週刊ヤングマガジン2025年48号掲載。
作者は南勝久先生。
あらすじ
佐藤は久しぶりに再会した洋子から、ハサミ兄弟と呼ばれる殺し屋が探していることを知らされた―――。
井土とコングを捜すクロと高橋は、目撃情報があった場所で張り込みだしたが―――
感想
タツことをした男・・・・。
佐藤は平和ボケを受け入れている―――。現在は山籠りもしていないんだろう―――。バッタ食は止めていないが・・・・。殺し屋として―――鍛えるのは止めたが、この身一つで生きていく備えは止めていない―――? そんな佐藤はハサミ兄弟に狙われても特に焦らない―――。佐藤は殺し屋を辞めたが、殺し屋をやっていた責任からは逃げ出さずに背負う覚悟はあるんだろう―――。
こういう時の保険として―――盗聴チップを取り除かなかったんだろうな―――。ボスが組織を動かすかどうか―――。アザミやユーカリを呼び戻したりするんだろうか―――? あの二人が真面目に一般社会に馴染んで生活していたら―――また裏社会に戻すことになるので、呼び戻さないか―――? ハサミ兄弟には山岡の訓練生を殺られている―――アザミとユーカリにはハサミ兄弟に同期をやられたという因縁はあるんだけど―――。山岡が殺し屋の殺し屋になったのが「ハサミ兄弟に部下を殺られたから」という洋子の推測通りなら、ボスは組織を動かしそうだが―――。ボスにこの騒動を利用して別の問題解決もしようという考えが―――山岡の暴走を利用して佐藤達が一般社会に馴染めるか試したり、時代遅れになった殺し屋を処分しようと紅白組を動かしたり―――そういう考えが今回もあるならまた変わってくるが―――。ボスが「殺しってのはビジネスなんだ」と言っていたことが気になるが―――ボスが動くとしても、ハサミ兄弟を始末するだけでなく別の思惑がありそう―――。
タツことをしたい女・・・・。
洋子が結婚祝いであげた腕時計を佐藤は毎日つけている―――。普通の生活を送れるようになったことを祝ってもらった記念でもあるんだろうな―――。これをサクが目をつけるっていう展開はあるんだろうな―――。そして―――佐藤が洋子に結婚祝いを送ることはあるのか―――? まずはタコちゃんが寝ている間に◯ン◯ンで遊ぶのを止めることが、普通の生活への第1歩なんではないか―――? 洋子のイチャイチャがボスに見られてしまう前に―――ミサキのイヤイヤの第3弾がネット民に見られてしまうのが先になってしまうんだろうか・・・・。
アテが外れる男・・・・?
髪型変えた高橋が、井土が髪型を変える可能性を考慮していない・・・・。「買ったんで」と言ってミサキの動画を最後までじっくり見ている言い訳をしていたが、動画1本500円かよ・・・・。高橋がまだ下っ端な理由が見えてきた―――。小島との経験や、倉庫で殺し屋が撃ち合っている傍から離れずに待機してルガーを投げ入れたりとかで成長したかと思ったが・・・・。
キックは第2部ではクロから命令されて佐藤を見つけたことがあったが―――人探しの才能でもあるのか―――? 戦闘能力のほうは―――キックは作中だけでも佐藤と田高田社長をタコ殴りにしたことがある―――。ある程度やりなれているんだろう―――。コングはガタイがデカいが、キックのほうもデカい―――ヘビー級だった―――? 真正面から試合として戦ったらキックが勝つだろうけど・・・・。コングがカツラが取れるのを気にするやつだったら隙をつけそうだけど、変装のためにつけているから正体がバレた後だと気にせずに戦うはず―――むしろキックのほうが「お前、カツラやったんか!」と驚いて隙を作ってしまいそう―――。鉄工所の時はコードがナイフを使いだすと―――これは試合ではないと明確になると、キックはヘタれてしまった―――。クロのお仕置きからも逃げるやつだし・・・・。ただ、ここでコングを捕まえられれば、クロのお仕置きは無くなる―――。でも前々回の華麗な逃げ足の速さを見ると・・・・。自分の責任を背負ってきたミサキに対して、責任から逃げてきたキックは・・・・。