みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

ザ・ファブル The second contact

【ザ・ファブル The second contact】25話「バランスアートの男・・・・。」上手くバランスが取れない生活・・・・。

投稿日:

紅白組は、バックにファブルがいなくなった真黒組を吸収しようとしていた。紅白組のバックにいる組織・ルーマーが動き出し、まずは失敗をした紅白組組員を始末した。その仕事ぶりに佐藤達はプロの仕事だと感づいた。しかし紅白組の組員が死亡したことで、敵対していた真黒組が警察にマークされることになり、真黒組からは動けなくなってしまい、暫くは「自分の身は自分で守る」ということになったが・・・・・

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あらすじ

倉庫

アザミ・ユーカリ・クロは、海老原が持ってきた銃を確認していた。

海老原が持ってきた銃は3丁、弾丸は各6発ずつ。

ワルサーPPK

アザミ「なんでサイレンサーがないんだよ」

ユーカリ「外では撃つなって事だろ―――」

クロ「もうちょい予備弾がほしいよな―――」

アザミ「バンバン撃つなって事だろ―――」

川萩も銃を持ちたがったが、銃を撃ったことが無い・部外者ということで銃を渡されなかった。

アザミ「一応 銃の取り扱いだけ教えとくか―――」

川萩「あっ・・・・ はい・・・・ それだけでも少し気持ちが・・・」

駐車場

松代と一緒にいたルーマーの男が車で駐車場に入ってくる。

車を止め、隣の車にはフーディーを着ている男が乗っていた。

殺しは芸術ではない

紅白組の組員を始末した分の金を受け渡しを行った。

ルーマーの男「「考える人」? ふざけんじゃねえぞォ~ 同一犯の殺人だってアピールしてどうすんだ!? 殺しのニオイを消してこそ 本物の芸術だぜ―――」

フーディーの男「わかったよ――― 久しぶりの仕事だったんだ・・・・ 業界にまだ俺が現役だって事を示したかったんだ――― もうやらねぇよ・・・・」

ルーマーの男「消しの仕事は しばらくはまわさねぇ~ 今はメールした女の捜索に集中しろ―――!」

フーディーの男「ああ・・・・ この女ね――― わかったよ―――」
洋子の写真を確認する。

佐藤とミサキの部屋

ミサキは、電話で洋子から恋愛相談を受けていた。

ミサキ「そう―――! 正面からガツンと――― ヨウコちゃんの事は社長も――― 「良い子」やって気に入ってたもん!」

全裸の佐藤が部屋に顔を出す「シャンプーがない――――・・・・」

ミサキは電話しながらシャンプーを佐藤に手渡す。

ミサキ「正面突破よ! まじめに真剣にね―――」

オクトパス

一人でミサキと電話をしている洋子は、音で気付いた「タコちゃん お風呂終わった―――! じゃあね――― はい―――」

洋子「正面突破かぁ~・・・ あ~そうか~ まさか自分の人生でこんなふうに悩む日がこようとは―――・・・・」

田高田社長が部屋に入ってくる「ヨウコも入れよ~ シャワーしかないけどォ――― 風呂釜を設置するスペースがなくてな~・・・・」

田高田健二郎

田高田社長は冷蔵庫に向かい、缶ビールを開ける。

洋子(どうしよ~ 正面突破―――・・・・!? 男なんて単純で簡単だったはずなのに―――・・・・)

正面突破

洋子「タコちゃん――――」

田高田社長「ん?」

洋子「結婚してほしいの―――」

田高田社長「ん?」

感想

バランスよく公平な男たち・・・・。

アザミ達が海老原から「身を守れ」と言われて受け取ったのは、サイレンサー無しの銃3丁(ワルサーPPK)、弾丸18発だった―――。

ワルサーPPK

6秒以内ではなく―――6発以内で身を守れ―――か。サイレンサーが無いのも弾数が少ないのも―――武器商人だったマツがいなくなったのも関係あるのか~? 真黒組が小さくてファブルに守られていて平和だったとはいえ、武器の仕入先が他にもあってもおかしくはないが―――・・・・。ファブルと手を切ったから、どこか別の武器の入手先を確保していると思うが・・・・。

銃を持てない川萩は心許なかった―――。それを見かねたアザミは銃の取り扱い方を教えてあげた―――。

アザミが川萩に銃の取り扱いを教えたのは、変わったってことだな~。「ありがとう」の言葉をもらうため、相手に感謝をしてもらうため―――前までは殺し屋だということを偽るために周りの人に親切にしていたが、今回は川萩がこのままでは心細いだろうということで、相手を気遣って安心させるために銃の取り扱い方を教えた―――。リボルバーの説明は余計だとおもうが―――・・・・。これも以前佐藤が言っていた「バランスが難しい」ってやつか~? 無駄に親切にし過ぎている~。

バランスが狂っている男・・・・。

ルーマーの男は、紅白組の組員を始末した男と落ち合っていた―――。ルーマーの男は、証拠が残るような”消し方”は芸術ではない、殺しのニオイを消してこそ本物の芸術だと注意した―――。

殺しは芸術ではない

目薬とライターとクリップをハンドルの上に積み上げてバランスをとる―――。バランス感覚はいいようだが―――連絡に来た仲間を待たせてまでやることではない―――。殺しを経験しているので人間としてのバランスは狂っているのか―――・・・・。

ルーマーの男は「戦える9人」を呼んだということだが―――証拠を残す、それも素人からも関連性がある殺人だとわかるようなことをする―――。まぁ同じ日に同じ組の組員が消えたとなると警察は事件性を疑うだろうが・・・・。芸術性を求めた殺しを披露する事で「まだ現役だって事を示したかった」ということは裏の業界でやり方を知られている奴―――。佐藤はそれを知っていたからすぐに気付いた―――? ページ横に書かれている粗筋には「ルーマーの二人が蠢き始めた」とあるからルーマーなのか―――? ファブルに匹敵する組織の人間なのにプロらしくないなぁ~。とにかく―――松代と一緒にいたルーマーの男より下の実力ということはハッキリした―――。

松代と一緒にいたほうのルーマーの男は「ニオイを消してこそ本物」と、佐藤と同じことを言っている―――。承認欲求を出していらないことをするような事はしない―――本物の殺しのプロの高みを目指している―――。それに見合う実力もあるんだろう―――。そいつが全く気配もニオイもさせない佐藤の正体・暗殺者の完成型を目の前にした時の反応が今から楽しみ~♪

ニオイをおとす兄・・・・。
ニオイを出す妹・・・・。

ミサキは洋子から恋愛相談を受けている中、佐藤がシャンプーの在り処を聞いてきた―――。

「シャンプーがない」と言って―――ミサキから黙って受け取り(電話中ということもあるが)―――風呂場へ―――。ふつうの生活をしているなぁ~。ふつうの人の日常みたいなことを―――。プロ時代ならシャンプーの場所も把握していて、いざとなったら知恵と工夫で目潰しや滑らせたりする事に利用する―――とかもあっただろう―――。そういう物の場所を把握せずに他人任せにしている―――。風呂はまだ入っていないが―――殺し屋だった時のニオイはドンドン消えていっている―――。

風呂上がりの田高田社長~♪

田高田健二郎

なんやこの目―――! タコちゃんの目がやけにキラついてないか~? 洋子の目を通して美化された田高田健二郎なのか~? 猫ちゃん絵柄のタオルで頭を拭いている風呂上がりの53歳とは思えん―――! 運動した後、シャワーを浴びて汗を落として水分補給する爽やかなスポーツマン―――って感じや~。

田高田社長にアタックすることに決めた洋子―――。

正面突破

洋子も綺麗に描かれているが―――これは恋する乙女になっているのでおかしくない―――。

「男なんて単純で簡単だったはずなのに―――・・・・」
いいなぁ~ この言葉。恋愛漫画に出てきそうなセリフだけど~。銃の取り扱いを喋ってたのと同じ回と思えん―――!
洋子は今までは寄ってきた男を好き勝手操っておもちゃにして遊んでいた―――。あれだけ単純だったのに―――あれだけ簡単だったのに―――。自分の事になると―――自分の心に向き合うと―――今の関係性が壊れるんじゃないかと―――失敗したくないと考えだすと―――。そう思うと簡単じゃなくなる―――・・・・。でも洋子は新たな一歩を踏み出した―――。

田高田健二郎 佐藤洋子

このヒトコマ、もう夫婦やん~! 夫婦生活の日常のヒトコマやん~!! 佐藤夫婦のやり取りの後にコレを見せられるとさらに夫婦に見える~。タコちゃんの「ヨウコも風呂入れよ」と言える関係はもうすでに付き合っている関係のように見えるが―――タコちゃんはそこに気付いていない―――? 娘に言うような、親子みたいな関係だと思っている―――? そのニオイに感付いているが気が付かないフリをしている―――? タコちゃんはどう考えていたが分からないが、洋子の告白でちゃんと答えないといけなくなった―――。もし結婚OKとなると佐藤明・ミサキ夫婦のように籍は入れないだろうが、佐藤が義理の兄に、ミサキが義理の姉になってしまう―――。タコちゃんはソコもツッコむと思うが、本当の兄妹ではないというところまで告白するんだろうか―――?

話題を合わせようというニオイを出すだけでなくアピール仕出してふつうになろうとする洋子に―――プロ時代のニオイが消せなかった事でルーマーが忍び寄る―――・・・・。

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  1. 匿名 より:

    タコハンサムモードやね

    組織のほころびになりそうなのありましたな

  2. 匿名 より:

    元ファブルの四人は普通の人々の生活、という武器を手に入れたという事だね
    現役に浸る生活しか知らない現役の殺し屋には言葉で言う以上に難しい事なんかもしれない

  3. みーたん より:

    タコちゃん古いタイプだから結婚となったらキチンと籍を入れたり親とか親戚に挨拶するそうのが常識だろうから住民票とかでヨウコの嘘がばれて・・・とはならない方向に行くんだろうな

    いつもヨウコさんのバッグが銃や着替えとか必要なものなんか入れられない大きさなのが気になってます現金も銀行に預けないのだしどこか隠し場所があるんでしょうね
    いろいろ憶測するのも楽しい

  4. ファブルネタバレ好き より:

    バランスアートの男はヨーコを探索するのかー 早よ気付けヨーコ

  5. 匿名匿 より:

    お上の
    公の発表によると、日本の行方不明者は
    年間8万人だとか。そのうち
    発見されるのは85%

    認知症の御老体の行方不明者も多いとして、

    残り数%の行方不明者って…

    作者様、リアルに突っ込み過ぎて 行方不明者にならないでね…♡

  6. 匿名 より:

    洋子、気持ちを伝える為にもはやまさかのマッパになりそうやな
    確かにタコ社長なら籍入れとか両親にどうのこうのと言いそうやね、洋子の詳しい生い立ちをどうのこうのとか

    洋子としても、ここまで本気になったタコ相手に本当の素性を隠したまま、騙したままずっと一緒にいたいという一方的な希望を押し付けてるような罪悪感を感じるかもしれないね

    マッパ姿を受け入れられないなら…
    素性を洗いざらいぶちまける可能性もなくはないな

    仮にそうならば、
    洋子とタコは、明とミサキのように全てを受け入れた関係になれる可能性はあるんかなー

    人間関係において、本当の信頼を得るのは簡単ではないよー
    素性を隠し、騙し騙しで本当の信頼関係は築けるかな

    ─ごめんね、騙すつもりはなかったの─
    ってなるかもね

  7. 匿名 より:

    タコちゃんならアザミにでも
    「アザミも風呂入れよ」って言うんだろうなー

  8. 匿名 より:

    こん時の洋子から見たタコは目が男前なんやろな

  9. 匿名 より:

    タコ社長は作者と同年代設定だろ多分

    来週の洋子への対応否んで作者の一般的な常識度もちょっとは計れるのではと思いますな

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