格闘技トーナメント『FUJIN』に向けて赤森のもとで修行をしている青田。そこに理不尽なメールが届き…
あらすじ
格闘技トーナメント『FUJIN』。その参加者に一般人枠があったが、有名配信者・鮫川が話題になるからと参加をOKにされ、一般人枠が埋まってしまった。一般人枠で出場しようとしていた青田は予定が狂ってしまった。そこでムキハゲに連絡し、鮫川とコラボということで「ムキハゲの弟子とFUJIN出場枠をかけて戦ってみたw」の企画を鮫川に持ちかた。鮫川はあっさりと引き受けたが…
感想
ある格闘技のトーナメントに参加したいがために、トーナメント参加者に喧嘩を売る。そして参加権を得る。何かの漫画で見たような展開だが…俺は前向性健忘でもないが、3年前に掲載されていた漫画のことは覚えていない。
トーナメント参加者に参加枠を賭けて戦ってもらうなんてことは、無意味な戦いに引っ張り出せなくて相当な駆け引きが必要になると思うが…再生数が稼げるとはいえ、鮫川はあっさり受け入れる。ここに引っかかるかどうか。青田はどこか抜けているところもあるが… ムキハゲのほうはただの腕力自慢ではなく、赤森を戦いに引き出したやり方を見るとなかなかの策士。配信者としてライバルでもあるため、今までの鮫川のやり方も知っているだろう。コラボを頼み込んでいる時にムキハゲが着ているTシャツには「22世紀」の文字が。これは「未来を見ている」ということか? どちらがどれだけ策を練っているか。これは面白い展開になってきた。
赤森は自分がドラマ「凡野人太郎」を見たいからって、自分は封印した「殺し」を弟子に強要する。
青田に対して、師匠である赤森が一番理不尽なことをぶつけてるじゃねえか! 「闇討ちで負傷させろ」とか「闇討ちで骨折させろ」とかではなく「闇討ちで殺せ」! どういう経緯で「殺し」を封印したのかは分からないが、普通は自分だけでなく他の人にも殺しをやらせないと思うだろ? なのにあっさりと殺しを命令… やはり一線を超えたやつの考えはぶっ飛んでいる。これが『命を軽く扱う者の底知れぬ恐ろしさ』だというのか…
そんな自分勝手な奴に大好きなドラマ「凡野人太郎」の放送時間が15分から来年は1時間に拡大という幸運が舞い降りる! 赤森が「凡野人太郎」を楽しみで見ていると言ったら、周りの誰もが微妙な反応していたのに大好評だった!? おかしくねーか? これが『どの世界でも横行する理不尽』というやつなのか…
青田の狙いが上手いこといっても、赤森一族を狙うゲリラ部隊P・3軍という奴らが横槍を入れてきて…という理不尽を乗り越えたらまた理不尽が襲ってきたってことになりそうな…