【彼岸島48日後…】127話「神棚」強ェ!! なんだコイツマスク被って人見知りだけど超強ェぞ!!

金剛を倒し、鮫島の弟の精二を仲間にし、雅がいる東京へ向かう明達。

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あらすじ

国道を進む明、鮫島、精二、勝次、ネズミ。

明「確かにこの国道を行けば東京に向かうだろうが、東京は封鎖され要塞化されたはずだ。その要塞にはどうやって侵入するんだ？」

精二がボソボソ喋る。

明「？　よく聞こえない。なんだって？」

精二に近寄る鮫島「なんだ精二。ちゃんと案内するから黙ってろってさ」

勝次「まったくいちいち面倒臭いな。コイツ兄貴のお前にしかまともに話せねェのかよ」

鮫島「ウルセェな。弟は人見知りなんだよ」

勝次「ネズミさ、精二の奴、一応二台目のフェリーの船長なんだろ。あんなんで大丈夫なのかよ」

ネズミ「最悪だよ。鮫島のゴリ押しで決まったんだ鮫島のエロい所と弟びいきはマジで迷惑なんだ」

勝次「だよな!!　初めてお前と同意見だ!!　なァ　アンタ　マスク取れよ。失礼だろ」

鮫島「いいかげん人の事はほっとけ!!　てめェの母ちゃんに俺ァ優しくしただろ!!　ちったァ　お前も俺の弟に優しく接しやがれ!!」

勝次「わかったよ大声で。ちぇっ」

ネズミに聞く勝次「アイツ　いつからマスクしてんの？」

ネズミ「どうも中学生かららしいぞ」

精二のお腹が鳴り、勝次のお腹も鳴る。

明「吸血鬼を捜して奴らから食べ物を奪おう」

公園にいた吸血鬼を襲う明達。

精二も活躍し、吸血鬼のアジトのマンションまで攻め込み吸血鬼達を全滅させる。

アジトにあったカップラーメンを食う明達。

「ありがとうございました!!　このままいたぶられて殺される所でした。あなた方は命の恩人です」

アジトにいた人間達が明達に頭を下げる。

鮫島「別にいいよ気にしなくて。メシ食いに寄ったついでだし」

明「ああ。気にしないでいい」

別の部屋を捜索していた勝次「ねェ明。雅ってこの人？」

勝次が写真立てを差し出す。写真は雅だった。

勝次「隣の部屋に飾ってあったよ」

「神棚ですな」

吸血鬼に捕らわれていた人間「吸血鬼はみんな、その写真を崇めています。私、東京でこの男と会いました。あれは池袋で奴らに捕まった時の事、池袋サンジョインの屋上まで連れていかれました」

池袋のサンジョイン

サンジョインでは吸血鬼達が人間を使って残酷な遊びをしていた。

雅「つまらん。何をやってもつまらん。お前たち、宮本明を知ってるか？　私を唯一楽しませてくれる男だ」

吸血鬼「そいつは・・・人間ですか？」

雅「アイツと戦って以来、何をやっても面白くない。なんだか最近、アイツが島からここまで私を追って来る気がしてならん。現れたアイツをどうやって遊ぶか。それだけが私の楽しみだよ」

吸血鬼のアジトのマンションの一室

捕らわれていた人間から雅の話を聞いた明達。

雅の写真立てを真っ二つに斬る明「望み通り楽しませてやるよ雅」

感想

この通りのすべては俺の物!!
弱肉強食の気分だぜ!!

明達は国道のど真ん中を歩くなんて、吸血鬼を警戒しねェのかよ。
しかもほのぼの漫才しやがって！

ムガー　なんだコイツら!!
緊張感の欠片もねェ！

でもこの連中なら吸血鬼の群れに出会っても大丈夫か。吸血鬼ウィルスが撒かれて弱肉強食の世の中になったから、強者である明達は道のど真ん中でも堂々としていられるわけか。なるほど考えちょる。

勝次「何でこんな物被ってんの？」
精二「聞くな！　俺は人見知りだ!!」

精二がボソボソ言うので鮫島が近づいて聞いて、代わりに明に伝えた。精二が喋るたびに毎回通訳させんのかよ…　声が小せェ理由は人見知りだから。人見知りが全裸で暴れるのかよ！　人見知りが吸血鬼を見つけたら一番に飛び出して戦うのかよ!!　ワケがわからねェ!!!　それより、小4に色々言われて恥ずかしくねェのかよ…
こんな奴がリーダーやってたなんてどうしてたんだァ？と、読者が思う疑問をぶつける勝次。鮫島の兄貴のおかげでゴリ押しでリーダーになったのかよ！忖度しやがって!!　でも人見知りならリーダーやるのは辛ェんじゃねェのか？　それとも人見知りが治すために兄貴がリーダーにしたのか？

鮫島「この弟をリーダーにしてみよう」

「鮫島様…　それになんの意味が…」

鮫島「人見知りほど人前に出したくなる　それが治療ってもんだろ」

精二に文句を言う勝次に鮫島「母ちゃんに優しくしたから　俺の弟にも優しくしろ」。正論だ。さすが救世主と呼ばれた男。筋が通っている。でも母ちゃんが亡くなったばかりなのに思い出させることは言うんじゃねェよ。母ちゃんには優しくても勝次には優しくねェのか？

カッコ悪ィよ　兄ちゃんたち
大人は子供に優しくするもんじゃねェのかよ

でもこんなに鮫島が焦るのは何かあるのか？　精二も師匠のように仮面を被っているから、吸血鬼だという可能性もあるのかァ？　人見知りなのにあんな馬鹿力があるのは、もしかして精二が吸血鬼だという伏線なのかァ？　樽に入れられそうになったと言ってたのも誤魔化すためだったりするのかァ？

今までの事から考えて伏線なのかどうかはよくわからんな
話半分でただの変態として見ておこう

精二は吸血鬼ウィルスが撒かれてから感染しねェようにマスクをしてると思ったら、人見知りで中学生の時からマスクしてるのかよ！　マスク被って通学してたなら逆に人が寄ってくるんじゃねェのか？　それともヤベェ奴だ！となって誰も近寄らなくなっちまうのか？　マスクを被って通学してた奴なんて見た事ねェから、マスクを被ると人が寄ってくるのか寄ってこねェのか分からねェな…　でも精二にとって今の弱肉強食の状況は生きやすいんじゃねェのか？　鮫島の兄貴のほうも今の無政府状態になって「俺は今が楽しくてしょうがねェんだよ。好きに生きてりゃ英雄扱いだ。こんな楽しい世界はねェよ」と言っていたが、弟の精二も同じ思いじゃねェんだろうか。こんな世界になっちまったんだからマスクを取りゃいいのになァ…

でも食う時には人前でもマスクとるのかよ！

ちくしょう　コイツ　ふざけやがって！
精二の人見知りは食欲に簡単に負ける程度なのかよ!!

アジト!!　この空腹を満たすには吸血鬼のアジトがいるのか!!

明「腹が減ったから吸血鬼から食べ物を奪おう」って強奪すんのかよ！

主人公の言うセリフじゃねェ！　どっちが正義の味方なのか分からねェ!!　弱肉強食の世界ではこうなっちまうのか？
吸血鬼のアジトを襲撃し、捕まっちまっていた人間から感謝されても「メシ食いに寄っただけ」とか緊張感一切ねェ！　吸血鬼のアジトはコイツらにとってはコンビニなのかよ!!