双亡亭内の螺旋階段で取り憑かれた人達に囲まれてピンチになっている凧葉達。
フロルがテレパシーを飛ばし、外の青一達に窒素を持ってきてと頼む。
緑郎の活躍により液体窒素が双亡亭の傍まで運び込まれる。
フロルがアポーツを使い、液体窒素を容器ごと双亡亭内に引き込んだ!
あらすじ
フロル「みなさん、爆破を頼みます!」
フロルは螺旋階段の中央の吹き抜けに身を投げ出す。
落下中のフロルは能力のアポーツを使い、液体窒素を容器ごと引き寄せる。
アウグスト博士「こうなったら仕方がナイ! 私の<リバーサー>の残りで、できるだけ着火スル! キサマらできるだけ遠くに逃ゲ…」
「逃げるにはもう遅いよ博士」
ジョセフィーン=マーグ「みんなで。みんなで」
アウグスト博士のリバーサーだけでなく、マーグ夫妻のパイロメアリー、宿木の銃、鬼離田姉妹の鬼神を液体窒素の容器に向ける。
アウグスト博士「バカどもめ」
鬼離田姉妹が呼び降ろしたお糸童子は容器に穴を空けていく。リバーサーから電撃が走り、パイロメアリーからは炎が飛び出す。
その時、凧葉は黒い腕を呼び出し、どこかへ運び込まれている。
アウグスト博士達の攻撃が液体窒素の容器に当たり、爆発が起こる。
窒素に弱い取り憑かれた人達は身体が溶けていく。
攻撃方法が小刀しかなく、宿木にここから離れることを命令されていた紅は爆発から逃れていた「ヤドリギさん… フロルちゃーん!!」
落下しているフロル(爆発の音… みなさんが私の運んだ<液体窒素>の容器を破壊できたんだわ。とかった… こんな私でも役に立てた… 死ぬ前に…)
落下しているフロルに手が伸ばされる「つーかまえた!!」
手は黒い腕で移動してきた凧葉だった。
フロル「タコハさん…」
凧葉「フロルちゃんのおかげで、アイツら全部やっつけられたぜ… あとはきっと誰かが…うまいコトやってくれるさ…」
凧葉はフロルを抱きかかえるが、爆発に巻き込まれてしまう。
双亡亭外にも爆発の白煙が上がる。
それを斯波総理達や緑郎、青一が見ていた。
感想
皆仲良くすべし
超常現象のプロ達は、説明会の頃はいがみ合っていたのが仲が良くなったなぁ。
覚悟を決めて構えるところはカッコイイ!
鬼離田姉妹が笑っているのはやっぱり怖いからかなぁ? それとも仲間ができて嬉しくて本当の笑顔だったりして。
「バカどもめ」って言っているアウグスト博士の目は言葉と裏腹に嬉しそう。
アウグスト博士は実の娘のナンシーや部下には厳しいけど、根は優しそうだなぁ。アウグスト博士の過去も語られるんだろうか?
凧葉、助かるべし
凧葉が”黒い手”を使いこなせるようになったなぁ…って爆発に巻き込まれた!? 凧葉が頑張れば、再び黒い手を使ってフロルと一緒に爆発から逃れらることも出来そうだけど… フロルの最後を一人にしないように凧葉は策無しでフロルの元へ駆けつけたのか?
肝心の凧葉がもう諦めている様子だし… ”黒い手”は黒色だから、侵略者か双亡亭の壁や柱の中に入っていた黒い水が原動力だと思う。”黒い手”があの黒い水だと窒素に弱いし、あの状況で”黒い手”を動かすことが出来ないかな? 凧葉が生き残る可能性があるのは、絵の中にいた絵描きが何らかの能力を使って…っていうのが考えられるけど、あの絵描きも窒素に弱い可能性があるしなぁ。
それとフロルはアポーツを使ったことで命を落とすとか言ってけど… 耐えられたのか? まぁ生き残ったほうがいいけど。でも爆破に巻き込まれたけど。
アウグスト博士達もこのまま退場なのか?
生き残った紅は双亡亭外へ撤退ってなるか?
緑郎は紅に会える?
青一はどうする? 単独で双亡亭に入っていくのか?
続きが気になる。
明らかにすべし
まだ残っている謎
・絵の中にいた絵描きと着物を着た女の子の正体
・青一の弟のまことの行方
・泥怒が双亡亭を建てた理由
・侵略者は来ているのか?
・双亡亭の壁や柱から出た黒い水は侵略者なのか?
気になること
・鬼離田姉妹の長女の菊代も窒素の爆発で溶けた?
・フロルと付き合っていたグラハムは絵の中に放り込まれたが、その後は?
・アウグスト博士の娘のナンシーも取り憑かれたがどうなった?
今後、明かされるかもしれないこと
・マーグ夫妻の過去
・アウグスト博士の過去
アウグスト博士とマーグ夫妻は爆発で死んでいたら、過去は語られずに終わりそうだけど… パイロメアリーを使えるようになったキッカケを知りたいなぁ。あの人形はマーグ夫妻の娘の名前をつけているっぽいけど。
双亡亭を建設された理由が明かされるのは物語の終盤になるのかな? 建設された理由と絵描きと着物の女の子の謎は、一緒に明かされそうな気がする。
今、一番気になるのは凧葉達の生死だけど。