【ザ・ファブル　The second contact】31話「フルコースの男・・・・。」レンタルに反応する男達・・・・。

真黒組に紅白組が仕掛け、抗争一歩手前に。表立っては動けないので、紅白組は『ルーマー』と呼ばれる裏社会のさらに裏の組織を動かし始めた。ルーマー達は揉め事を止めた男（佐藤明）を探り始めた。尾行に気付いた佐藤は上手く撒いたが・・・・

あらすじ

倉庫

佐藤が静を預けて帰った後に、買い出しに出ていたユーカリとクロが戻ってきた。

静は今の仕事を辞めると言い出し、川萩だけでなく静もこの倉庫に預かることになった。

ルーマー

ルーマーの男は、「なんつってー」が口癖のレンタルおっちゃんから、「レンタルおっちゃんの仕事で静と知り合った」と聞きだした。

レンタルおっちゃんの登録ページを見て、静と一緒に歩いていて尾行に気付いて撒いた男は佐藤明だと特定した。

もしファブルなら「本部とかけあって少し応援を呼ぶ」ということになったが、

まずその前に
・真黒組が出入りしている倉庫（元水野の倉庫）
・真黒住宅（第1部で佐藤兄妹が住んでいた家）
・キャンピングカー（現在洋子が寝泊まりしている）
・レンタルの男
の4つを調べる事となった。

感想

元ファブルの男達・・・・。

静は佐藤が連れてきたということで歓迎するユーカリとアザミ―――。

「大丈夫」をアザミが先に言いよったぁ～！　ユーカリはアザミに先に取られてピクっと反応―――。以前、ユーカリも同じように「大丈夫」をいつか言おうとしてたのに―――。

ユーカリは「コイツもその言葉をレンタルしようと思っていたのか―――！」と。アザミもその気持が見透かされたと感じて一瞬沈黙―――。

「大丈夫」と言える機会を待ち伏せしていて―――静が倉庫に来て、ここで預かることに決まって―――。アザミもここで「大丈夫」と言うチャンスが来た！と、早く言いたくてウズウズしていたんだろうな～。でも佐藤がいる前では言いにくい―――。佐藤のほうは気にしない―――というか元々意識して「大丈夫」と言っていないから、佐藤の前で言っても大丈夫だけど―――。ユーカリ達の前で言いたかったというのもあったんだろうか―――？　アザミが佐藤の言葉をレンタルすることに成功～！

まだ不安がる静に、ユーカリも「大丈夫」という言葉をかけた―――。

「ピク」じゃねぇよぉ～！　アホかこいつら～！　「好きにすれば」と繰り返し言っていたクロも、兄さんの言葉をレンタルすることは「好きにすれば」と言えなかったか―――。でも言葉だけでなく、本当に大丈夫だとこの直後に実践してみせたから佐藤がカッコよかったのに―――。大丈夫と安心させる相手である静は、この「大丈夫の言葉のSecond Contact」に全然反応せずに―――三馬鹿トリオしか「大丈夫」の言葉に反応していない―――・・・・。言葉だけレンタルしただけでは―――本当に安心感を与えることにはならない―――。

ふつうの男達・・・・。

ルーマーの男は、「なんつってー」が口癖の男が静と知り合ったきっかけはレンタルおっちゃんでの仕事だと知り、登録されているサイトを見つけて佐藤明を特定した―――。

レンタルおっちゃん―――佐藤だけでなくアザミもユーカリも登録している―――。倉庫に出入りしている男二人もレンタルおっちゃんに登録していると分かると、顔とプロフィールがバレてしまう―――。元ファブル側は待ち伏せるしか手はないのか―――？

「なんつってー」が口癖の男が、ルーマーの男に必要な情報を聞き出された後、消されてしまった―――。

ルーマーの男が、車に乗せて、顔を見せて、静の周りを探っているような事を聞き出したから―――なんつっておじさんはもう用無しになってしまうな―――と思ったら案の定―――・・・・。「本物の銃だ―――　なんつって―――」とはならなかったな―――。この男が、静の仕事を辞めさせるキッカケになって―――佐藤達が辞めた仕事のスキルを再び使わせるキッカケになるとはな―――。そしてルール違反を犯したなんつっておじさんは―――現代社会のルールからはみ出た奴に消されてしまった―――。

ルーマー側は倉庫・真黒住宅・キャンピングカー・レンタルおっちゃんの佐藤明を調べることにした―――。

もうアカン―――・・・・。まさにフルコースやぁ～・・・・。オクトパスが入っていないのは安心できるが―――洋子もしばらくは行けないだろうし―――・・・・。でも配達係のユーカリはオクトパスに行かなければならない―――。そこで紐付けられて巻き込まれてしまうんだろうか―――？　佐藤がもう誰も殺したくないという気持ちにさせてくれたのは、ミサキや田高田社長―――ふつうの生活をしている人達のおかげ―――。ココにもしルーマーが手をかけるとなると―――・・・・。もし何かあったら佐藤は今まで自分がやってきた事が返ってきただけ、因果応報だと割り切れるんだろうか―――？　ふつうならキレるが―――。怒る佐藤を見てみたい反面、ミサキや田高田社長に災難が降りかかるのは見たくないなぁ―――・・・・。

ルーマーの男達・・・・。

佐藤が尾行に気付いたということで、只者ではないと見抜いた―――。そこでもし相手がファブルだったとすると「応援が少しいる」―――。

こいつは幹部レベルなのか―――？
「本部とかけあう」というのはフェイクでこいつがボスなのかも知れないというのもあるが、ここまで前線で仕事をしないだろう―――。実はボスだけど、人を殺す事を楽しみにしているとか、山岡のようなタガが外れた奴なら前線に出てくるというのもあるだろう―――が、今回、殺しを行ったが楽しんでいるような様子は無い、さらに証拠を残すなと指摘するような自制心がある―――。ルーマーのボスではない―――。ファブル相手だと「応援が”少し”いる」というのは―――自惚れ屋という面は見えなかったので、相当な実力があるということだろう―――。

ルーマー達を佐藤達がどうするか、どういう結末になるか分からない―――。スズキのように腕の違いを見せても黙って引き下がるような奴らではないだろうし―――佐藤達が殺しを行わずに海老原達・真黒組が始末したとなっても―――ルーマー側は黙っていないだろう―――。ルーマーの本部とかけ合える程の奴がいなくなるとなれば、ルーマーのボスが出てくる―――？　ライバルのルーマーが本腰入れて動き出すとなったらファブルが参戦してくるんだろうか―――？　佐藤達の活躍が見れて―――ルーマーにはどういう奴がいてどんな方法で仕事をするのか見れたり―――ファブルが現代に合わせてどう変わっていっているかを見れたり―――ファブルのボスが実際に戦う姿も見れたりすれば―――見てみたいもののフルコースの完成やぁ～。長々とお膳立てしたのに、まったくそういうのは見れずにカタルシス無しで尻すぼみってことは無いですよねぇ～？

事の顛末を見届けて―――

となるか―――

となるか―――
第1部を見ているので、今回も面白さは大丈夫―――借り物ではないという安心感はある―――。