【ザ・ファブル　The second contact】70話「40秒の女・・・・。」反撃予定の女・・・・。

夜の太西公園で元ファブルとルーマーの戦いが始まった。負傷したユーカリを助けに来た洋子。ルーマーの準構成員のアリ達が迫ってくる。洋子は小さいナイフ、ユーカリは残り2発の拳銃しか武器が残されていなかった・・・・。

あらすじ

毒針男と接触してしまったツインテールの女は気を失い、2人のアリに運び出されていた。

女が気を失っている、周りには人がいない。なので2人のアリは女を襲おうと決めた。

一人が終わり、もう一人が女を襲おうとした時、そのアリの頭部が撃たれた。

アリを撃ったのはルーマーの男だった。

ルーマーの男「すぐ目の前にある欲望に逆らえない―――　だからダメなんだ―――。この女におまえの個人情報を伝えておく―――　頑張って逃げるんだな―――」

生き残ったアリのほうは逃げていった。

ルーマーの男は、毒針の男と合流するまであと2分かかると報告。

一方、洋子とユーカリはアリ達に囲まれそうになっていた。

ユーカリ「アイツら　なんか特殊なコンタクトをつけてる―――　もうすぐ見つかる―――」

洋子「そう―――あっちからは良く見えてるのね」

洋子は上着を脱ぎ、タンクトップ姿になった。

洋子「どうせ金で雇われたロクでもない男ばっかりでしょ。アタシがカモになって引きつける―――」

ユーカリは止めるが、洋子は一人でアリ達のほうに向かっていった。

アリ達の前に姿を現した洋子「バカが10人ちょっとねぇ～・・・・　もっと増える前に早く片付けたほうがいいわね―――　40秒ってとこね―――！」

感想

マトモな関係・・・・？

気を失っているツインテールの女を運ぶ2人のアリ―――。女が気を失っているので襲おうと決めた・・・・。

気を失っているとはいえ、殺し屋相手にようそんなことするなぁ―――。勿論、殺し屋相手でもダメだけど――――。気を失っているからって殺し屋に余計なことをしようとは思わないぞ～。アリ達のこの全然プロらしくない感じ―――若手ヤクザのクロや高橋よりも意識が低い―――素人なのか―――？　ルーマーの準構成員っていってもヤクザの組の準構成員とそんな変わらないのか―――？　プロを目指して現在見習いバイト中―――っていうのではなくて、金で集まっただけの奴らか―――？　死体を運んだことがあるって言っていたから、それなりの額は貰って言いふらさずに満足しているんだろうけど―――危険なことに手を貸していると思わないのか―――？　貰えるのが大金なほど、何かあったら自分が消されてしまうかもと思わないのか―――？　将来プロになりそうな奴は先を読まずにこんなバイトに手を出さない―――将来正構成員として雇いたい奴はいないということで、ルーマーは気軽に使い捨てとして雇っているんだろうな―――。

次に女を襲おうとしていたアリは、ルーマーの男に頭部を撃たれた―――。女を襲い終わったアリのほうは、ツインテールの女に個人情報を教えるので頑張って逃げろと言われた―――。

ツインテールの女に襲ったアリの個人情報を教えとく―――。それでアリに逃げる恐怖を与えようと、ツインテールの女に復讐の機会も与えようということだろう―――。でもそもそもこの麻痺状態になったのは毒針男のせいだから、そっちにも復讐は向かわないのか―――？　アクシデントとはいえ、お前は体中に毒針を付けているんだから受け止めずに避けろよ―――ッ！とキレそうだが―――。もともと女2人から嫌われていたし・・・・。それに洋子も毒針男には恨みがある―――。毒針男は元ファブルにやられてしまうのか、ツインテールの女にやられてしまうのか―――。どちらにしろ悲惨な結果がまっていそう―――。

アリが減ったので補充を要求するが―――

ルーマーは殺し屋も使い捨てでアリも使い捨てという運営方法でやっている―――。で、ルーマーの正構成員がこうやって見回って管理しなければならない―――。このやり方、逆に手が回らないような・・・・。こういう危ない仕事を募集して来る奴らということは血の気が多い奴ら―――それにプロ意識を叩き込まれていないし、鍛えたりもしていない奴ら―――。稼ぎのいいバイトがあると噂（ルーマー）を聞いて寄ってきたこういう奴らを準構成員として使っているんだろうが、統率が取れずに厄介事が増えそうな・・・・。このルーマーの男も失敗が続けば始末されてしまいそうで・・・・。敵の組織ながら心配してしまう―――。

マトモな姉弟・・・・？

負傷したユーカリを置いて、洋子が一人でアリ達を倒してそれから脱出しようと動き始めた―――。

残弾の心配もして―――弾が無くなるとスライドしたままになるのを外しておいて、まだ弾があると見せかけるんだよというアドバイスもする―――そして自分が一仕事する―――。もうこれ、弟思いの姉ちゃんやん―――ッ！　「もう家族は2人だけだから姉ちゃんが仕事してくるね。その間しっかりお留守番してるんだよ」という感じのセリフが入るようなシーン―――ッ！　アリ2人がア○兄弟の関係になりかけたが、こっちはもう立派な姉弟関係―――。この騒動を無事切り抜けられたら、ユーカリはもう洋子のことを妹とは呼べないな―――。

洋子はアリ達の前に姿を現して引き寄せ、相手の人数を確認―――。
洋子「バカが10人ちょっとねぇ～・・・・　もっと増える前に早く片付けたほうがいいわね―――　40秒ってとこね―――！」

10数人相手で40秒―――1人あたり4秒以内―――？　相手は素人同然とはいえ、それは難しいのでは・・・・。洋子が数人倒した辺りからアリ達も洋子の強さを認めて警戒して向かってこなくなって距離をとるだろう―――。そうなると洋子のほうから向かっていかなくてはならないので余計に時間がかかる―――・・・・。でもアリ達のプロ意識の無さを見ると―――仲間数人が数秒でやられたとなったら、ビビって逃げるってこともあるから逆に早く終わるかも―――。約2分後にルーマーの男が来るから40秒で終わらせて、ユーカリと合流して脱出―――洋子の宣言通りの40秒で倒せてもギリギリか―――？　佐藤とアザミはまだなのか―――？　妹が頑張ってるのに兄はまだ来ないのか―――？　兄が早く来ないから―――ドレッドヘアの弟が出来ました―――。