血の楽園に吸血鬼として入園できたユカポン・ネズミ・北沢姉弟。楽園の労働力としてこき使われている人間達と接触し、情報を得る作戦を行う事にした。
ああ そんな
今日もいらっしゃるなんて
ああ 目立たないようにしないと
ネタバレをさせてください
少しの間だけ
静かにお願いします すみません
あらすじ
日が暮れたら人間達が住む労働地区に4人で潜入する計画。
日が暮れ、労働地区に向かう4人。もし見つかれば「監督管になるための見学に来た」という言い訳を考えて。
心配とは裏腹に、吸血鬼には会わずに労働地区に入ることができた。
どうやって人間達とコンタクトをとろうかと迷っていたら、テントの外を歩いている人間2人と遭遇した。
2人はユカポン達を見るやいなや即座に土下座をして夜間外出を謝りだした。
希は「人間のリーダーに聞くことがある」と言い、テントの中で待たされることになった。
希は「自分達は人間だ」とバラすタイミングは自分で決めると言い、まだ吸血鬼のふりをする。
そうして人間のリーダー・班長が姿を表すが、この男も即座に土下座。
班長「何か我々に不手際がございましたでしょうか」
聡「別にそういうわけじゃ… 頭を上げて」
そこに一人の人間が班長に報告に来る。
人間「大変です!! 班長殿!! ハンディ・ハンディ様が このテント場に姿を現しました」
班長「ああ そんな 今日もいらっしゃるなんて ハンディ・ハンディ様は豹丸様のお気に入りで… 気まぐれで気に入った人間を数人 急にテント場に食べに来るんです。 ああ 目立たないようにしないと」
班長はロウソクの火を消して、静かにするが、テントに近づいてくる足音がする。
テントの中を覗いたハンディ・ハンディ様と呼ばれた者は拷問野郎だった。
ユカポン「嘘… そんな… 拷問野郎……」
感想
さすがに これでは
ごまかせないよね
危険を冒したくないネズミを希は「なんでこんなクズ男を 明さんは連れているんだろ」。ユカポンは「まァまァ いい所もあるんですよ」と庇った。
いい所もあるんですよ? ネズミにいい所なんてあったかァ? サングラスや刃物を調達してきた事、蟲の王にライフルで売って気を引いたこと、無法地帯で鮫島が倒した吸血鬼にとどめを刺した事。明に同行するようになってからかなり経つが、ネズミのいい所といえばこれぐらいじゃねェか? 逆に悪いところは…戦闘になったら足を引っ張りまくり… 今、明と鮫島と分かれちまっているのは、ネズミが鉄の札を奪われちまったせい。明がそのまま樽の中にいれば、勝次も一人ぼっちではなかっただろう。そして毎回「危ない所に行くのはやめようよ」と「一人にしないでェ」のセリフばかり。マイナスの部分が多すぎる! 普通ならこういう奴でも、土壇場では少ない勇気を振り絞って活躍する!とか、こいつの思わぬ行動で戦況が好転する!とかあったりするんだが、そういうのも全くねェ! コイツ、愚痴を言うばっかりじゃねェか!!
やめんか
話を動かすには
足を引っ張る奴がいるんじゃ
希は、労働地区に向かう時に吸血鬼に会ってしまったら「監督官になるための見学に来た」という言い訳を考えた。
聡は「夜に見学に来るかな?」と言ったが、まさにそのとおり! 彼岸島の吸血鬼は夜は目が効かねェ! 夜に見学は言い訳にならねェ!! 労働地区に電気が点いていたりすんのか? 人間のために貴重な電気をつかっているとは思えねェ。労働地区に電気を使うなら監視カメラじゃねェのか?
希「目の見えない聡と
運動苦手そうなユカポン
そしてクズ男 ネズミ
最弱のパーティだから
私がしっかりしないと」
このしっかり者気取りが
うっかり者だからちくしょう!!
ひいいいいい! 偉そうにマウントとってるが、一瞬でバレちまう言い訳しか考えついてねェ!! マジで最弱パーティじゃねェか!
男二人で夜の無断外出
一体 何をしたかったのやら
労働地区の人間と遭遇したが、希達を吸血鬼と思い込んだ人間は土下座して謝り倒していた。卑屈な人間を見て、希は「兄貴も辛い目に会っているかも知れない」と涙した。
聡が希に言ったのが「泣いているのか?」ならわかるが、なんで涙を出したってわかるんだよ! 「目の見えない聡」って6ページ前に書いてたじゃねェか! 先生ェは設定をもう忘れちまったのか? ぽろっっていう擬音がマジでぽろっっていう音を出してんのか? この彼岸島の世界は。
なってねェ!
コイツ、下手に出てくるけど
超礼儀がなってねェぞ!!
「人間のリーダーに聞きたいことがある」と言った希達は、テントの中で待つこととなった。
こんな待合室
嫌ァァァァ
恐れおののきながら「リーダーを連れてくる」と言っておきながら、こんなに沢山の人間が雑魚寝をしている所で待たせる。あれだけ恐れていた吸血鬼が4人も来たのに、周りは雑魚寝したまま! 絶望的に接客がなってねェ!!
人間のリーダー・班長がテントに駆けつけた。
ハ これもひとつのスライディング土下座ってやつだな
早ェ! こんな素早い土下座見たことねェ! 1日外出もできねェハンチョウの焼き土下座ならぬ、即土下座! コイツ、即土下座馴れしてやがる! しかし相手の顔を見る前に土下座は逆に失礼なんじゃねェのか? 班長はテントに入ってきたら即土下座で、北沢姉弟の顔を見てねェという描き方をしているから、北沢姉弟の兄貴なのかァ?と思ったが…違うのか?
ンだよ この身体
ハンディータイプじゃ全くねぇ!
労働地区にはハンディ・ハンディ様と呼ばれる者が、人間を食べに来ることがあった。そしてハンディ・ハンディ様が姿を表すと…
このテントの奴等
眠りが深すぎるからちくしょう!!
ユカポン達が中に案内されて、班長がドタドタやってきて、班長に大声で報告する奴がやってきて、そしてハンディ・ハンディ様が登場! なのに誰も目を覚まさねェ!!
ハンディ・ハンディ様? 手のひらサイズ。まさか…と思ったらやはり憎きお手手野郎! コイツ、豹丸様のお気に入りになってんのかよ! 一応、雅の息子の片割れだからかァ? 弟として可愛がられてんのか? でもいくら可愛がられていても、労働力である人間をそんなに喰っちまっていいのかァ?
やめんか
佐吉のわがままボディを維持するためなんじゃ
周りが雑魚寝しているところで応対とか面白すぎる
ハンディ・ハンディ様がなんと8ヶ月ぶりに降臨、なんて神々しいんだ