アスタの腕を治しに魔女の森を訪れたアスタ達。
襲撃してきた白夜の魔眼とダイヤモンド王国を倒したが、アスタの反魔法の剣を手に入れようと魔女王が襲ってきた。しかし、バネッサが新たな魔法に目覚めて魔女王を退けた…!
あらすじ
バネッサ「アナタとの間に絆なんて無い…」
バネッサとのヒビを思い出す魔女王(私は…完璧を求めるあまりに大切な何かを忘れていたのね… 不完全だから…ありのままの感情からこそ得る力もあるのね…)
魔女王「…完璧だ。好きにするがいい… 私の完敗だ」
去っていく魔女王。
ノエル「勝ったの? すごいわバネッサ!! アナタの魔法で勝ったのよ!!」
魔女王の部屋
魔女王の前に並ぶアスタ達。怪我は魔女王の魔法で治っていた。
魔女王「オマエ達のいう魔石とはコレのことだろう。私には必要の無いモノだ。くれてやろう。」
魔石を受け取るアスタ「白夜の魔眼はコレを欲しがってんだけど… 一体何でか分かるか?」
魔女王「その魔石は装着者の魔力を高める魔道具の一種だが、それを真に使いこなせるのはエルフ族だけだ。エルフは一人一人の魔力は非常に高かったが、数で勝る人間との争いで滅び去った。ファナとかいう娘の三つ目の眼。あれは禁術魔法だ。禁術魔法はただの人間には手が出せない。発動には途方もない魔と何かしらの犠牲が必要となる。古の魔神もエルフ族の長が発動した、最上級の禁術魔法だ。もしかしたら白夜の魔眼共はエルフ族の末裔なのかもしれぬな…」
魔女王「そしてアスタ… オマエの持つ2つの剣はそのエルフ族の長が使っていた魔法剣の成れの果てだ。奴らと戦い続けていればいずれその謎も解けていくだろう…」
魔女の森の外れ
アスタ「ホントにダイヤモンド王国に戻るんだな」
マルス「ああ。魔女王の作った”傀儡の血潮”の効能を封じた薬… これを長命の薬と偽って国王に飲ませ、国王をオレが操ってみせる。そして…ダイヤモンドを平和国家へと改革してみせる…!!」
ファンゼル「ファナは私達で預かる。マルス、ラドロス。無理はしちゃダメだよ…!」
マルスはファナとダイヤモンド王国が平和になったら一緒に世界を見ようと約束する。アスタとは困ったら助け合おうと約束をする。
魔女の森を見るバネッサ。魔女王にはいつでも遊びに来ていいとの返事を受け取っていた。
黒の暴牛
黒の暴牛に帰ってきたアスタ「ヤミ団長ォォォ~!!! 腕っっ治りましたァァ―――っっ!!!」
ヤミに腕が治ったこと、魔石を手に入れた事を報告するアスタ。
バネッサ「団長…」
ヤミ「おぉ おかえりー」
満面の笑みのバネッサ「ただいまっ」
感想
魔女王はあっさり負けを認めたなぁ。魔女王はバネッサの事を道具として扱っていたけど、心の奥底ではバネッサの事を思っていたのか?
魔女王があっさり魔石をくれた。海底神殿でもあっさりくれたし魔石って貴重ではないのか。と思いきや魔女王が理由を言ってくれた『魔力を増幅するけどエルフ族じゃないと使いこなせない』。魔石は人が使う時には魔力増幅はしないのか。それを集めている白夜の魔眼はエルフ族ってことか。人間に滅ぼされたエルフの生き残りが古の魔神を蘇らそうとしている…!?
アスタが持っている反魔法の剣は、エルフ族の長の魔法剣の成れの果て。ということはエルフの長が使っていた時には、反魔法ではなく何かの能力があったりしたのかな? 今の状態は錆びているみたいだし。
アスタの身体を乗っ取ろうとした黒いカゲはなんだったんだろう。古の魔神の一人か?
ダイヤモンド王国に戻るマルス。マルスは戻るのか。ラドロスも洗脳が解けて、本当の性格は先生のファンゼルに認めてもらう存在になりたいと思う程までマトモだったか。
いつでも遊びにいらっしゃいと言われたけど黒の暴牛に帰ってきて団長のヤミにただいまと言うバネッサ。幼いバネッサは「魔法でみんなを笑顔にしたい」と言っていた。運命にとらわれていたバネッサが運命を振り払い外へ出て仲間を得た。そして運命を操る魔法を得て仲間を救い、仲間の元に再び帰ってきた時に見せたバネッサの笑顔は良かったァァ――!!
で、他の団員はまだアスタの腕を治す方法を探ってるのか…!?