倉庫で共同生活しているクロ・アザミ・ユーカリ。そこへ旅から帰ってきた洋子が転がり込み、クロに絡んでいた紅白組の川萩も一時的に身を預かることになった。洋子は倉庫の冷蔵庫の中に一度開けたイワシの缶詰を見つけたが、中身は腐っていたので男たちのガサツさに悪態をついた。
あらすじ
倉庫
川萩の顔の腫れが引いてきて、町から出る日が近づいていた。
ソファに座っているアザミ・ユーカリ・川萩。
ユーカリ「明日には この町を出れるやろ―――」
アザミ「クロに感謝しねーとな!」
川萩「クロ・・・か・・・・ ちっ!」
川萩は、元カノにクロがキャバクラの仕事を紹介したことを恨んでいた。
アザミ「クロも仕事でやったんだ・・・・ カンベンしろよ」
川萩「別に僻んでないですよ―――」
そこにクロがビニール袋をぶら下げて帰ってくる「おまえのお別れ会に なんで俺が パシらなアカンねや」
売り言葉に買い言葉で、川萩が立ち上がる。
クロ「せっかく腫れが引いたのによォ――― またボテボテにしたろかコラ!!」
アザミとユーカリが喧嘩は止めて飲もうと言って、場を収める。
2階のプレハブにいる洋子にも一緒に飲もうと声をかけるが、洋子は断る「アタシ 今日は飲まな~い」
ユーカリ「あら めずらしい―――」
アザミ「そのうち アルコールのニオイにつられて 下りてくるさ―――」
洋子は寝転がり、田高田社長の事を思い浮かべていた。
オクトパス
田高田社長は一人で飲んでいた。
洋子が社長の事を思い出していたからか、社長は大きなクシャミをする。
社長「誰か―――ウワサしてる? 首の骨が折れるか思たぁ―――・・・・ もしここで倒れたら――― 第一発見者はやっぱりユーカリか・・・・ 頼りにならんなぁ~」
倉庫
社長がユーカリのウワサをしていたからか、ユーカリは大きなクシャミをする。
ユーカリ「誰かのウワサってヤツか・・・?」
アザミ「そりゃおまえ――― あのパンツ野郎じゃね―――のか? でもまあ よく交換して はいたよなぁ~ パンツ―――・・・・ おまえが我慢できたのは 少なからず佐藤の影響だよ」
クロ「やっぱ兄さんスゲェわ~」
川萩「あの人って・・・どうスゴイの? 見た感じ ふつうで・・・・」
クロ「見た感じ―――? おまえ―――会うたんかいッ!?」
クロは、自分はまだ佐藤に会えていないのに川萩は会ったということで八つ当たりをする。
川萩「オイ! ええ加減にせえよッ!!」
凄むクロ「何がぁ~!?」
しかし川萩はお腹を抑えて、場を離れようとする。
クロ「コラコラ! どこ行くねん? 逃げんのか!?」
川萩「いや・・・ ちょっと便所・・・・急に腹が―――・・・・ クロ! ちょっとやめてくれ・・・ 今は・・・ ムリや・・・・」
川萩はトイレに向かう。
しばらくすると、クロも腹痛に襲われる「俺も・・・便所―――・・・ 腹が・・・・」
その様子を双眼鏡で伺っている洋子「食べたのね ・・・アレ・・・・」
クロ達は腐っていたイワシ缶を食べていた。
笑顔になる洋子。
ユーカリがイワシ缶の中身が腐っていたことに気付く。
アザミ「マジかよ!? 酔ってるから 食っちまったな~ まあ・・・俺はアイツらとは鍛え方が違う・・・・」
しかしアザミも腹痛に襲われる。
アザミ「ヤバイ! 俺も来たぞ! コレは・・・ スゴイ・・・ くそっ・・・・」
ユーカリ「でも―――便所は渋滞してるぜ!」
トイレは川萩がこもっていて、クロはドアを叩いて出てくるのを待っている。
アザミはお尻の筋肉に力を入れて我慢している。
その混乱を見て楽しんでいる洋子(今夜は熱い夜になりそうだわ―――・・・・)「くくく くくくっ」
感想
縁をきった?人たち・・・・。
川萩のお別れ会をするが、洋子は下りてこなかった。
珍しい―――。あの洋子がアルコールを拒否―――!? 洋子はクロ達から、ここに川萩がいる理由を詳しく教えられていないんだろう―――。しかし気になるということで窓から覗いている―――? そしてアザミやユーカリと一緒に飲むのはあまり乗り気じゃない―――? 田高田社長から男運がないと言われたのも気にしてるんだろうか―――? 自分の周りにはこんなのしかいない・・・・と。まあ音楽聞きながら思い浮かべるのはタコちゃんでは―――男運というより縁が無さすぎる・・・・。洋子の周りにふつうの男はいないのか―――?
洋子は社長の事を心配し―――社長はユーカリの事を心配していた―――。
ユーカリはレンタルおっちゃんの仕事で男同士でパンツ交換を拒否せずに我慢して出来たことに「自分でもホメてやりたいぜ」って―――そこはキレとけ、キレとけ~。ふつうはそこでキレていいのに―――。そしてウワサをする対象―――褒める対象は佐藤へ―――。佐藤の影響でユーカリは我慢できたと言っているそばから―――クロは我慢出来ずに川萩に八つ当たり・・・・。クロは第1部での佐藤との出会いから、成長や根本的な考え方の変化がないから佐藤と再会できないのでは・・・・。
縁は無くてもウンはある人たち・・・・。
川萩は、クロが元カノを水野に紹介した事を逆恨みしていた―――。クロは、水野は行方不明だけどまだ組員扱いなので呼び捨てにするなと凄んだ―――。
ヤクザの幹部が行方不明扱いってことでカンが良いならもう居ないと気付くだろう―――。クロはその嘘を貫き通せていると思っているのか―――? カンが悪い・・・・。もう死んでるだろと言い返さない、そう思い浮かばない川萩もカンが悪い・・・・。
イワシ缶の中身が腐っていたので川萩・クロ・アザミが順番に腹痛に見舞われた―――。
なんでハライタなったら決め顔になるねん―――! 「俺はアイツらとは鍛え方が違う」からのぎゅぅキリッ! まぁこういう状況は本当にピンチやけど~。クロはまだしも、アザミまでこんな深刻な表情になる―――? 数々の修羅場を潜ってきたであろうアザミが―――? 元殺し屋でも急な腹痛は緊急事態レベルなのか―――。そんな状況でもアザミは力づくでトイレの順番を奪わずに我慢している―――これも佐藤の影響なのか―――? それとももう一歩も動けないほどヤバイ状態なのか―――!?
その騒動を洋子はワインを飲みながら笑顔で見守る―――。
ドア一枚隔てて天国と地獄―――。クロは腹立てたり腹下したり忙しいなぁ~。「ドアぶっ潰すぞ」と言っても実際にドアを壊したら次使う自分が困るし出来ない―――。そこは冷静に我慢できるのか~。アザミより余裕ある―――? アザミは体デカイしよく食べてそうだからな~。そういえば一番最初に腹痛になったのは川萩だった―――。世話になったのにと言いながら一番食べてたのか―――?
洋子はパックのおいしいワインを飲みながら―――アテはこれか―――・・・・。趣味悪い―――! 男に縁がないとか運がないとかじゃなく―――洋子自身の問題やん―――! 幼い頃に家族を亡くして、さらにそれの実行犯がいる組織に所属して厳しい訓練を受けていたということで、誰かを愛するというのは難しくなっているのかも知れないが・・・・もう恋人は酒という状態になってしまってる―――。観察している姿は諜報員らしいけど~。訓練の成果をこんな所で活かすか~?
ユーカリは運良く口をつけていなかったか―――。佐藤だったら臭いや味で気がついただろうに―――。「ナイフ1本渡して森に放置」の訓練はボスの育成方法だから、山岡に訓練されたアザミとユーカリはやっていないんだろう―――。アザミとユーカリは毒を盛られたら気付かずにあっさり引っかかってしまうのか―――? こういう所もあの人のスゴイ所―――本当に鍛え方が違う―――。「俺はアイツらとは鍛え方が違う」のセリフは、佐藤ならば言っていいセリフだったなぁ~。今、倉庫に海老原が来たら―――ルーマーとの戦いでピンチになってもアザミを呼ぶ事はしないのでは・・・・。
結果的にこの騒動でクロと川萩がぶつかるのは回避できた―――。お別れ会としては喧嘩になるよりも、同じ痛みを共有できて運が良かったような~?
腹を下してトイレ争奪戦───
人間の尊厳を守るためにパンチや蹴りは御法度、その絶望的苦しみは想像に難くない────
最後は紅白組と痛み分けになるのかな。。
ヤクザと殺し屋が宴会したら地獄を見た。
最高です。
アルコール飲んでも腹は緩くなるからな
これの展開が気になる
そーいえば
こないだ アメトーク
漫画大好き芸人(?)だったかな、
バカリズムさんの推し漫画に
ファブル 入ってましたね(笑)
そーいえば
アキラの初登場時の
「ちっ!」という口癖
いつの間にか 無くなってますね〜