国会議事堂内の『溶ける絵の控室』で歴代の総理達に会った青一と緑郎。
青一が45年前に行方不明になって双亡亭を壊す力を手に入れたことを語りだした。
青一の家族が飛行機に乗っていたら見知らぬ星に着いた。
青一達はその星にいた”白い水”の種族と出会う。
青一達に親切にする”白い水”の種族。
青一達は偽りだが平穏な生活を送っていた。
しかし侵略者が”白い水”の種族から養分を奪おうとしていた…
あらすじ
青一(ボク達は… 忘れてたんダ… この星が侵略されてるっテ… もう寿命が尽きそうだっテ…)
青一達のいる街が出来た島が浮き上がる。
身体が崩れだしている”白い水”の種族「この島を高くした。おまえ達は… 彼らの侵略に… 巻き込まれるな…」
街が崩れていく…
人々の記憶から作った”まがい者”の家族も崩れていく…
家族が”まがい者”だとしても、一緒に侵略者に吸い込まれていく人達も…
“白い水”の種族「もう… 形を保てない… さよならを言いたくはないが…」
青一の弟のまこと「いやだあ~! あんなの!やっつけちゃえばイイんだ~!」
“白い水”の種族「やっつける… それは…どうすれば…いい…」
青一「おこるんだよ!」
“白い水”の種族「我々は…怒るやり方を…知らない…」
青一「ボクが教えてあげる!!」
“白い水”の種族「教えてくれ…」
“白い水”の種族に身体を包まれる青一。
白い水に身体を包まれた青一は侵略者の”器”に向かっていく。
青一(なんでも…自分の思うとおりになると思ってるんだろ? この星が ボク達が… 何にもしないから おとなしいから…)
青一(でも… 見せてやる。ボク達はだまって死んで行かないってコトを。
大声で言ってやる。オマエ達なんか大っキライだって!)
“器”を見る青一(かたいトゲ… 岩みたい… 岩をコワすためには…)
“白い水”の種族(わかった青一… このカタチでいいのだな…)
青一の身体を包んでいる”白い水”がドリルの形状になる。
“白い水”の種族(これが「怒り」のカタチなのだな!)
感想
うおおおおおおお盛り上がってきたあああああああああああ!!!!
偽りだけど、やり直したかったコトもやり直せて幸せで夢のような日々。
しかし、侵略者に壊されそのまま諦めて一緒に逝こうとする人々…
絶望的な状況…
でも、主人公は折れない!
青一がアノヒトから力を借りて立ち向かう!
侵略者こわすべし!!
この展開は熱いねぇ。熱い。
逝ってしまった人達も”まがい物”と言いつつも心の奥底では受け入れていてイザとなったら縋り付いて逝ってしまうのは悲しい… 失った家族と”まがい物”と言えど再会できたと思ったら再び別れを告げられるなんて…
これで青一は力を得たけど、他のまだ生き残っている人達も力を得るのかな? アノヒトの身体はもう少ししか残っていないから無理かな? 青一は”白い水”の種族のアノヒトと一体化して髪が黒から白に変わったのかな?
で、侵略者の”器”を壊したらアノヒトの身体の一部は液体だから戻ってくるだろうけど、呑み込まれた普通の人間はどうなるのかな? もう手遅れ?
アノヒトが身体が崩れてきた時に「さよならを言いたくはないが…」と言ったが、感情が芽生え始めてたのかな。でも自分の存在が消えそうなのに無抵抗なのはどうなんだろ? 絶滅しそうなのに無抵抗だなんて、それで進化したといえるのかな? 生物としては欠陥があるような…
アノヒトと双亡亭の関係は?
アノヒトが人々の記憶を読んで作り上げたモノは、その人の幸せな願望を叶えていた。
それに対して同じ記憶を読む双亡亭は、その人の過去のトラウマの状況を作り出す。
これは対比なのかな? アノヒトと双亡亭にいる取り憑いてくる者は似たような種族なのかな? 今回の話でアノヒトも青一に取り憑いているような感じになったし。1話で青一が旅客機と共に帰ってきた時に、機内には化け物がいたけどそれは侵略者なのかな? 青一の家にいた黒いカゲ(青一がドリルで吸い込んでバラバラにしたヤツ)みたいなのも、それ関係?