【ザ・ファブル　The second contact】47話「握手する男・・・・。」トントン　コンコン　揉め事が始まる音・・・・。

海老原が入院し、組長代理は鷹一真造に決まった。組長代行になったことでファブルの存在を知らされた鷹一は、元ファブルの3人と直接会うために倉庫を訪問。アザミ達からこれまでの話を聞き、さらに実力を確かめた。
一方、ルーマー側も相手がファブルだと確信し、本部とかけあって増員することになった。
お互いが相手の強さを認識して備えだした。

あらすじ

倉庫

アザミが鷹一に仕掛けたトラップの説明をしていた。ユーカリとクロは座ったまま居眠り。洋子はスマホをイジっていた。

洋子がクロを起こして、オクトパスに行きたいと言い出した。クロは最初は反対したが洋子に説得された。

「キャンピングカーに洋子の着替えを取りに行く」という名目で洋子とクロは、鷹一から外に出る許可を得た。

鷹一「じゃあコレ　持ってけよ―――」

鷹一はクロにGPSを渡した。

鷹一「銃は表では持つなよ　今は組員全員―――　サツの職質対象やぞ　何か違和感があれば　とにかく逃げろ―――」

夜道

ルーマーの男が車を停めて、双眼鏡で遠くを見ている。

顔を見せずに遠くから指示を出して、組織から来た増員に2人1組のチームを組ませていた。

ルーマーの男「仕事が欲しいなら殺し合うなよ―――　この一週間ほどはチームだ―――　これで3チーム　別々にホテルを取ってある―――　今夜はゆっくり休んでくれ―――　明日また連絡する―――」

クロと洋子

車をオクトパスからは離れた所に停めた。

洋子がそこから歩いてオクトパスへ向かい、クロは車内で待機。が、クロは寝てしまった。

しばらく経ち、車のドアガラスを叩く音が。クロが目を覚ましてドアガラスを叩いた人物を見ると、洋子に毒針を刺したルーマーの男だった。

感想

色んな顔を持つ者・・・・。

アザミが鷹一に倉庫に仕掛けたトラップを説明―――。ドアに赤外線センサー、2階から銃が自動で3発撃たれるようにしていると説明―――。

アザミは上の者に対してしっかり丁寧に説明―――。本社の社長が視察に来て、工場長が工場内の機械を説明してるみたいやな～。そしてユーカリは・・・・寝てる・・・・。まぁ交代交代で睡眠を取るというのは正解か―――。

洋子はクロにオクトパスに行きたいと言い出した―――。クロは説得され、洋子の着替えを取りに行くという嘘をついて2人で出かけることになった―――。

アカンやろ～。洋子が「話を動かすためにトラブル起こすヒロイン」みたいになってる・・・・。洋子がスマホを見ていたが、誰とやりとりしてた―――？　反応は、しかめっ面→笑顔→悩んで→悩んで→スイッチ入れた―――。

表情豊やな～。洋子の顔芸は健在―――！　クロへの説明で「社長と今会わないとダメ」ってことは―――ミサキがタコちゃんに「洋子がヤクザに襲われた」と言ったことでタコちゃんが悩んでいて―――洋子が元気な姿を見せることでタコちゃんを元気にさせようということか―――？　洋子がスマホを見ていて笑顔になったということは、タコちゃんから会ってもいいと返事が来た―――？　その後にオデコトントンでスイッチを入れたのは―――外に出るということで戦闘モードにした―――？　それとも恋愛モードにした―――？　でもあの告白の仕方だと、洋子の恋愛モードは期待できないが・・・・。

カバーしあう男達・・・・。

ルーマーの男は組織から送られてきた人員を2人1組、合計3チームに分けて待機させた―――。

チーム作りに参加したのは合計6人、指示出しているコイツを足して全部で7人―――。指示している男は最低でも幹部クラスだな―――。クライアントの松代と最初に会ったのはコイツだし、組織の者同士でも顔を知らないのに組織編成を行っている―――。「組織の者同士でも顔をなるべく合わせない」「2人1組で行動」というのはファブルと同じ体制―――。ファブルとルーマーは元々は一緒の組織だったり、どっちかの組織から抜けた人物がもう一方の組織を作り上げたとかの繋がりがあるんだろうか―――？　偶然同じような組織を作って、偶然運営方法も似ていた―――というのはありえるのか～？

ルーマーの男がチームを組んだ奴らに忠告「お互い仕事自慢はするなよ―――　何人殺したとかどうゆうふうに殺したかとかも―――揉め事の原因になる」

あの2人・・・・

これはバランスアートの男のほうが対抗して意見言ってぶつからないから揉めていないだけで、血の気が多いヤツだったら確実に揉めていただろう―――。普段は普通の人として生活して、裏の仕事の話を出来る相手が見つかったらその反動でお喋りになって―――自慢したり、マウントとって相手より上の立場になりたいっていうのも分かるけど―――。バランスアートの男は、人間関係もバランスとれるのか～？　それとも強者だからこその余裕なのか―――？　昔の佐藤でも自慢はしないし、そもそも仕事は散歩のような感覚で日常と化していた―――。自分にとって特別ではなく普通で当たり前の事は、わざわざ友達に「昨日こんな事があって―――」とは言わない―――。裏の仕事を特別扱いしているヤツほど、弱いということか―――？

再現の男・・・・。

洋子は「10分ほどで帰ってくる」と言ったが、送り出すクロは「観たいユーチューブが1時間程溜まっているのでゆっくりでいい」と言った―――。

クロは洋子と社長の事情を知ってる―――？　洋子は松代に襲われた事で、なぜオクトパスを出たかも説明した―――？　どこまで説明したかは分からないが、社長と揉めてオクトパスを出たということは言っただろう―――。クロは気を利かせたな―――。鷹一に外出する理由で嘘をついたのは、洋子と社長の事も説明済みでみんなにバレていたので―――ってことでクロは嘘をついた―――？　クロはそこも気を利かせたって事だろうな―――。

そして気を利かせるようになったクロは・・・・寝るんかいっ！　クロは相手側に顔知られてるのに、誰も通らない夜道で居眠り・・・・。ヤクザでも普段起こらないことが次々起こって疲労がたまっているんだろうけど、無防備すぎる・・・・

本部長に言ったこの言葉はどこへ―――？

マヌケがいた・・・・。

夜道の車の中で眠っているクロに、起こす者が現れた―――。

この2人はまだチームを組んでいるということは、先程の点呼された中に含まれていてバラされて別のメンバーと組んだというわけではなかった―――。この2人が点呼に含まれていなかったってことは、ルーマー側は最低で9人いるのか―――。野球できるやん―――ッ！　でも向こうから野球で対戦申し込まれても真黒組・ファブル側は野球はすでに経験済みや―――‼

洋子が双眼鏡で見ている位置にトラップを仕掛けたけど、この場所は倉庫内を見回せる特等席なんだろうな―――。この時にアザミが気付いた―――？　この事が役に立ったのなら、ホームに滑り込めずに道半ばで倒れた魔女の宅配便もナインボールも報われることだろう―――。

毒針の男がクロに声かけるだろうが、洋子の時と同じく「近所のオッサンが知らない車が駐車しているから注意しにきた」という設定でいくのか―――？　この毒針男は洋子から風貌は聞いているだろうけど―――髪型も服も（これは漫画的に分かりやすいように？）やり方も変えていないから、洋子から特徴を聞いていれば気付けるかも―――。洋子が詳しく説明していてクロが共通点を察して感づければいいが・・・・。

それよりも鷹一の言葉「何か違和感があれば　とにかく逃げろ―――」。自分の言葉も忘れているクロだから心配だが、この組長代理の言葉をしっかりと覚えていればドアを開けたりせずに逃げれるかも―――。洋子の時と一緒の手口で毒針を刺そうとしているのなら、ドアを開けなければ刺されない―――。でもその場合に備えて、バランスアートの男が後ろに停めてエンジン切らずに車内に待機しているなぁ～。

急発進してもすぐに追いつかれる―――。さすがプロ―――。万全や～。洋子がすぐに帰ってくればいいが、まぁすぐには帰ってこれないだろう―――。タコちゃんが洋子の元気な姿を見てひとまず安心しても、洋子が出ていく前にかける言葉を悔やんでいるだろうし、大人として―――もう一度しっかりと言う事があるだろう―――。この2人がクロに近づいた目的は、ファブルの情報を引き出すということだろうから―――拉致されてしまうのか～？　まだ会えていない佐藤から間接的に受け取ったGPSが早速役に立つのか―――？　それとも前回同様、クロが二人がかりでボコられている所に洋子がかけつけて・・・・

という再現になるのか―――？