北沢姉弟の兄・徹を食べてしまった血の楽園のボス・豹丸を、明は苦戦しながらも倒すことができた。しかし拷問野郎を逃してしまい、ミサイルを防いでいた変異吸血鬼達も拷問野郎に一緒に付いていってしまった。それを監視していた国連軍はミサイルを一発撃ってきた。そのミサイルは血の楽園内に命中。ミサイルが着弾したということで、国連軍は今度は無数のミサイルを撃ってきた。無数のミサイルがこっちに飛んでくるのを見た明達は…
私の下に見ないでくれ!!
ここなら
ネタバレに耐えれるかもしれない
あらすじ
明達は建物内に隠れ、運良くその建物は着弾しなかったのでミサイルの爆撃を逃れることが出来た。
明はすぐさま建物から出ようと言い出した「すでに破壊されつくした場所に隠れた方が安全だ!!」
明達は破壊された瓦礫の下に身を隠してやり過ごした。
周りを見渡すと建物は破壊しつくされていた。
そこへ再び無数のミサイルが飛んできた。
鮫島「やばいぞ!! 第二波が来た!! 国連軍の奴ら 殲滅作戦かよ!!」
ミサイルの第二波は明達が隠れていた瓦礫を破壊した。
瓦礫の下から放り出された明。そこへミサイルが飛んでくる。
希と聡のところへミサイルが飛んできたが、豹丸の上半身が覆いかぶさってきて盾になってくれた。
豹丸の上半身「大丈夫か… 希… 聡…」
豹丸の本体が死んだことで吸収されていた徹の意識が戻り、豹丸の上半身を動かしていたのだった。
豹丸の上半身になった徹は、明達も自分の体の下に入ってミサイルから身を守れと言い出した。
明達も豹丸の身体の下に隠れる。ミサイルは豹丸の身体に次々当たっていく。
豹丸の身体になった徹「希… また聡を頼んだぞ またお前たちに会えるなんて 思いもしなかった 最高の最期だ!! もう悔いはないよ 希!! 聡!!」
ミサイルの爆撃が止み、徹の意識が動かしていた豹丸の上半身はボロボロになってしまったが、明達は無事で済んだ。
希「お兄ちゃん… こんな姿に…」
鮫島「最高の兄貴じゃねェか 身を挺して兄弟を守ったんだ」
希は兄に礼を言い、この後も強く生きていくことを誓った。
感想
やべェ!
こいつら ミサイルより
超やべェ!!
国連軍はどんだけミサイル撃つんだよ! それだけ驚異ってことかァ? それにしても飛んできたミサイルを仕込み刀で真っ二つに!とはならねェでよかった。明はそこまで人間離れしてねェようだ。
明は勝次を抱えて避難。希は目の見えない聡を誘導して避難。そしてネズミはユカポンを一緒に避難しようとする。
非常時には大事に思っているものを手に取っちまうものだが…
ンだよ この4コマ漫画のオチは!
握手会で我慢できなくなっちまったファンにしか見えねェ!
明らかに迷惑そうな顔してるじゃねェか!!
どさくさに紛れてユカポンにお触りしやがった! いつものネズミなら「置いてかないで!」と逃げ遅れちまうパターンだが、今回はミサイルを目視してからのこの行動! 「緊急避難だから」という事を隠れ蓑にして勢いに便乗しちまうとは! 豹丸は上半身だけ生きていたが、ネズミは下半身だけで考えて行動してやがる!!
隠してねェのはネズミの下心!
フン 健康でなによりだ
そして次に、すでに破壊された場所に移動しようとなった時は…
ユカポンはネズミを置いていきやがった! 超冷てェ!! こんな世界になっちまっても、ユカポンはアゴアゴみてェなファンも大事していたっていうのにネズミを見捨てやがった!
ファンとして一線を超えちまったので
死線を彷徨いそうになっちまったからちくしょう!
瓦礫の下に隠れた明達。
コンクリートの塊を、「今日、やってるかい?」って感じで暖簾を潜るかのように片手で持ち上げやがった!
瓦礫の下に隠れた明達だったがミサイルはさらに飛んできて、瓦礫も吹き飛ばしてしまった。
「んがっ 直撃した!!」? 本当にミサイルが直撃しちまったんならこんなこと言ってられねェからちくしょう! ギャグのリアクションで大げさに転げちまってるだけにしか見えねェ!! 新喜劇かよ! こいつら、絨毯爆撃受けちまってるのに余裕ありすぎやしねェか?
北沢徹
まさしく骨のある男よ
ミサイルが容赦なく次々飛んでくる。隠れるところが亡くなった明達に、意識を取り戻した徹が豹丸の身体を盾にして明達を守った。
鮫島が「最高の兄貴じゃねェか 身を挺して兄弟を守ったんだ」って言うのは重いなァ… 弟の精二を置いて逃げちまった鮫島が言うのは超重ェ。あの時に残ってても雅に喰われちまうだけだから、逃げることしか出来なかったと頭で分かっちまってても超辛ェ。明も篤が落下の衝撃を受けてくれたおかげで生き残れたという経験をしているので、それを思い出して辛ェだろう。ユカポンもファンが身を挺して守ってくれた経験を思い出しているだろう。そしてネズミも…って、こいつだけ身の上話がなんにもねェ!
辛ェなァ…
登場して250話以上経っちまったのに
過去話が未経験だけ
というのは
爆撃からの盾になった徹の豹丸の身体はボロボロになってしまった。
辛ェ…せっかく意識を取り戻して兄弟再会できたっていうのにあんなにミサイルの爆撃受けちまったらもう身体はバラバラに…って骨!?
あったよ!
カルシウムを取りまくった
豹丸の身体が!!
でかした!
爆撃受けちまった姿には見えねェ! ピラニアに喰われちまった感じじゃねェか! どんだけ骨が丈夫なんだァ? 希が「お兄ちゃん… こんな姿に…」って言ったのは爆撃受けたように見えねェからじゃねェのか? なんで骨だけが残りやがるんだよ! アシスタントに描かせたものの注文と違う描写を描いてきちまったが締切間近だからもうコレを載せるしかねえェ!ってことになっちまったようにしか見えねェ!
そして瓦礫の中、これからも強く生きていくことを徹に誓うが… あんなに爆撃があって、瓦礫の山になっちまっても、豹丸戦で怪我をしちまった明以外は誰も流血してねェし! 顔が汚れてすらしていねェ!! あの絨毯爆撃を無傷で顔もキレイなまま生還!! 人間より身体が丈夫な吸血鬼達は全滅しちまったというのに! 前話のラストの絶望的な状況からは考えられねェ結果! 彼岸島の世界の絨毯は穴だらけなのかァ?
私たち
こんな漫画でも
絶対に読み続けるからね
ゴ ボ ド
ォ ォ ゴ
ォ ォ ォ
ン ン ン
絨毯爆撃で誰か死ぬかもと心配してた読者0人
骨見てコンビニで吹き出しちまったからチクショウ!
ひよう丸が外部が打撃を受けても
中身は無傷のスポンジ構造の伏線が
ここに来て生きて来るから チクシヨウ!
明の手投げしたボロ刃みたいなのは簡単に体をズボッと貫通しちまったのに、国連軍様のミサイルは何発喰らっても塞ぎきっちまうなんて⋯そんな⋯そん
「最高の兄貴じゃねェか」これを鮫島にあえてさらっと言わせて、
読者の心を捉えるのが、この漫画の良いところですよねえ
そして、感動の余韻を骨で吹っ飛ばすところも(笑)