週刊ヤングマガジン2026年10号掲載。
作者は南勝久先生。
あらすじ
クロはミサキの動画を止めることに、ミサキにバレることなく成功した―――。とクロは思っていたが、ミサキは動画のアカウントが止まった時期とクロの様子が変わった時期から、クロがやったのではないかと疑いだしていた―――。ミサキはクロにまっすぐ問いただす―――。
感想
ストレートな女・・・・。
ミサキ―――的確なタイミングで質問を打ってくるな―――。これだけ相手の隙をつけるなら、ボクシングも実は強いんだろうか―――? でも優しさがリミッターとなっていて、キレたら誰よりも強い―――という漫画的なキャラだったりして―――。実際、思いの丈をぶつけている時は良いパンチを打っている~。アイドルとかをやっていた時、気付いたら自分ではコントロール出来ない状況になって・・・・。全てを自分の責任だと抱え込んでいたミサキ―――。吐き出せるようになって―――人に弱さを見せられるようになって逆に強くなった―――。
ダウン寸前だった男・・・・。
顔にある火傷の跡をからかうなんて、人として―――最低やんけ―――! 女性じゃなくとも男性だとしても顔の傷は本人にとって、とても気になっているだろう―――顔を見せたくなくて閉じこもってもおかしくない―――。友達や知り合いは分かってくれて接してくれるだろうけど、新しく会う人とかにいちいち説明しなくてはならなかったりでかなりの心労―――。なのにその人は顔を上げて真っすぐ歩いてく―――。小さい頃からクロにからかわれ続けたのにまっすぐ生きていく、進んでいくその人―――対して自分はケンカに明け暮れたりして・・・・。クロにとってその人は眩しかったんではないだろうか―――? 自分はその人のようになれないと嫉妬や苛立ちの感情もあって八つ当たりしていたんだろう―――。
自分ではコントロールできないことで困難に陥っても、真っすぐ前を見て歩いていく―――その姿が、過去に色々あったが今も前を向いてバイトで走り回っているミサキと重なり―――・・・・。クロがやったことは酷いが、反省しないよりはマシ―――。反省してそこから真っすぐ歩いていけば―――今接している人、これから知り合う人、再会した人に対して優しく接していけばいい―――。キックに対しても結局はボコってないし―――。クロは立派に立ち上がった―――。
「君がつまずいてしまった事に興味はない。そこから立ち上がる事に関心があるのだ。」
エイブラハム・リンカーン
クロに追い込まれた井土は反省したんだろうか―――? 黄色いカラスを通じて情報を売って金を得ようとしているが・・・・。あの夜の太西公園のことを喋って金を貰ってさいなら~ならまだいいが、ギューとサクが殺し屋だと分かったらクロ・海老原への復讐とか考えたりしだしたら・・・・。海老原、クロ、キックを消せば動画販売を再開できる―――とか考えたりして・・・・。黄色いカラスと合流した時の井土の怯え方を見ると、恐怖の対象を取り除けるなら取り除こうとしてもおかしくはない―――。
クロの行動でミサキが救われた形だが―――実際はクロも救われていた―――。井土もしっかり反省して行動を改めれば救われたことになるが・・・・。


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