みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

サツドウ

【サツドウ】平凡になりたい男の非凡なバトル漫画

投稿日:2023年6月12日

ヤングマガジン 2023年8号から連載スタートした『サツドウ』。作画:なだいにし、原作:行永ちっち。その二人が描く「格闘バトルエンターテインメント」ということだが…

スポンサードリンク

『サツドウ』のあらすじ

伝説の殺法術「背神活殺流拳法」。その武術を一家相伝で受け継いできたのが赤森一族。そんな一族の中でも最も殺しの才に恵まれた男と言われた赤森六男(りくお)。

サツドウ

その六男(24歳)が、ある事をきっかけに殺しを辞めて、製菓メーカーのサラリーマンで生きていこうとする。

赤森六男

長年殺しをしてきた赤森一族には当然恨みを持つものが多く、六男が正体がバレてしまうと狙われてしまう。が、六男はそれよりもサラリーマンとしての生命を絶たれることを心配するのであった。

六男は今まで殺し方を仕込まれてきたので仕事には馴れていない。なので殺人的スケジュール。

残業

赤森は仕事に必死。赤森を狙う刺客も仕事に必死。しかし赤森は刺客を火の粉を払うかのように軽々と退ける。サラリーマン生活の支障にならないようにしながら。そんな物語。

格闘だけがバトルじゃない

六男は小さい頃から殺しのことばかり教えられてきたので、一般常識がない。そんな赤森と同僚とのやり取りでのズレっぷりが面白い。

サラリーマン 凡野 人太郎

周りからそのズレっぷりは”天然”として認識されて素性がバレることはなさそうだが… その周りからズレてるという反応は六男もさすがに気付くらしく、そのたびに「まずい 感覚のズレが出た 今日の俺は特に掴みきれてない 普通の感覚が」と思考しているが… お前は普通の感覚を一度でも掴んだことがあるのか?っていう毎回毎回見事なズレっぷり。

それでも同僚にはバレなかったが、結局、赤森一族を狙う者達に正体がバレてしまう… が、簡単に返り討ち!

決着

しかもいちいち解説までする余裕っぷり!

バトル解説

殺しに来たヤツ相手に丁寧な解説! そして、簡単にパンチやキックで終わるだけでなく、解説が入るとワクワクする! それが漫画的なハッタリだとしても。

それなのに刺客が登場するシーンで「俺は今までの奴らとは違うぜ!」的な登場の仕方!

刺客

軒並み強キャラ感を出してくるのが癖になってくる。

やっつけた刺客の中には弟子入り懇願してくるヤツもいて、同僚にバレないようにフォローしてくれた借りもあり、赤森は渋々了承する。そして指導していくのだが…

バトル解説 赤森

あれ? 実は教えたがりなのでは? 教えるのはめんどくさがっていたのに。そういえば刺客との戦闘中もいちいち解説していたし… 製菓メーカーより格闘技のコーチのほうが天職なんでは?

「格闘バトルエンターテインメント」と称される『サツドウ』。その名の通り、主人公の赤森六男の周りにはバトルの連続。刺客とのバトル、仕事とのバトル、普通の人として振る舞うための感覚とのバトル、殺法術を継承していると同僚にバレないようにするバトル。そのバトルひとつひとつがエンターテインメントしていて面白い。

スポンサードリンク スポンサードリンク

-サツドウ
-,


  1. 匿名 より:

    みそいれさん週間彼岸島感想ブログにならんよう色々模索してるのかな

  2. 匿名 より:

    おもしろい
    サツドウは単行本”買い”ですね!

  3. 野本 より:

    サツドウ 面白い
    2巻もよかった

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

サツドウ 赤森六男

【サツドウ】連載終了

ヤングマガジンで連載されていた漫画『サツドウ』。幼い頃から殺しの訓練を受けた男が、普通の生活をしたくなり、サラリーマン生活を始める。が、チンピラに絡まれたことからサラリーマン生活が狂い出し…というスト …

ムキハゲ 戦闘民族 ナッパ

【サツドウ】27話「ピンチをチャンスに」青田とヲタのタッグ結成でござるか

格闘技トーナメント『FUJIN』に向けて赤森のもとで修行をしている青田。そこに理不尽なメールが届き… スポンサードリンク スポンサードリンク

赤森六男

【サツドウ】26話「頼り頼られ」口を開く前に アプリを閉じろ

赤森を狙うP3軍に会社に爆破事件を起こされたので、赤森はサラリーマンをしばらく休業。FUJINに優勝したい青田に修行をつけてくれと頼まれ、赤森は引き受けたが… スポンサードリンク スポンサードリンク

青田

【サツドウ】29話「リングの上の逆転劇」ぽっと出の青田を運営は青田買いしますでちゅので

金と名声を得たい青田は、格闘技トーナメント『FUJIN』の一般出場枠を狙っていた。が、大会運営は元ヤクザの配信者・鮫川を出したほうが盛り上がると判断して一般出場枠を打ち切った。失望した青田だったが、ム …