クロと揉め事を起こさせるように命令されていた紅白組の川萩は、真黒組に身柄を確保された。が、海老原は紅白組の松代からの保護するために身柄を抑えただけだった。川萩の傷が癒え、町を出る朝になった―――。
あらすじ
倉庫
まだ外は薄暗い早朝。倉庫には海老原が来ていた。クロ・アザミ・ユーカリも起きていた。2階で寝ていた洋子は、話し声で目を覚ました。
海老原が川萩に忠告していた。「知り合いに連絡せず」、「なるべく遠くへ」、「1年は身を潜めろ」、と。
さらに海老原は川萩に30万を渡した。
川萩「いえ!! ええですよ! そんな・・・とりあえず大阪を出て九州の・・・・」
海老原「言うな―――!! おまえがどこに行こうが 俺らは知ったらアカン―――!!」
川萩は30万を受け取った「何から何まで ありがとうございます――― このご恩は必ず―――・・・・」
海老原「返さんでいい そう思うんやったら 次はおまえが誰かにしてやれ―――」
川萩は頷いて、アザミ達にもお礼を言って倉庫を出ていく。
海老原の川萩に対する扱いを見ていたアザミは「ずいぶん お人好しだな――― 甘すぎるんじゃないか~」
ユーカリもアザミに同意する「ナメられるぜ!」
海老原「確かにな―――・・・・ でもよォ――― 極道ってのは―――本来こうやないのか?」
太西公園
太西公園のまだ暗い道を河上静が、レンタルおっちゃんをボディガードとして一緒に歩いていた。
二人の前方に川萩が姿を表した「静――― ちょっと話がある――― 5分でいい―――」
ボディガードをしていた男は一旦は凄んでみせたが、逃げない川萩の圧に負けて反対に逃げ出してしまった。
川萩は、1年ほど町から出て金を貯める。そして組を抜けて戻ってくる。仕送りをするから水商売は辞めてくれと言ってきた。
静「何 寄りを戻す気でしゃべってんの?」
川萩は説得を止めない「ほっとけんやろ―――ッ!! 好きな女がソー○に沈んでくのは!!」
言い合いをしている二人の様子を、木の陰から見ている人影があった。
その人影の正体は、紅白組の松代についていた側近の男だった。
感想
飲み友達が
ウーパールーパーの女・・・・。
からあげだけでよしふみは出てこうへんのか―――。しかしこのからあげ、洋子の異名「ミス・アルコールガール」はバッファローで聞くことはあるだろうが―――覆面しているファブルのことを知っているとは―――このウーパールーパー、只者ではない―――!
話の流れ的に、コレは洋子が見ていた夢ということで本編に繋げられるなぁ~。ちなみに今回、ヤンマガに掲載された「よしふみとからあげ」とのコラボ漫画は『ザ・ファブル 完全殺さないマニュアル 第一部公式コミックガイド』にも掲載されている―――。公式ガイドブックに掲載されているほうは白黒だが・・・・。
(関連記事:「【ザ・ファブル】「完全殺さないマニュアル 第一部公式コミックガイド」ガイドのガイド・・・・。」)
寝ていた洋子だったが、外の海老原の声で目覚めて窓から様子を伺い始めた―――。
川萩のお別れ会の思わぬ出し物に―――出し物っていう表現だとアレだけど・・・洋子は満足して爆睡してイビキもかいてるのに、外の海老原の声で起きるか―――。やはりこれはプロとして―――なのか―――。
命に責任を感じた男・・・・。
海老原は、紅白組の川萩に対して親身になって忠告していた―――。
海老原自身も「誰かの影響かもな~」と言っている通り、変わったな―――。以前は目の前に問題が出てくると排除しようとしていた―――。太平市に来た伝説の殺し屋の佐藤を排除しようとしていた―――。佐藤の言い分を聞いて排除するのは止めたが、別の問題を―――借金まみれで問題多数の元レスラーを排除した―――。次に、佐藤を追い出そうとしていた理由―――小島を自分の手に負えなくなって自らの手で排除―――。そんな海老原だったが、佐藤と出会って変わっていった―――。第1部の最後では先代・浜田組長の殺害に関わったマツを殺さずに開放するようになった―――。
海老原はボスから「佐藤は一般社会に戻れなかったら消される」ということを聞いていた―――。そう―――問題解決出来ないなら破壊する―――ということ。今まで自分がやってきた解決方法だった―――。「一般社会に戻れなければ消される」ということになっているのを知らない佐藤を、海老原はそばで見て―――・・・・。海老原は佐藤に「散歩しながら命を奪っていく奴」と言い放った―――自分は違うという風な事を言っていたが、実は自分も簡単に命を奪っていた―――。そして佐藤の影響で変わり始め―――ファブルのボスと第1部の最後に対面したが、海老原はボスのやり方を批判していた―――。ボスのやり方は、海老原がやっていたような壊して解決―――。そこに昔の自分を見たからだろうか―――手に負えなくなった部下(小島・山岡)を始末して解決―――そして海老原はファブルと縁を切った―――。
無責任な男たち・・・・。
川萩は、倉庫を出ていく前にアザミ達(クロ以外)に礼を言う―――。
クロをキッチリ無視かよ―――! 他の3人どころかココにいない洋子にもわざわざ礼を言って―――あからさま―――! クロはテント貸してくれたのに―――。腹下した時もトイレを強引に奪うことはしなかったのに―――! あの緊急事態でもやらなかったから相当やぞぉ~。クロは本来の極道の道―――弱きを助け強きをくじく―――を歩み始めた―――?
川萩は街を出る前に元カノ・河上静に会いに行ってしまった―――。
会いに行ってもうたか・・・・。海老原に感謝の言葉を言っていたが、本当に感謝しているなら「誰にも会わず・連絡せず」の言葉を忠実に守ることこそがお礼に繋がるのに・・・・。
レンタルおっちゃんが川萩を止めようとしたが、川萩の迫力に負けてすぐに逃げてしまった・・・・。
「なんつってー」が「ヤバイっつってー」になってしまうほど焦ってる~。ドタドタっていう足音が運動できない奴ってことを表している―――。こんな状況でも「○○つってー」キャラを守ってるのは立派だが・・・・。まぁガタイで勝ってても刃物持ってたらと思うとなぁ―――。もし格闘技やってても、燃料や劇薬まかれたりしたらどうにもならんし・・・・。それにストーカーまがいの事をしている奴と聞いていれば―――そんな相手に体張ってられん―――。倒したら倒したで、怪我させていたらまたややこしい事になるからな―――。逃げるが勝ちとはよく言ったものだ―――。時給1000円でそこまでの貸しは無い―――。
川萩は静を説得し始めた―――。町を出て、金を貯めて、組を抜けるから、待っていてくれ―――と。仕送りするから水商売も辞めてくれ―――と。
ちゃんと組を抜けたらって言うけど―――無理やろ―――! 松代が、町を抜け出しても金持ってきたから許す、組を抜けて良しッ!―――とはならんだろう―――。1年開けても松代は許さないと思う―――。それに川萩は、どうして失明したかを思い出せないのか―――? 失明させるほど殴ることをさせた松代が許すと―――? 使い捨て扱いされたのに―――。金取られた上に消されるだけ―――。甘いなぁ~。松代に簡単に許してもらう―――甘いッ! 静とも寄りを戻せる―――甘いッ!! すぐに町を出なくても、多少彷徨いても大丈夫だろうという甘い考えも・・・・
松代の側近が川萩をつけていた―――・・・・。
終わったな・・・・。ここに佐藤が偶然通りかかったら・・・・と思うが、そんな偶然は無いだろう―――。話としても真打ちはまだ登場せず―――だろう―――。海老原が、アザミかユーカリに川萩が町を出るまで見張ってくれと頼んでいれば・・・・あの二人はソファに座ってたからなぁ・・・・。海老原もあんまり巻き込みたくないだろうし―――。こっちの元ファブルのレンタルおっちゃんはプロとして―――責任持って最後までやり遂げるんだが・・・・。見張りをつけるのがクロだとまた揉めそうだしなぁ・・・・。
川萩となんつってーおじさんが揃って無責任な中、紅白組の松代のそばにいたコイツだけは責任を持って行動しているが―――こいつはルーマーなのか―――? 普通の、腕に覚えがあるおヤクザさんレベルならクロでも制圧できそうだが―――凄みがそこらのヤクザとは違うな―――。普段から無言なのも―――相手に無駄に情報を与えないというようなプロっぽさを漂わさせている―――。
町中で川萩を見つけても騒がれるのは避けたいだろうから、人気のない太西公園はちょうど良い―――川萩を町で見かけたか、部下からの連絡を受けてか、してココまでつけてきたんだろう―――。倉庫や洋子のことはまだバレていない―――。が、コイツが川萩に軽く拷問でもすれば簡単に吐きそう・・・・。海老原が言った本来の極道―――仏法の道を極めた者―――川萩が海老原の意気を感じてその道にちょっとでも近づければ、拷問を受けてもお世話になった洋子や倉庫のことを吐かな・・・・いや、無理や―――! 人質にできそうな元カノ・静もいることやし―――そもそも川萩が海老原の意気を感じていれば静に会いに行かなかったもんなぁ~。下手したら「情報言うから俺と静を見逃してくれ!」と言いだしそうな・・・・。恩を返すどころか仇で返してしまうことになる―――!! 松代の「真黒組との火種を起こせ」という命令を、皮肉にも結果的に叶えてしまうことになってしまうな―――。
最後の方で顔バレしてるいう事は
来週、川萩に助けが入るって可能性もないことはないね
覆面被った誰かとかが
あると思います!
覆面のアッくんが登場、開戦!
あると思う────o(^o^)o