金剛のアジト『明治屋ホテル』ででけェ金剛と戦いを始めた明。
鮫島と勝次は小せェ金剛と戦う。金剛に乱暴された女達も立ち上がり反撃。吉川がトドメを刺した。
あらすじ
明治屋ホテル 652号室
息絶えた小せェ金剛に怒りをぶつけ続ける吉川。
勝次「母ちゃん… そこまでは… やめ…」
鮫島「母ちゃんは憎しみだけでここまで来たんだ。好きにさせてやれ」
勝次「しかしなんで金剛は二人いたんだろう」
鮫島「わからん。ただこれで小さい金剛は片づけた。後は…大きい金剛だけだ」
明治屋ホテルの駐車場
金剛と向き合う明「うれしいよ。金剛… 昔よりもずいぶん強くなりやがって。でかくなっただけじゃねェな」
金剛「私は強くなるため何度も脱皮した。ある時の脱皮後よく見ると自分が二人に分裂していた。なぜかもう一人の私は欲望の塊であり、私はその逆だった。今思えばあの時に私は自分の煩悩と決別したのかもしれん」
明「ハ それで今のお前は迷いがないってのか。気持ちの悪い話だ。さァおしゃべりは終わりだ。来い金剛 たたっ斬ってやる」
金剛「ほざけ!!」
金剛がくりだすハンマー攻撃に明は距離をとる。
明は明治屋ホテル前の橋まで戻ってきた。
橋の上には邪鬼使いがいなくなって暴走している邪鬼と吸血鬼達がいた「金剛様だ!!」「ひいいいい お怒りになられてる」「あの小僧こっちに来る」
明は崩れた橋を渡る。
吸血鬼「うわあああ 金剛様までこっちに!!」
金剛はハンマーを橋の上にいた邪鬼に振り下ろす。
邪鬼は潰れ、橋の一部も壊れ、下を流れていた川の水は衝撃で吹き飛び川底が見える。
ホテルの窓から見ていた鮫島「川に穴を空けた… なんて奴だ…」
金剛を睨む明「金剛…」
感想
吉川は復讐を果たせてよかったなァ… その心中を察して「好きにさせてやれ」と言う鮫島は優しいなァ… 鮫島は人殺しで逃亡犯だとネズミが言っていたが、あれはネズミがついた嘘なのかァ?
明が金剛に「昔より強くなりやがって」って言ったけど… 明と金剛が昔やりあったのは、仏像に紛れていた金剛の不意打ち攻撃を受けただけじゃねェか。それだけで相手の強さが分かるのかァ?
これもひとつの手抜きってやつだな
明が金剛の攻撃から逃げるために明治屋ホテルの前の橋『あじ○いばし』まで移動。そこで吸血鬼どもは邪鬼とワーワーやっていた。 へ? 吸血鬼どもは、邪鬼使いがいなくなって暴走した邪鬼と戦っているはず。でも…
明達が橋を渡る直前。
金剛と明が戦闘を開始し、金剛がホテルの壁を壊した時。
そして今回。
いっさい戦況が動いてねェ! 邪鬼は壊れた橋の端で吸血鬼達と対峙してそのままじゃねェか!! なんでコイツらいっさい動いてねェんだ? 明達が橋を渡ってそれなりに時間は経っているはずだぞ? 明とでけェ金剛。鮫島達と小せェ金剛。そして吸血鬼どもと邪鬼の戦い。3つの戦いを考えるのは面倒くせェのか?
この”脚を引きずっていた”明が
“足取り軽やか”だからちくしょう!!
明は金剛に「強くなっちまってうれしい」とか「たたっ斬ってやる」と言ったのに逃げてばっかりじゃねェか!
「来い」と煽っちまった後の金剛のハンマー攻撃がやべェ威力なんで焦っちまったのかァ? これなら無理して煽らなけりゃよかったのになァ…
ヘドが出るほどな
そして金剛から逃げる明。脚を引きずっていたとは思えねェ軽やかな走り!
ズッズッと引きずっていた脚はもう治っちまったのかァ? でもこういうのは何か切っ掛けがあったりして治るもんじゃねェのかよ。
面白ェわ やっぱ鳥山明の話はホント面白ェわ
ピッコロ大魔王と神様みてェに金剛は煩悩と分裂したとか、川にクレーターみてェな穴を空けたりとかドラゴンボールみたいなことしやがって。
でも明が昔の金剛の強さを知っていたり、明の脚の怪我を感じさせない走り、アマルガムの金剛が人間の女の攻撃でヤラれちまったりとか、金剛のハンマーの形状がコマによって変わったりとか… 先生ェは以前の設定を忘れすぎじゃねェのか? ドラゴンボールもなんだかんだで設定は守っていたぞ。こんな調子では鳥山先生みてェにはなれねェぞ。
漫画家は自分が作った設定を守るもんじゃねェのかよ