【ザ・ファブル　The second contact】75話「バカバカしい女・・・・。」骨を折る男・・・・。

ユーカリの負傷から始まった、夜の太西公園で繰り広げられる元ファブル対ルーマーの戦い。負傷したユーカリはアザミが背負って運び、避難完了。佐藤はアリ達に囲まれた洋子を救出に向かい、洋子に銃を渡し、二人でアリ達を倒しながら公園の外に移動しようとしていた。

あらすじ

一人のアリが佐藤に返り討ちにあい、アリ達は怯んでいる。

毒針の男が檄を飛ばす「ひと山ナンボでアリの軍団に入ったんだろ？　一攫千金を狙うなら危険は承知だったろ？　今掴みに行かねぇでいつ行くんだよ！？」

やる気を出したアリ達「キャバクラで毎日豪遊だな～・・・」「毎日デリ○ル呼んでやる―――」

洋子「他にやりたい事ないの～？　相手にするのもバカバカしいんだけど―――・・・・」

アリ達が佐藤兄妹に襲いかかっていく。佐藤は相手の骨を折ったり、ナイフで脚を斬ったりして次々倒していく。洋子は銃でアリ達の脚を撃って動けなくしていく。

ルーマーの男は遠くから佐藤の戦い方を観察している「身体のバネがスゴイな―――　体幹が良いからバランスは崩さない・・・・　だからあの角度でも骨を折れる―――」

洋子の残弾が無くなり、佐藤からマガジンを受け取る。2個目のマガジンを渡す時、佐藤は一言付け加えた「外すなよ―――」

受け取ったマガジンを装着する洋子（これがラストって事ね）

佐藤「後ろだ―――」

洋子の背後からナイフを振り下ろしてくるアリ。洋子は銃を持った腕で攻撃を防いだが、銃を落としてしまった。

勢いづくアリ「銃を落としたぞォ―――！！」

しかしアリ達が次々頭部を撃たれていく。

振り向くと、銃を構えた男が立っていた「言っとくが　俺は容赦なく殺すぜ―――」

男は佐々木（元・鈴木）だった。

それを見たルーマーの男が静かに立ち上がった。

感想

重傷しても重要な事・・・・。

怯んでいたアリ達―――。しかし毒針の男に「一攫千金を狙うなら今だろ」と言われ、アリ達はやる気になった―――。

アリ達、こんな理由でいいのかよ・・・・。眼の前で失敗したアリが撃たれて始末されたのに・・・・。「毎日キャバクラ」「毎日デリ○ル」―――タレントが出す、日めくりカレンダーみたいなこと言いやがって―――それが命かけてやることか～？　命の心配は無いにしても、撃たれたり斬られたりするのに―――・・・・。根性あるのか無いのかよくわからんな―――。

佐藤は向かってくるアリ達の脚をナイフで斬ったり、骨を折っていったりしていった―――。

ガンガン折ってくるやん・・・・。これが悪気のない人の行動だろうか―――？　だとしたら悪気があった場合の行動はどういうことを・・・・。こんな人にアリ達はよく向かっていけるな―――。
バックに遊具があるが―――佐藤は子供の頃に遊具で遊んで怪我したりして、ここまではOK、これ以上は危ないとか学んだりしたことはなく―――ボスを相手に、どうやって行動不能にするかを教え込まれていたんだろうなぁ―――・・・・。子供の頃の佐藤にとって、人体をどう破壊していくか試していく練習相手は―――ある意味、遊具だったりしたのか―――？

顎外されたらキャバクラで飲めへんやん―――ッ！　アリの夢を聞いたのにこの仕打ち・・・・。この人、悪気あると思う―――。でもここで負った怪我を、キャバクラで武勇伝として自慢できる材料にすれば注目浴びれるかも？と発想できる奴がいれば―――そいつはピンチの時にチャンスを掴む男や～。毎日モテモテや～。

タイミングが良い男・・・・。

洋子が弾切れを起こし、佐藤はすかさずマガジンを渡す―――。

はやっ！　「マガ・・・・」で投げ渡す～。

2回目は洋子も理解して―――

「マッ」しか言わない～。

佐藤は、洋子が何発撃ったかを数えてたりもするのか―――？　マガジンの中の弾数は持ってくる時に確認しているだろうし、仕事する場面で残弾は重要な事―――。それを示すかのごとく、最後のマガジンを渡す時は「外すなよ」とこれが最後のマガジンだと周りにはバレないようにしている―――。少し前のアザミに背負われたユーカリが撃ち尽くした時では、アリ達にはまだ弾があるかのように見せかけて怯ませていたもんな～。こういう場面で残弾がどれだけあるかは有用な情報―――。アリ達は一つのマガジンで何発撃ったかは数えていないだろうが、ルーマーの男は数えていてあと何発撃ったら今のマガジンは空になるかをカウントしているだろうな―――。

洋子が銃を落としてピンチになったその時―――鈴木改め佐々木が助太刀に来た―――！
佐々木「言っとくが　俺は容赦なく殺すぜ―――」

この人、上手いタイミングで来るわ～。美味しいところをもっていくなぁ～。負傷したユーカリが隠れていた時も、手薄になっている倉庫が襲撃されてしまう―――！って時も―――味方がピンチのところで登場―――ッ！　洋子に6秒でボコられた汚名を返上するチャンスを拾い続けた結果―――佐々木が登場したら逆転するイメージが刷り込まれた―――。

その逆転空気が流れ―――ここでルーマーの男が動くかぁ～？　銃を持って殺しにくる奴が出現したことで、毒針の男も動くだろう―――。あれ？佐々木が登場したことで戦いは激化していく―――？　まぁ、佐藤達に逃げられそうになったらルーマーの男も動き出したと思うけど―――。佐々木が容赦なく殺しだして―――ルーマー側も様子見を止めて容赦なく、洋子以外を殺そうとしてくる―――？　毎日普通の道を自ら選んだ者と、毎日殺し屋の道を自ら選んだ者の戦いが始まる―――。

あと、佐藤は毒針男や佐々木の殺しは放置なのか――――？　アザミを止めようとしたのはボスに消されてしまうってことで止めようとしたのではなく、命の大切さを知ったから大事にしようと―――誰であろうと死人は出したくないという考えだったのではないのか―――？　全ての殺しを止めるのは、佐藤は神ではないので無理だとしても・・・・。象がアリを踏んでも気付かないかのごとく、アリさん達は殺されていっているが・・・・。