【ザ・ファブル　The second contact】57話「黒い目の女・・・・。」闇を見るもの・・・・。

ユーカリが大西公園で会った女のルーマーに腹部を刺された。ユーカリは素早く公園内に姿を隠したが、ルーマーが言うには逃げられない程の傷を負ってしまった。それを知ったアザミはユーカリを救出するべく、大西公園へ向かう。ルーマー側もファブル2人が大西公園に来ると知り、街に来ているルーマー9人が集まることになった。
日が落ちて暗くなってきた大西公園で、ファブルとルーマーの闇社会の者同士の戦いが始まろうとしていた。

あらすじ

ルーマーの毒使いの男が、リーダー格の男に薬を渡していた。それは暗闇でも目が見える目薬で、効果は30分あるという。特殊なコンタクトレンズを付ければ、急な光を当てられても大丈夫なように改良されたものだった。その目薬を他のルーマー達にも配った。

一方、アザミは公園に到着。覆面を被り、ルーマー達から身を隠しながらユーカリを捜し始めた。

ルーマー側は、2人1組の4チームが編成された。
リーダー格の男「各班ともに時計回りで移動しながら園灯を潰せ―――！　この公園には今ファブルが二人いる　見つけ次第殺せ―――‼」

バランスアートの男はドローンを飛ばしていた「公園上空――――　サーモグラフィーで監視・指示する」

感想

闇を明かそうとする男・・・・。

毒使いの男は、暗闇でも目が聞くようになる目薬を用意していた―――。

以前、毒使いの男は胡散臭い目薬のことを言っていたが―――

本当にあったのか―――！　しかもルーマーが試した事があり、効力があった―――。それをさらに改良して特殊なコンタクトレンズをしていれば、急に光を当てられても目眩ましにならない―――。どっちが早く相手を発見できるかが重要なこの局面で、これは大きなアドバンテージとなる―――。

コイツは今回の目薬や毒を売るだけで前線に出なくていいんじゃないか―――？

深海魚から採れた成分配合！
特殊なコンタクトレンズもお付けしますっ！
他の組織に売らないという条件！
あなたにだけお譲りしますっ！
命に関わる物が6人分で・・・
このお値段！
お安いッ！

リーダー格の男も思わず「なるほど―――」と納得してるし！　売り込み方が上手いなぁ～。マツのように闇商人にでもなれば良かったんじゃないか―――？　自分の身を危険に晒さずに稼げるのに―――。そうはせずに今回はリーダー格の男と一緒に組んでD班として前線に出て来ている―――。佐藤の強さを体験しても前線に出れるか―――。コイツが実は快楽殺人鬼じゃないのか―――？

毒使いの男は、リーダー格の男の左薬指を観察していて、何度か指輪の跡を見て結婚していると見抜いた―――。それをバランスアートの男に言い、プライベートを探る理由は快楽殺人鬼かどうかを見るためだという―――。快楽殺人鬼は敵味方関係なく襲うからだと言う―――。

毒使いの男がバランスアートの男にベラベラ喋りかけていたのは、シリアルキラーなのかどうかを判別するためもあったのか―――？

遮られるまでお喋りが止まらない・・・・。ただのおしゃべりやん・・・・。こいつは”殺し”からじゃなく”お喋り”から快楽を得ているなぁ～。

バランスアートの男は今回はドローンで監視・指示役、後方支援役―――。それにもうこの仕事を降りたいとか言い出していたし、続けると決めても乗り気じゃなくて今回合流するのも遅かった―――。バランスアートの男は快楽殺人鬼では無いなぁ―――。

リーダー格の男は結婚している―――。結婚しているから快楽で殺人をしないとは言い切れないが、リーダー格の男はあっさりと「なんつってー」おじさんを殺した時には嬉しそうな表情は描かれていなかった―――。コイツも快楽で殺しているわけではない―――。

毒使いの男にわざわざ言わせたんだからルーマーのあと6人の中に快楽殺人鬼がいるんだろうか―――？　　

闇になる男・・・・。

アザミが大西公園に到着した―――。覆面姿になり―――・・・・。

アザミの覆面姿きた―――ッ！！　ホンキモードやぁ～！　スイッチ入ったなぁ～。

アザミは目を慣らすことで闇に対応―――。ルーマーは毒使いの薬でドローンのサーモグラフィーカメラで闇に対応―――。ファブルから抜けて支援が無いからしょうがないし、だから知恵と工夫で対応―――なんだけど・・・・原始的な方法と最先端の道具を使う方法―――対照的やなぁ～。

闇に目を慣らす―――・・・

ユーカリと合流して逃げるルートが確保できていれば、警察に通報してルーマーを追い払うっていう手があるが―――ヤクザの死体が見つかった公園だからちょっとしたことでもすぐに駆けつけるだろう―――それが最善策か―――？　読者としては戦ってほしいけど―――。

アザミは闇社会から足を洗ってふつうの人になって生活してきた―――。そして再び闇へと入っていく―――・・・・。今回は殺しじゃなく、友達を救うために―――。

憩いの場である公園に暗闇が訪れ―――闇社会の者が集まり―――表社会の者には見えない、見せられない事が起こる―――・・・・。