マルはひとりぼっちを嘆き、
伊佐美はキレイになりたいと呟き、
トビオは自首したいと思う。
そしてパイセンは…
あらすじ
トイレの中で黒スーツの男たちに見守られながら、店長と呼ばれる男を蹴るサングラスの男。
黒スーツの男「店長さん。店の嬢に手ぇ出したらアウトだから。女の子は商品だから。約束したよね?」
店長「すいません… もう助けて…」
蹴り続けるサングラスの男。
黒スーツの男「輪島さん。それ以上はトイレでは・・・ 外部の者に見られます」
隅にはトイレを掃除している女が。
サングラスの男「あ?じゃあ事務所連れてこい」
隅でトイレ掃除していたのは変装していたパイセンだった。
パイセン(見つけたでぇ… 親父ぃ…!! 弁護士に金積んで(1000万)居場所の情報を聞き出して、ほんまにおったで親父殿ぉ!! どう考えてもヤバイ連中ってのは見ればわかる!! でもここで勝負せな… 一生後悔する気ィする…)
パイセン(確かめるんや愛を!! 俺の生きる意味を!!!)
トイレを出ようとする輪島を呼び止めるパイセン「ちょっとお時間いいですかぁ!? 輪島宗十郎さん!!」
変装をとるパイセン「信じてもらえないかもしれないですけどぉ・・!! 俺・・小坂秀郎です!!」
パイセン「事件のこと!!なんで揉み消してくれたんすか!?俺のことどう思ってんすか!?てゆーか俺のこと!!愛してますか おとうさん!?」
傍の黒スーツに話しかける輪島「ん?誰あれ?」
黒スーツの説明で爆破事件のことを初めて知る輪島「てことはお前『早季絵』の子かぁ。お前の母親、俺の13番目の愛人だ」
輪島「20年ぐらい前に出逢って、そしてお前がデキた。早季絵はすぐに身体を壊して死んじまった。お前と会ったのはその葬式以来か」
パイセン「え」(母さん死んでんの・・・?)
輪島「早季絵がお前を大事にしたいと言ってたから俺は今もお前に金を送り続けてる・・」横の黒スーツに向かって「んだよな?」 黒スーツ「はい。私が全て管理しております」
パイセン「勝ってや… あんた勝手過ぎる… 俺は『はずれガチャ』かい!?」
輪島「捨ててないだけ有難く思えよ。てか金やってんだし、事件も揉み消してやったんだし なんの文句がある?」
パイセン「文句だらけや!!あんたのせいでこんな人間なってもうた!!金はもうええねん… 金でつまがった友達としかコミュニケイションとられへん!! なんの為に生きてるかわからへん!!」
パイセン「親が教えへんかったら…誰が子どもに『愛』教えてくれるんですかぁ!!?」
パイセン「どっかであんたが愛してくれてるって思ってた・・ 愛なんか知らん俺に… 生きてる価値なんかあるんかい…」
輪島「じゃあ 死ぬか? おい玲夢!ちょっと来い。お前 人殺したことあるかぁ?」
玲夢「目ん玉くり抜いたことあるけど殺しはまだかなぁ」
輪島「じゃあコイツ殺れ」
パイセンに話しかける玲夢「おいブサイク。お前歳いくつ?」
パイセン「は… はたち…」
玲夢「俺より一個上か!俺 2番目の愛人の子だからよろしく異母兄ちゃん(おにいちゃん)」
パイセン(コイツが親父の『あたりガチャ』!!?)
感想
輪島の態度はある程度予想できていたなぁ。でもパイセンをこんな簡単に始末できるなら、事件を揉み消す必要あったのかなぁ。輪島自身は知らなかったから、側近が独自に判断してパイセンを守ったってことかな。
輪島はパイセンのことブサイク連呼してるけど、お前の顔の遺伝だろう… 玲夢が父親に似なかっただけだぞ。
で、パイセンどうすんの?腹違いの弟に普通にやっても勝てそうにも無い上に、相手はナイフ持ってるし…