みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル

考察【ザ・ファブル】伏線とキャラ設定♪

投稿日:2018年3月29日

ヤンマガ2017年11号で【ザ・ファブル】の作者の南勝久先生が「漫画を描く時に気をつけている事」を聞かれて―――
南勝久先生 コメント
「キャラと設定に気を使っている」と言っている―――。
佐藤が「知恵と工夫」を大事にしているように―――作者は「キャラと設定」を大事にしているのか―――。

そこで伏線やあの時にすでに描かれていた事―――キャラの考え方や信念をまとめてみた―――。(ネタバレがあるのはクリスマス会までです―――。これはめんどk…いや、単行本派のことを考えて優しさが溢れた結果だ―――。ルガーの事はクリスマス会以降のことだけど、ルガーが出てくるってだけだから、ネタバレをして面白さが削がれるってほどでもないだろう―――。)

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隠せん伏線―――。

伏線―――というか、ただ前に描写されていただけっていうのもあるが・・・・。今、コレが出てきたけどこんな前から描写されていたのか―――!と驚くこともある―――。これは作者がしっかりと設定を作っていたからだろう―――。

タンに猫舌だったワケじゃない―――。

洋子にふーふーしてもらったり、たいして熱くもないのに「あっつ!」と言っていた佐藤―――。
佐藤 猫舌
こういうシーンは「天才殺し屋なのに猫舌」というギャップの笑いのための設定だと思っていた―――が、実は理由があった―――!

72話「好きです兄さん!!」で洋子に猫舌のことを聞かれた佐藤―――
佐藤 幼少期
山篭りの訓練で毒を見極めるようになったが、舌が敏感になってしまい猫舌になってしまった・・・・。
それと舌だけではなく、ニオイにも敏感になったと言っている―――。実際、小島の部屋を探索したときに床の隙間に残っていた赤黒い塊を匂いで血が凝固したものだと判別した―――。山篭りの時はクロより先に熊の獣臭を察知していた―――。

流れるニュース、流してしまうニュース・・・・。

クロとの山篭り前の70話「どいつもこいつも・・・・。」でオクトパスのテレビの配線を貝沼が繋いでいるが―――
太平市ニュース
繋がってテレビから流れてくるニュースが「太平市で子供の安全を考えて安全保護用の・・・・」。何気ないニュースで当時読んでいた時は流していたが、これは後に宇津帆が表の顔で働きかけていることだと発覚する―――。子供を過保護に育つように手回しして、知恵と工夫を使えなく育ったところをいただく・・・・。テレビを点けたのがその過保護に育てられた貝沼というのも・・・・。

備えることを備え付けられた佐藤―――。

佐藤が太平市に来て初のバー・バッファローに入った時、周りの観察、カウンターではなく店の中を見渡せる隅の席に座る―――。
鍵を失くして困っているミサキに佐藤が呼び出されてミサキのマンションに入れるかどうかをシミュレーションしている―――。
真黒組に挨拶しに行ったときも、組長と若頭の銃を奪って組事務所から脱出する殺しのプランも出来ていた―――。

ボスからの教えで常に備えとけと教えられたのか―――?

配達で太平興信所に行った際、入る前に周りの観察をしている―――。特に宇津帆と喋ってから部屋を出た時は、念入りに見ている―――。宇津帆が元ターゲットだったから見直してるのか―――? 佐藤が宇津帆達のA案ですぐに下の階に飛び降りられたのは事前に建物の構造をしっかり見ていたからだろう―――。

佐藤なのにほろ苦い・・・・。

41話「ぬかるみの男・・・・。」でナイフを研いでいる佐藤―――。ナイフを研ぎながら、このナイフを仕事で使用した時のことを思い出す―――。それは巻き込まれて怯えているヒナコの姿だった―――。その姿を思い出したということは、佐藤の心に引っかかっていたんだろう―――。

宇津帆の悪事のツボはどこ・・・・?

92話「カイヌマエツジ・・・・。」で宇津帆が元真黒組の井崎に真黒組を探らせている―――。
宇津帆 井崎
宇津帆がなぜ真黒組を探っていたのか―――? 真黒組とファブルが計画の目障りになりそうなだけでそこまで探るか―――? 別に急いでもなさそうだし・・・・。と目的は謎だった―――。が、その後、判明する―――。真黒組御用達のファブルが弟の仇だった―――! 弟の仇を討つため、ファブルを目撃したことがあるヒナコを連れ、真黒組がいる太平市にやって来て、元真黒組の井崎を仲間にしていたのだった―――。

“主食が酒”の女だけではない洋子―――。

86話「ヤリたい男・・・・。」でバー・バッファローでプレイボーイの河合を酔わせた洋子―――。酔ってフラフラになった河合が最後の根性を見せて(ここまで女に対して執念があるんだなぁ~。コイツもある意味プロ~)洋子に襲いかかろうとするが、洋子は軽く叩いて力を受け流す―――。
洋子 体術
この受け流し方―――只者ではない動き―――。洋子はただの記憶力が良いだけの運転手ではない片鱗を見せる―――。
その後、プロの殺し屋の鈴木相手に洋子は格闘で6秒で完勝してしまう―――。

ルガーを持ってるが―――。

143話「ルガーの男・・・・。」で真黒組の代々の組長が受け継いできた「ルガーP08」が登場―――。
でも実は3話「組長と若頭」の回で佐藤が真黒組に挨拶に来た時、組長が懐から銃を出したが、それが組に伝わる銃「ルガーP08」だった―――。
組長 ルガー
この時、組長は本当は撃つ気は無かった―――? この古いルガーは発砲したら壊れそうで撃ったことが無いと言っていたし―――もし佐藤を消したとしたら他のファブルが来ると理解していたし―――。
ちなみに9話「ボスの指令」で、武器商人から「38口径のリボルバーより良い物がある」と言われた若頭は「俺はレンコンが好きなんや! 組長なんかルガーやぞ!」と言っている―――。組長はルガーを撃つことはないが肌身離さず持っているのか―――?

ヒットして有名になりたくないヒットマン・・・・。

知り合いに殺し屋なんていない(知り合いにもなりたくないが)が、殺し屋の描写もなるほどと言えるところが多い―――。佐藤明については規格外なところが多いが・・・・。

弾が飛び交っても散歩気分な肝っ玉♪

39話「キャンプしようよ♪」で山に行く計画を話す佐藤―――
佐藤 山
その後、鉄工所でミサキを助けて、小島のガラを攫った佐藤―――。小島は始末され、ミサキは熱を出して倒れた・・・・。そんな出来事があったのに、佐藤は真黒住宅の屋上で七輪でサンマを焼いて「平和やなァ―――」と言ったり、その後計画どおり山篭りする―――。鉄工所での事は「散歩だった」という言葉は本当の事だったか―――。

感情を殺す殺し屋―――。

殺し屋は感情を出さないようにするのが当然だろうが、佐藤はもっと特別―――。佐藤の場合は感情を出さないんじゃなくて動じないだけなんじゃないだろうか~?

鉄工所での事は散歩だったと言った佐藤―――。
そんな佐藤は今まで―――
キックボクシングの西日本のチャンピオンに追いかけられた時でも―――、オクトパスの配達で異様な早さで配達をしても―――、山篭りのときに道がない山を登っていても(クロのペースに合わせたとはいえ)―――、そういう身体を動かす事では汗をかかなかった―――。

蛯原に銃を向けられても―――、山で熊と対峙しても(帰りの車内で「ふつーだった」だと言っている)―――、配達先で元ターゲットの宇津帆と突然出会っても―――、手榴弾の破片が背中に刺さっても―――、その破片を治療で抜く時にも―――焦らず冷静で汗をかかなかった―――。

演技としてクリスマス会で社長との腕相撲の時に汗をかいてはいたが・・・・。

でもそんな佐藤が汗をかいて焦っている場面があった―――! それは20話「青春ドラマ・・・・。」の回、ジャッカル富岡が出演している昼ドラマ「愛という名のウィークデー」を見ている佐藤―――
焦る佐藤
ここまで佐藤が表情を変えた場面は無いんではないだろうか―――。

そして25話「ロマンチック♪」で同じくジャッカル出演のドラマを見ている佐藤―――
汗かき佐藤
ドラマの凄まじい展開で汗をかいている佐藤―――。伝説の殺し屋が驚くほどの脚本をかけるなんて脚本家はそうとうなプロに違いない―――。

32話「アイサツに来た男」でも―――
佐藤
ドラマにのめり込んでジャッカルと同じように驚くリアクション―――! 普段は冷静で感情を出さない佐藤がジャッカル富岡に対しては喜怒哀楽を見せる―――。佐藤がそこまでジャッカルに夢中になる理由は明かされるんだろうか―――?

殺し屋の格闘術―――。

佐藤兄妹の格闘シーンが何度かあったが、いずれも力で倒すのではなく、相手の力を受け流して首などの急所を狙っている―――。

車上荒らしの二人組は首へ手刀と蹴り―――。

元プロレスラーには髪の毛を掴んで自分の体重をかけて倒し、首へ中高一本拳(中指をとばらせる握り方で殴る)で動けなくした―――。

その後、クロから銃を奪う時も銃身を掴み、力を入れにくい方向へ捻ってクロの動きを止めて顎、首、股間へと攻撃している―――。

洋子も鈴木に対して―――
洋子の格闘
首、ナイフを持っている右手、股間へと攻撃している―――。

佐藤は普段から身体を鍛えている―――が、力でねじ伏せる戦い方だと相手が自分より力があったり体格がデカイ場合、負けてしまう可能性がある―――。だから相手のほうが力を持っていても対応できるような戦い方をしているんだろう―――。

消されないために存在を消す殺し屋・・・・。

「存在を知られない。それがこの世界のプロや!」
シートに血が付いてしまったレクサスも引き取った―――。
正月に佐藤がミサキに送った写真は、ドコで撮影したか分からないようにしていた―――。

佐藤の免許証の写真が変顔だったのは―――
佐藤の免許証
ボスの悪ふざけだと思ってけど・・・・顔をごまかすためか~?

殺し屋のプライド・・・・。

プライドを大事にしているプロの殺し屋の鈴木―――。しかし洋子にやられて・・・・ファブルとはいえ女にやられたということでプライドがズタズタに・・・・。それを取り戻すために命をかけてまでファブルにケンカを売る―――。プロとして誇りを持っている鈴木だからこそ、素人のヒナコを巻き込まないように、表社会に帰れるように気を使っていたんだろう―――。

fable=寓話

寓話とは比喩を使って教訓的な事が描かれている物語の事―――。

小島ご自慢のコネを使わなかった結果・・・・。

女性を殺したことで男として不能になった小島―――。出所してそれを晴らしたいが、真黒組は敵対する組がいなくなったり、給料制になっていたりで牙が抜けた状態・・・・。そして誰にも相談せず頼らずに周りに当たり散らした小島・・・・。敵対するようになった砂川だけでなく、兄貴分の海老原からも受け入れられなくなり・・・・。ヤクザはメンツが大事とはいえ、海老原になら相談できたんではないか―――? 繋がりを大事にしなかった者は誰からも繋がれなくなってしまった・・・・。

ヤクザになりきれなかったハンパな井崎のお先は・・・・。

3年前に井崎が真黒組だった時、鮫剣組との抗争が始まるやいなや関係ないケンカで逮捕―――。抗争が終わるごろ保釈・・・・。真黒組を抜けてあちこち転々としていた―――。そして太平市に戻ってきて宇津帆の仕事の手伝いをしていたが、適当な仕事ぶりで仕事を失敗・・・・。自分の尻も拭かずに逃走しようとして・・・・。
宇津帆との仕事ぶりを見ると、3年前も抗争に加わりたくなかったから喧嘩して逮捕されたのだろう―――。その後にあちこちを転々としたのも・・・・。

貝になって泥沼に嵌った貝沼・・・・。

貝沼は10歳の時に拳法を3ヶ月、柔道は2ヶ月、剣道は1ヶ月習っていた―――。すぐ諦める性格・・・・。そして何かあれば「佐藤が悪い」「ミサキのせいだ」「おまえのせいで6千万払わさせられる、オカンにも失望された」と自分の都合の良いように考える・・・・。
貝沼
そもそも小島編で佐藤に盗撮がバレたのに、その後もオクトパスで普通に机並べて仕事しているのは・・・・? 佐藤の「誰かに言うつもりはない」を信じたのか―――? 都合良く考えすぎじゃないか―――? 相手の気持ちや意思を聞かず気にせず、自分の世界に閉じこもって勝手に完結して都合よく考えた貝沼・・・・。

責任から逃げる井崎と責任は他にあると都合良く考える貝沼・・・・。責任から逃げ続けてそれぞれ辿った末路は・・・・寓話らしいオチ―――。

思う壺とはいかなかった宇津帆・・・・。

「子供は国の宝」と言っておきながら、私欲のために知恵と工夫ができない子供を増やした宇津帆―――。
宇津帆
他人をカモと見下し馬鹿にしてきた宇津帆―――。しかし馬鹿にしていたヒナコに両親殺しの犯人だとバレてしまい、佐藤に地雷を踏ませる計画が台無しになってしまった―――。人を馬鹿にしていたらその馬鹿にしていた人に足元をすくわれてしまった・・・・。

不幸だ社長・・・・。

オクトパスの田高田社長―――。酒を飲むとヤクザに絡んだりしてしまうところもあるが、面倒見が良く人情に熱い―――。小島編では西日本のキックチャンピオンに頭を蹴られ、宇津帆編では会社で貝沼が殺人未遂を起こしその後死亡と散々な目に会ってきた・・・・。だが、それでも佐藤やミサキに優しく接し、二人をくっつけようと世話を焼く―――。
クリスマス会で洋子を布団まで運び、ミサキのはだけた布団を直してあげていた―――。酒に酔った状態なのにその手付きは手慣れた手付きだった―――。恐らく社長には子供が居たんだろう―――。子供とは離婚で別れたのか死別したのか分からないが―――久しぶりに子供の世話をして当時のことを思い出し、幸せだったに違いない―――。
人に優しくしていると自分にも返ってくる―――。でももうちょっと報われてほしいが・・・・。

 

寓話「うさぎとかめ」―――。ハデに飛び出しても地に足がついていないと地道に一歩づつ歩んできた亀に負けてしまう―――。今現在160話を過ぎてもまだまだ面白く息切れを見せない―――。『ザ・ファブル』はキャラと設定をきっちり作り込んであるから面白いんだろう―――。

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  1. かぎしっぽ より:

    兄さん、考察すごいッス!
    (クロちゃん風)

    本当、とてもここまで行間を読み取れないので、羨ましい限りです。
    考察、いつも楽しく拝読してます。

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