みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

彼岸島

【彼岸島48日後…】197話「包丁の柄」あったよ! ドームに向かう前の肩慣らしが!! でかした!

投稿日:

明達は勝次が東都ドームの大会で景品になったと聞き、向かう。
道中、人間を襲っていた吸血鬼から、東都ドームで日本中から吸血鬼が集まって最強の吸血鬼を決める武闘会が開かれると聞いた。

スポンサードリンク

あらすじ

ビルの屋上で人間をオモチャにして遊んでいた吸血鬼達は、明達によって1人を残して倒された。

1人残った吸血鬼「東都ドームには最強の吸血鬼を決める武闘会が開かれている。日本全土から吸血鬼の猛者たちが集まっているんだ。人間なんて見つけたら、全員で襲って来る。貴様らなどひとひねりだぜ」

鮫島「マジか・・・ そんな所に勝次は捕まってんのか・・・・」

吸血鬼「もういいだろう。質問に答えたんだ。見逃してくれよ」
吸血鬼

明「そんな約束をした覚えはないが」

明の意見に同意する人間達。

吸血鬼「ウルセェ!!」

吸血鬼はビルの屋上から飛び降り、泳いで逃げ出した。

吸血鬼「仲間を呼んできて全員喰ってやる!! 覚悟しやがれ クソ人間どもが!!」

「ふんっ」鮫島は足元に転がっていた包丁を投げつける。

包丁は泳いでいる吸血鬼の後頭部に刺さった。

吸血鬼「ぎゃっ ぐがががが これくらいで死んでたまるか・・・」

「ふんっ」明は足元に転がっている鉄筋を投げつけた。
擬音

鉄筋は吸血鬼の後頭部に刺さった包丁の柄に当たり、吸血鬼の頭部は真っ二つになった。

人間達「包丁の柄に当てた」「すげェ!!」

鮫島「フン 相変わらずやるじゃねェか」

ネズミは「雅を倒すのが目的なんだから東都ドームに向かうのは止めて上野に向かおう」と言い出した。

明は「勝次は俺の大切な友であり仲間だ。何があっても俺はアイツを助けに行く。まずは勝次の救出。雅の事はそれからだ」と反論。

その後、東都ドームに向かう筏には仕方なしに付いてくるネズミの姿もあった。
筏

鮫島「明、どう思う? ドームの武闘会にいはアマルガムも出場すんのかな」

明「そうだな。それどころか雅の息子も現れるかもしれんな」
武者震い

震えだす明。

鮫島(明の奴、こんな時に武者震いしてやがる。なんて奴だ・・・・)

日が傾いた頃、筏は東都ドームの前までやってきた。

鮫島「これが… 東都ドーム…」

東都ドームからはワーワーと声が漏れ出している。

鮫島「すげェ歓声がもれてんな。中にどれだけの吸血鬼がいるんだよ。帆はたたもう。目立ちすぎる」

筏の帆をたたみ、オールを漕いでドームに近づいていく。

明「待ってろ勝次。助けに来たぞ」

感想

手の平など
ひとひねりだぜ

吸血鬼が「貴様らなどひとひねりだぜ」と上から言ったくせに
吸血鬼
吸血鬼
今度は「質問に答えたから見逃してくれよ」と下から言いやがる! コイツ、ころころ変わりすぎじゃねェのか?

コイツが吸血鬼
見ての通り
手がねェのに掌返しをする奴だ

「ふんっ」!!
この物を当てるには
掛け声がいるのか!!

鮫島「ふんっ」
包丁が吸血鬼の後頭部にザスッと刺さりやがった!

明「ふんっ」
鉄筋が包丁の柄に鉄筋が当たりやがった!
擬音

やめんか
これを当てるのは無理があるんじゃ

ハゲも明もコントロール良すぎじゃねェか!! 明はクソ喰い爺戦でバット使いもうまかったし、東都ドームで行われるのが野球大会なら優勝間違いねェ!!

しかし、この擬音
擬音
ヒュッ ピュウウウ コッ ふざけた擬音つけやがって! 命に対する尊厳がありゃしねェ! いくら吸血鬼でもこんな擬音で死ぬのは辛ェなァ… この間の抜けた擬音で、この世界の命の軽さを表現しているのかァ?

鉄筋を命中させた明に鮫島が「相変わらずやるじゃねェか」。
ひいいいい 吸血鬼をゲームか何かの的と勘違いしてねェか? この吸血鬼を万一逃しちまったらまた吸血鬼を相手にしなければいけねェんだぞ? それなのにこの軽いノリ… こいつら、人間をオモチャにしていた吸血鬼と変わらねェ!

カッコ悪ィよ 救世主様
旅は道連れ世は情けじゃねェのかよ

勝次のことを語る明「本土に来て1人、雅を殺す事しか頭になかった俺に、仲間の大切さを教えてくれたのはあの子だ」

ひいいいいいい ケンちゃんを忘れちまったのかよ! JOSCOで吸血鬼に止めを刺せねェケンちゃんに悲しい笑顔を見せたじゃねェか!
明 ケンちゃん
48日後で屈指の名シーンなのに… 明は彼岸島での経験で、樽に入れられちまった人間を表情変えずに簡単に介錯しちまうようになっちまったけど、ケンちゃんが優しい心を持っていてくれた事、自分にはもうこんな心は残っていないんだなァと気づいて見せる笑顔。こんな寂しい笑顔なんてあんのかァ?っていう胸を締め付けるシーンなのに… この時に心を動かされなかったのかよ… 止めを刺せねェケンちゃんのことを、こんな世の中でもまだ正しい心を持っていて嬉しく思ったんじゃねェのかよ!! ケンちゃんは大切な仲間じゃなかったのかよ!

米山太一、通称ヨネさんを忘れちまったのかよ!
ヨネさん
初対面は最悪の出会いだったが、気のいいおっちゃんだったじゃねェか!

そして新田豪を忘れてやがる!
新田親子
今も新田から貰ったコートを着ているというのに! 新田は仲間だったんじゃねェのかよ!

吸血鬼をオモチャにしたり… 恩を忘れたり… 明は人じゃねェ!

恋の力はすげェな

ネズミの鮫島の呼び方が「鮫島様」から「鮫島さん」に変わっちまったが、とうとう「ハゲ」になっちまった!
ハゲ
守りたい人がいればこれだけ強くなれるというのか!

(光司の奴 休載明けのこんな時に
筏移動の無駄コマを挟みやがる
なんて奴だ・・・)

東都ドームに向かう、帆を張った筏。
筏
この筏、帆を出してるだけで勝手に東都ドームに進んでねェか? どのコマも帆の向きが一緒じゃねェか? しかも結構な速度が出てるように見えるぞ? それに明は突っ立って、鮫島は胡座をかいて、ネズミは内股になって立ってとずっと同じポーズだぞ? ポーズが変わったり、居る場所が変わったりして時間の経過を表現するもんじゃねェのかよ。

ハ 明の武者震いを見るのは何年ぶりだろう

武闘会にアマルガムの雅の息子が来てるかもしれねェとなった時、明の武者震いが出てきおった! 武者震いは金剛と戦う前以来か? 本当は仲間より、強い相手と戦う事のほうが大切なんじゃねェのか?
武者震い
どうやら現れたのは明の本性のようだな。

東都ドームに付いたが、外に歓声は聞こえてくるのに、外には誰もいねェ。人気の武闘会なら、中に入れねェ吸血鬼が外をうろついていてもおかしくねェんだが… 入れねェけど音だけでも聞きてェって奴はいねェのか? いっぱい居るのか居ねェのかどっちなんだ?

でもどうすんだこれ? 明、鮫島はまだしも、ネズミ・左吉・ユカポンは戦えねェぞ? それに明でも大人数の吸血鬼を相手にするのは体力がもたねェはず。変装でもして潜入するのか? 優勝したら景品の勝次がもらえるってことで吸血鬼として出場すんのか? 明の予想通り、雅の息子が参戦していたら話も進むんだが… 雅も来ていたら「ハ 雅を見るのは1年ぶりだろう」って言えるのになァ。約1年前に鮫島兄弟と会っただけで、『48日後』になってからは明とは再会してねェんだよなァ。久しぶりに明の刀を受けた雅が「太刀が重くなったな」という決まり台詞を聞かせて下されェ!! 雅との決着はまだ先になってもいいから久しぶりにその台詞を聞かせて下されェ!

スポンサードリンク スポンサードリンク

-彼岸島
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

兄貴を憎んでいた

【彼岸島48日後…】405話「二日前」ハ 兄貴コンプレックスより 毒親が弱点になるとはな

バラバラになってしまった明達。明と小春以外は全員なんとか合流できた。鮫島達は明と小春に合流するために、竹馬街の3っつ目の派閥・白髮族の縄張りに潜入した。賭博場や人間売買市場を見て回ったが、明と小春の姿 …

ミサイル変異体

【彼岸島48日後…】292話「ハンディ・ハンディ様」楽園崩壊の鍵を握るのがお手手野郎とは なんたる皮肉

明と鮫島より一足先に血の楽園に潜入したユカポン・ネズミ・北沢希・聡。少しでも情報収集しようと、夜になってから人間がいる労働地区に踏み込んだ。人間達に対しては吸血鬼のフリをして情報を聞き出そうとしたが、 …

それを待つ

【彼岸島48日後…】371話「ユルサナイ・・」女のほうから追いかけさせる コレが上手くいくコツってやつだな

歌舞伎町のアマルガム・舌喰いの頭部をエサに、その妻の邪鬼・陽菜を誘導して歌舞伎塔の頂上から落下させて倒す作戦の実行を始めた明と勝次。勝次のヒー坊を利用して頂上まで登り、陽菜も追いかけて登ってきた。屋上 …

舌文字

【彼岸島48日後…】372話「白馬の王子」実行できそうにねェ作戦を 一文字だけで指示してきやがる! なんたるブラックな職場よ

明と勝次は、歌舞伎町のボス・舌喰いを頭部だけにし、邪鬼・陽菜を歌舞伎塔の屋上まで誘い込んだ。屋上から落として倒そうとする作戦を実行。変異吸血鬼達という障害が出たが、なんとか陽菜の顔面を斬りつけ、歌舞伎 …

とりもち

【彼岸島48日後…】322話「黒い化け物」化け物は豹丸でも変異吸血鬼でも宮本明でもねェ… 一番の化け物はとりもちの粘着力じゃねェか!

血の楽園での豹丸との戦いは佳境を迎えた。明の攻撃で、豹丸の腹部にある本当の顔が姿を表す。血の楽園の外壁の上で戦いの場を移し、明は豹丸の本当の顔に致命的なダメージを与えようと策を巡らそうとしていた。 や …