クロに絡んでいった紅白組の川萩は、真黒組に身柄を預かられてクロ達と3日間暮らすことに。佐藤は洋子から仕事の報告を受けたが、ミサキとの新婚生活を続けている。川萩を仕向けた紅白組の松代は、クロと川萩の喧嘩に介入してきた女の存在に目をつけていた・・・・
あらすじ
倉庫
朝になり、目を覚ました川萩。
周りにはクロ・アザミ・ユーカリが無防備にソファの上で寝ていた。
川萩はトイレでも行こうかとしていると、あるものを見つけて悲鳴を上げた。
その悲鳴で目を覚ます、ソファの上の3人。
川萩「女の・・・・ 女の死体が・・・・」
川萩が見つけたのは、酔って帰ってきて床で寝ている洋子だった。
川萩はアザミやユーカリから「酔って帰ってきて寝ているだけだ」と説明を受ける。
川萩「寝てるぅ!? これで・・・!? アレ~ よく見たら この女・・・・ この前の―――」
クロ「いいか よく聞け! このクズ野郎――― この女(ひと)はな――― 俺の尊敬するアニキのような――― 先生のような まさに神のような人の妹さんや――― 失礼のないようにせぇよ」
クロは洋子を起こして2階の布団で寝るようにと説得しだすが、洋子は話しかけてきた相手を田高田社長と勘違いしている。
川萩の悲鳴で目が覚めたユーカリは、スマホをチェックするとレンタルおっちゃんの初依頼が来た琴を知り、喜びアザミに自慢する。
佐藤とミサキの部屋
佐藤はクロに預けていたインコのカシラを倉庫から引き取りに行こうとしていた。
クロに電話をしたが番号が変わったようで連絡が取れず、高橋に車で送ってもらうことになっていた。
車で迎えに来た高橋。佐藤は後部座席に乗って欲しいと言われる。
高橋「佐藤先生を運んでるのを 誰かに見られたら いろいろとホラ 良くないでしょう・・・ 組長にも そこは気をつけるように 念を押されまして!」
佐藤「なんか・・・悪いね 変な気を遣わして―――・・・・ 海老原組長―――元気―――?」
高橋「えぇ~ ちょっと今 バタバタしてますが」
真黒組は体制を立て直していた。海老原はファブルとは手を切ってゴタゴタしているが、そういう事は佐藤には言うなと釘を刺していた。
高橋「いや・・・そりゃ一応 ヤクザな組織なワケですからぁ~・・・ 体制をホラ! ・・・・常に―――・・・・」
佐藤「ふぅ~ん・・・・・」
紅白組
松代は、川萩とクロの喧嘩に介入してきた女を探っていた。
そして松代の部下が女が映っている映像を手に入れていた。
メモリーカードを渡す部下「あの女が通ったであろう道路ぞいの家の防犯カメラです――― 30万でたたいたら一発でした――― 人感センサーで家の前を通ると明かりがつくんです。顔が―――ハッキリ認識できるかと!」
松代は映像をチェックする。
松代「おっ・・・ ほぉ~ 美人さんやないか。歩きで―――ウロついてるって事は たぶんこの近所に住んどるやろ~」
部下「調べます―――」
松代「攫っちゃえ!」
映像にはマスク姿の洋子の顔がハッキリと映っていた。
感想
寝尽くす人達・・・・。
川萩が起きたら、3人はソファで寝ていた―――。
爆睡やんけ―――! この3人、無防備すぎやろ~。クロはともかく、アザミとユーカリはもう”ふつう”の生活に―――? でも今回だけでなく、海老原が訪問してきた時もソファで寝てたな・・・・。普通の人は毎日ソファで寝ないと思うが・・・・。まだ”ふつう”の人に成れていないと言える―――。そういうズレがレンタルおっちゃんの仕事を通して直ると良いが―――。ユーカリにようやくレンタルおっちゃんの依頼が来たが―――不安だな~。アザミの嘘泣きのような誤魔化し方を持っているのか~? ちょっとしたことで言い合いになってトラブル起こしそうな・・・・。
洋子は、川萩が死体と見間違うほどの状態で寝ていた―――。
路上で寝てしまった酔っぱらいかよ~! 沖縄にはこういう人がけっこういるらしいが・・・・。洋子はなんとか路上ではなく屋内にいるが―――洋子も無防備に寝ている―――・・・・。これも”ふつう”じゃない―――。こんな寝方してたら起きた時に体が痛くて仕方がないと思うが・・・・少なくとも首、肩。お尻が絶対に痛くなる寝方や―――起きたらこんな所で寝た事を後悔する寝方や―――! ファブル時代は体のコンディションを保つ事も重要な事だと教えられてると思うが―――第1部の頃からゴロゴロしていたな―――・・・・。酔っ払っていても路上ではなく屋内まで戻ってこれた部分は訓練の成果か―――? 寝ている時は一番無防備だから、絶対に屋内で寝ろ!と、帰巣本能を植え付けられてそうや~。また目を開けて寝ているが―――。
佐藤は新婚生活を始めていても、空の湯船で裸で寝ていた―――。洋子も第1部と変わらずに目を開けて寝ている―――。佐藤兄妹の寝方は変わっていないといえる―――。この間まで旅に出ていて気を張っていたからだろう―――。
川萩は喧嘩に介入してきた女・洋子がクロと知り合いと知って何かしたりすんのか~? クロに大切な女・河上静を水商売に落とされた―――。仕返しにクロが大切にしている洋子を・・・・? そこまでの敵対心が残っているかどうか―――。もう3日後に街を安全に出れるかどうかに―――静を一緒に連れていけるかどうかに意識は移っていそうだが―――。松代が洋子を捜している事を知ったら、洋子を手土産に紅白組に返り咲くという事に色気を出しそうや―――。
手を尽くす男・・・・。
佐藤は送ってくれる高橋と近況を話し合っていた―――。
高橋は佐藤”先生”呼びか―――。クロは「アニキのような 先生のような まさに神のような人」と形容―――。そんな人が、クロのとっさの言い訳のせいで変態扱い―――。
それもヤクザの組が引くくらいの変態扱い・・・・。だが、これでキックの西日本チャンプは佐藤に近寄らなくなって結果的に良かったような―――。でもこの西日本のキックチャンプは鉄工所でミサキと一緒に脱出した時に「何か合ったときに」と電話番号を渡したことがある―――。佐藤を街で見かけたら変な正義感を出して声かけそうな・・・・。「こいつは変態」という色眼鏡で見ると「あっKUN」て書かれてあるマスクもなにかやばい奴に見える―――。
佐藤が高橋に海老原の事を聞くと、海老原は真黒組の立て直しで忙しくしているという―――。
真黒組は組織から手を切ったから、体制立て直しか―――。抗争で檻の中にいる奴もいる中、さらに幹部2人がいなくなって・・・・。ただでさえ人数少なかったのに後ろ盾も無くなって―――どうやって行くつもりだ~? 現代的なシノギをやってそうにも見えないし―――。佐藤がボスから時代遅れと見られたように、真黒組も時代遅れの組っぽいが、誰か現代っぽいシノギに詳しい奴が居たりするんだろうか―――?
その内情を海老原は「佐藤には言うな」と高橋に釘を刺している―――。第1部の最後のほうで、殺し屋と殺し屋が撃ち合っている倉庫の外で待機していた高橋―――。そんな高橋が目立ったらあかんのに信号無視・・・・。かなり動揺している―――。真黒組はかなり切羽詰まった状態か―――? 佐藤はうっすらと気付いている―――? そんな時に―――そんな時だからこそ、紅白組が手を出してきた―――。
手を尽くした男・・・・。
紅白組は防犯カメラの映像から、喧嘩に介入してきた洋子の姿をしっかりと確認した―――。松代は部下に「攫っちゃえ!」と命令した―――。
無防備に寝ている洋子でも、さすがに外で攫いに来たら返り討ちや~。ヤクザ側が「この女はやり手!」と分かっていても返り討ちや~。洋子が酔った状態での夜中の帰り道でも大丈夫だろう―――。酔った洋子に絡んでいくとシラフの時よりさらに酷い目に合わされそうだし~。ただ、洋子の飲み友達に目をつけられたら・・・。田高田社長は困っている人に出来る範囲だけど精一杯手を尽くして助けているっていうのに、本人は全然報われない・・・・。タイトルはファブル(寓話)なんだから―――親切な人は最後には幸せになってほしいが―――。タコちゃん、またタコ殴りなのか~? 田高田社長が第1部に続き、タコ殴りにSecond contact―――?
みさきちゃん、、いつも走っていた彼女が、おっとりし過ぎじゃないか?丸くなってブサイクになったし。違和感あるなあ。
一応アングラ稼業も見て知ってるんだから、もう少しシュッとしててもいいと思うんだけどなーー
あとクロねー、嫌いじゃないから、もそっと成長見せてくれー
でかした海老原親分というか、作者
どうにか洋子をイザコザに絡ませて更に後々イザコザする気やね
で、レンタルおっさんらにもイザコザさせる気やね
イザコザやねー、世の中