前回、クロが山篭りに同行することをOKした佐藤。
あらすじ
午前5時。洋子の家でクロと山篭りの打ち合わせをする佐藤。
佐藤「太平市鹿面樹山の地図――― 人気のないとこまで、なるべく奥地まで入る――― 2泊3日くらいじゃたいした事はできんが・・・・ まぁそれはそれで・・・」
佐藤「ここまで車で入れるからヨウコに送りを頼む。あとは俺らはこのまま南東へ―――」
クロ「あの・・・ その先 道がないですが・・・」
佐藤「それは森だから・・・ だろ?」
佐藤「夕方までに、この川を目指す――― 川はいろいろ利便性がある」
クロ「あの・・・ 夕方まで――― 歩き通し・・・スか?」
佐藤「それは日が暮れるとマズイから・・・だろ?」
佐藤「ここを拠点に2泊3日――― 帰りはこの川を下って山を下りる――― 3日後の夕方―――・・・ 5時にこの橋の上でヨウコと合流―――」
クロ「あの・・・ ヨウコさん さっきから・・ その・・ 寝て・・・」
イスに座って寝ている洋子。
山へ向かうんです―――
洋子の運転で山へ向かう佐藤達。
洋子「そりゃ寝るわよォ―――!!なんならアタシはこの時間から寝るのよッ!クロちゃん―――アンタに舎弟とかいるんでしょ~」
クロ「まあ・・・ でも組の者には俺が今日 山へ行く事すら言ってないんで・・・ ギブスすら取れてない事になってるんで――― 公には―――・・・」
助手席で寝ている佐藤。
洋子「そしてアンタ。何寝てんのよォ――― 人に運転さして~ そういうとこがムカツクのよォ~!!」
山篭りの準備をするんです―――
クロ「明るくなってきましたねぇ~」
洋子「どう―――?天気はもちそう・・・?」
佐藤「ま――― 天気はどうでもいい――― キャンプじゃない」
ドサァ いっぱいの荷物を出すクロ。
クロ「その・・・ あんまりよく知らないので・・・ アウトドアとか・・・ 何か足りない物あります?」
佐藤「いや・・・ 好きにしたらいいが―――・・・」
洋子「お兄ちゃん 荷物は―――?」
ウェストポーチを見せる佐藤。
洋子「それだけ―――ッ!? テントは?寝袋は?食料とか―――!」
クロ「山をネメてんスか 兄さん―――!?」
佐藤「だから――― それらを全部持って行ったら・・・ キャンプやろ―――」
クロ「あっそっか―――・・・ だったら俺もそれくらいの装備で―――・・・」
洋子「ダメダメ―――!!コイツは特別なのよォ~ マネしちゃダメ!!」
洋子「最低限の山の初心者の荷物ってどれよ――― せめて選んであげなよ~」
佐藤「まあ ずと山道を歩くから軽いにこした事はないが・・・ 本人がどうしたいかであって―――・・・」
佐藤「米・・・キャンプか」
クロ「あの食料は―――・・・」 佐藤「現地調達―――」
洋子「きっとシイタケとかキノコとか山の幸よ」
佐藤「カセットコンロ・・・キャンプか」
クロ「火は・・・やっぱり焚き木っスか・・・?」
佐藤「ま――― おまえはテントとランタンはアリにしよう。寝袋も――― そしてナイフは―――」
ドスを出すクロ。洋子「それドスねぇ~」
クロ「刃物なら・・・と―――・・・」
佐藤「刃物にはちがいない―――」
クロ「切れたらいいのかと―――・・・」
佐藤「確かに切れる――― まぁ大丈夫―――」
厳選した荷物を担ぐクロ「ありがとうございます兄さん―――!確かに軽くなった!」
佐藤「よーし ひたすら南東に歩くぞ――― ヨウコ――― 3日後の5時にピックアップ地点で30分待って来なかったら帰っていい―――」
草むらに入っていく佐藤「ついてこい―――」
クロ「いきなりここから入るんスね。なんかワクワクしますわ俺ェ~♪」
佐藤「念を押すがキャンプじゃないしピクニックでもない―――」
クロ「もしかしてこれってサバイバルっスよねぇ?」
佐藤「いや ただ山で2日暮らす・・・ それだけ」
クロ「そうゆうとこスブイっス!!」
見送る洋子「なんか楽しそうね」
感想
クロをお供に山篭りスタート。クロはまだまだキャンプ気分が抜けてない―――。洋子が食料はきっと山の幸よって言ってるけど本当はヘビとかそこらへんの野草とかやろうなぁ――― 佐藤が子供の頃の山篭りを思い出してたときに食べてたのはカブト虫の幼虫だったな―――。
山篭りの打ち合わせで寝てる洋子、かわいい。その後、運転させて寝てる佐藤。洋子には悪いが面白い―――。普段は午前5時に寝始めるって洋子の生活、酷いな。
天丼も使える殺し屋ファブル
打ち合わせの時の
クロ「あの・・・ ○○ですが・・・」
佐藤「それは△△だから・・・だろ?」
山に入る前の荷物チェック
佐藤「○○・・・ キャンプか」
クロ「・・・△△っスか?」
ジャッカル富岡から天丼を覚えたのか―――?でも佐藤は一切笑わないなぁ。笑ってるところはジャッカル富岡を見てるときぐらいかぁ―――?
佐藤が山篭りしてる間に
佐藤が山篭りしてる間に、貝沼がミサキに過去のアイドル時代のことをチラつかせ迫る。困ったミサキが洋子に相談。佐藤抜きでミサキが貝沼を何とかするって展開が見たい―――。ダラケているばっかりの洋子がプロとして対応するとこが見てみたい―――。