲の王」
拷問野郎が蟲の王に明達の事を報告していた「蟲ノ王様!! 大変ナノ 蟲ノ王様!! 人間ガ ココマデ 攻メテキチャッタノ!!」
鮫島「くっ ふざけやがって! アイツ言いつけやがった」
しかし蟲の王は拷問野郎を手ではたいてしまった。
飛ばされた拷問野郎は部屋の壁に叩きつけられて倒れた。
蟲の王「ウル…サイ…」
蟲の王は起き上がり、明達がいるほうに歩いてくる。
ネズミ「嫌ァァァァ 逃げよう!! 今すぐ引き返さないと」
鮫島「ちくしょう 膝が震えちまう。こんな奴と戦うのかよ」
明「・・・・ 自衛官! 引き返して自衛隊の残りを連れて来てくれ。ここにいる門番どもを引きつけてほしい。俺はこの蟲の王を殺る。行け」
十条二尉「はいっ」
十条二尉は走って引き換えって行った。
明は仕込み刀を出し、蟲の王に向かって走り出す。
明(先手必勝! とにかく斬る!!)
明は飛び上がり、蟲の王に仕込み刀を振り下ろす。
キンッ
仕込み刀は硬い物に当たって防がれてしまった。
明「くっ なんだこれ!」
蟲の王の背中の殻が伸びて、明の刀を防いだのだった。
ぱんっ
明は伸びた殻に弾かれて後方へ飛ばされた。
明「なっ しまっ…」
後ろに飛ばされた明は鮫島達の上に落ちてくる。
飛ばされた明を叩き潰そうと、明の上から蟲の王の殻が振り下ろされる。
鮫島達は明の着地点にいて、一緒に蟲の王の殻に叩き潰されそうになっている。
鮫島「やばい!! こっちに!!」
ネズミ「ひいいいいいい 来ないでェェェ 嫌ァァァァ」
蟲の王の殻が叩きつけられ、鮫島達がいた通路は崩れ落ちた。
感想
ちゃんと見ておるのか?
周りの状況を
拷問野郎が蟲の王に人間が攻め込んできたことを報告。
それを見た鮫島「言いつけやがった!」
言いつけるも何も丸見えじゃねェか! しかも十条二尉がライトを照らしてるからさらに見つけやすくなってるじゃねェか!!
蟲の王を前にして
飛んで火に入る夏の虫状態とは
なんたる皮肉
ンだよ
このクソ王様
蟲の王に報告していた拷問野郎だったが… 蟲の王は拷問野郎を… お手手野郎を叩いちまった!!
これもひとつの
豪快なハイタッチってやつだな
ハッ そういえば蟲の王は元々いじめられっ子でろくに友達がいなかった。もしかして拷問野郎を褒めようとしてハイタッチをしようとしたが、友達との距離感が分からねェから思った以上に威力が出ちまったんじゃねェのか? そう思って見ればこれは王の孤独を表していて悲哀があるシーン。「蟲の王が小4でいじめられっ子という設定が活きてきたなァ。緻密な設定!! さすがは私が見込んだ漫画よ」と思っていたが… 蟲の王が発した言葉は「ウル…サイ…」 ただの反抗期だなんて… そんなそんっ…
私の事は以後
救世主と呼び
永久に崇めるがよい…
明は十条二尉に頼み事をしようとしたが…
明「自衛官! 自衛隊の残りを連れてきて門番どもを引きつけてほしい。俺はこの蟲の王を殺る」
ここまで一緒に来たっていうのに名前覚えてないからちくしょう! 開かずの間の敵を引きつけてくれた自衛隊員達の生き残りを「自衛隊の”残り”」呼ばわりしやがるからちくしょう!! コイツ、人を駒としか思ってやがらねェ!!
明「この隊はすべて俺の物!!
連隊長様の気分だぜ!!」
最悪なのが救世主やってた
関わらないほうがいい
この救世主が
血液とともに
記憶も頭から流れ出ちまってるから
ちくしょう!!
明は蟲の王は俺が殺ると豪語しちまった。自衛隊を物扱いしちまっても蟲の王を倒せばチャラになるだろう。しかしどうやってこんなデケェ化け物を倒すんだァ?でも豪語したからには今まで手に入れた情報でなにか策があるに違いねェと思ってたら…
明(先手必勝! とにかく斬る!)
作戦まったくねェ!!
連隊長から仕入れた情報「多数の虫を飛ばしてくる」これに対しては先手をうつのは間違っていねェ。しかし弱点の心臓の位置を探るとかまったくやりやがらねェ! 上原が命がけで手に入れた情報を速攻捨てやがった! こんな小せェ仕込み刀で、こんなバカデケェ奴を斬るというのかァ?
こいつが救世主様と呼ばれる男
見ての通り
必死に繋いできたみんなの思いを
無計画に斬り捨てやがった奴だ
ひいいいいいい 自衛隊員が命をかけて地下トンネルの地図を作り、蟲の王を弱点を見つけ、明をここまで辿り着かせるために盾になったというのに、この男、何も考えずに突っ込んで行きやがった!! ここまで来る間に連隊長や拷問野郎から必死に蟲の王の情報を仕入れようとしていたのはなんだったんだ? …へ? でもこのシーン。何か見覚えがあるぞ…
ハ 明が「があああああ」と
言いながら
斬りかかるのを見たのは
何話ぶりだろう
嫌ァァァァァ 前戦と同じじゃねェか!! 拷問野郎に通用しなかったばかりなのに、さらに強ェ奴に同じ攻撃方法! 蟲の王と戦うために作戦たてるどころか、前戦の反省すらしてねェ! 今、頭から流れ出ちまっている血の原因も忘れちまったのか? しかも蟲の王に斬りつける前には「他の敵はみんなが引きつけてくれ。俺はボスを殺る」と、拷問野郎に斬りつける前と同じような事も言ってやがった!!
先生ェ「盛り上がったパターンほど
使いまわしたくなる
それが漫画家って生き物だろ」
殻を破るのは
いつになるのやら
拷問野郎の時と同じく、「がああああ」と言いながら斬りつけた明の仕込み刀は防がれちまった。今回防いだのは殻。
へ?殻? 鮫島が言うように尻尾じゃねェのか? カメレオンのように普段は巻いているだけの尻尾なんじゃねェのか? でもサブタイトルが殻だからなァ… 斬りつける予定のポイントがズレて斬撃の威力が落ちたとは言え、明の仕込み刀を「キンッ」という音を出して防いじまったから殻なのかァ?
こんなデケェ物が動いちまってるというのに、明が仕込み刀を防がれちまって「くっ なんだこれ!」はねェよ。こいつ、斬る対象をちゃんと見ておるのか?
適当に突っ込んじまって
失敗を繰り返しちまった救世主様に
こっちが「なんだこれ!」と
言いたいからちくしょう!!
あったよ!
炎上しやすそうな所が!!
殻に弾かれちまった明は鮫島達もろとも、蟲の王の殻を叩きつけられちまった!! 明はともかく、勝次やユカポンまで攻撃するなんて容赦ねェ!
カッコ悪ィよ 蟲の王
悪者でも実況役は攻撃しねェもんじゃねェのかよ
拷問野郎が倒れちまったし、鮫島達もやられちまったら実況役がいなくなっちまうぞ! さすがは小4。実況役には手を出さねェという暗黙のルールが通用しねェ!! そして蟲の王が小4ということで、小4の勝次や女のユカポンを攻撃しても卑怯だとは言わせねェ。小4という設定がココで活きてくるとは!! やはりこの漫画、緻密な計算の元に成り立ってやがった!!
先生ェ「こんな事もあろうかと
蟲の王の設定を小4としてたんだ
最高のクレーム対策を見せてやるよ」
ハ 「次号は休載。」
を見るのは何号ぶりだろう
前回、拷問野郎に「がああああ」と言いながら斬りつけて次号は休載だった。今回、蟲の王に「がああああ」と言いながら斬りつけ、次号休載。内容だけでなく、掲載の仕方も繰り返しやがった!!
コピペ!!
この過酷な週刊連載を乗り越えるには
内容のコピペも必要なのか!!
松本光司様ァ!!
漫画の面白さも
繰り返しやってくると
俺は信じてますよ!
というか、弱点が心臓なのわすれてないか?