太平市の太平興信所の所長・宇津帆。
将来のカモにするために子供達が免疫なしで育つように暗躍していた。
佐藤は以前の仕事の巻き添えで、足が不自由になったヒナコを気にしていた。太平興信所で偶然会ってヒナコに近づくのは親切心からだと説明した佐藤。
貝沼は宇津帆のターゲットにされていた。貝沼がミサキをストーキングして盗撮までしてることを、貝沼が知らないところで宇津帆が情報を掴んでいた―――
あらすじ
太平興信所
宇津帆が太平興信所を名乗り「息子さんに深刻な問題が起こっていて、息子さんも同席して直接お話したほうが―――」と貝沼の母親・良子に電話をかけて呼び出す。
井崎「ずいぶん簡単ですね―――」
宇津帆「コトは深刻だがアナタの味方です―――って・・・ 口にはしないがそういうニュアンスでしゃべる―――! 俺達がターゲットにするのはふつうのボンボンじゃない――― 過保護のボンボンだ―――」
宇津帆「自分で稼いでいない金で遊んできてんだ――― 性根がもう腐ってる――― 金を持っていてまわりはスゲーってチヤホヤしてるが内心はバカにしてる。そうゆうヤツが行方不明になっても本気で捜す友達がいない――― それだけで俺達のリスクのハードルが一気に下る――― まぁ―――今晩、貝沼親子が来たら打ち合わせ通りやれ――― おまえのボーナスもはずむぞォ~」
公園
鉄棒に捕まり、周りをチラチラ見ながらリハビリをしているヒナコ。
そこに太平興信所に向かう貝沼親子が通りかかる。
貝沼「本当に身に覚えないって――― 騙されてない? 急にそんな電話、信用できるの?」
母親の良子「ウソだったら事務所にまで呼ばないでしょう」
貝沼「それより今月また10万ほど援助してよ~ 社長がセコイから――― 給料が安くて―――・・・ でも僕には仕事の責任があるから―――やめたくてもやめれなくて・・・ 今日の話が終わったら――― お金ちょうだいよォ~」
良子「何かの誤解であれ いい子にしてるんよ―――」
貝沼親子が去った後、佐藤が公園に現れた。
ヒナコに気づいた佐藤はヒナコと離れたところに座る。
ヒナコ「こっち来なさいよ!! よけい気になるから!!」
太平興信所
太平興信所のチャイムを鳴らす貝沼親子。
扉が開き、宇津帆が向かい入れる「はい――― わざわざすいません―――」
感想
オクトパスのみなさん
貝沼さすが上手いやん―――
ミサキちゃんはマンガタッチでデフォルメしたイラストか―――
で、佐藤のイラスト―――
下手やけど楽しそうや―――
宇津帆が「貝沼が消えても親しか心配しない」というけどオクトパスの社長も面倒見いいから心配すると思う―――。小島編で社長はボコボコにされたけど今回も酷い目に会ったりするのか~? そうなったら可哀想だから今回は酷い目に会うのは許してやってほしい―――。
佐藤は社長が酷い目に会ったら怒るかなァ~? ミサキちゃんの時は「誰かを助けたい――― 本気でそう思ったのは初めてだ――― あの娘が笑ってると俺も楽しい気持ちになる―――」と言っていた―――。社長が佐藤のイラストを持ち歩いてる程、佐藤のことを気に入っているということを佐藤は感じ取ってんのかな~?
佐羽ヒナコ
公園でリハビリ中のヒナコ―――。佐藤が来ないか気にするヒナコ―――。来てほしいのか~? 今までは変質者と思ってたが興信所で偶然会って話してみると以外と下心がなくて親切心で近づいてきたということがわかったからか―――?
そして現れた佐藤。気を使って離れたところで三角座り―――。
これはある意味嫌がらせや―――。こんなんやられたら近くに来いと言ってしまう―――。佐藤がそれを狙ったなら高度な策略―――。
貝沼悦司 貝沼良子
貝沼が母親に言った「身に覚えがない」―――。これは母親の前だから誤魔化してるのか~? マジで身に覚えがないと思ってるのか~? 一緒に太平興信所に向かってるということはマジで身に覚えがないと思ってる―――? ミサキへの盗撮がバレないと思っている―――。危機感のない子供という事か―――。
宇津帆は太平興信所として接触したけど、このまま太平興信所として金を搾り取るのか―――? そうなると太平興信所として慈善活動が続けられなくなる可能性が出て来る―――。そういえば宇津帆はヒナコに近くのマンションを借りろと指示していた―――。太平興信所で問題があることを知らせて、マンションを使って「太平興信所とは関係ないです」という事で金を搾り取る事を仕掛けるのか―――? ミサキの部屋の盗撮器を探る時も太平興信所の名前を出してたし―――。