陰陽トーナメント1回戦第5試合
上杉均 対 芝原剛盛
追い詰められた上杉は完全な煉獄を解禁。それは約70手から煉獄へ入れるものだった。そして上杉は煉獄を開始し、芝原は・・・・
あらすじ
煉獄を喰らい続けている芝原(もらいすぎた。櫻井のようにガードを固めて… 大丈夫… 一発一発軽い。骨を砕くような一打はない。今はガードを固め、急所を守る)
芝原はガードを固めながら思い出す(里見は知っていた。煉獄の始まりが左鈎突きだけでない事を。富田流が左鈎突きからしか煉獄を始められない事を。里見はオイラに対策を用意させるために進道塾の秘技・煉獄の存在を教え、確実に上杉の煉獄が入るように富田流も使う事を教え左鈎突きから始まる連打だと信じ込ませた。全ては煉獄対策を盗み見るために)
芝原(対上杉のための煉獄。オイラが負ける事が大前提だというのも気に入らない。里見の掌では踊らない。お前が見る事ができるのは一度きりしか通じない煉獄対策。一度使えば逆に対策を立てられるというもの。煉獄対策を持たないお前が、俺の相手をするために是非とも勝ち上がってもらいたい)
芝原は足を伸ばし、上杉の道着の裾を踏む。
上杉(膝蹴りが打てない)
芝原に道着の裾を踏まれたことによって膝蹴りが出せず、動きが止まる上杉。
芝原(里見の倒し方は決めた。火葬してやる)
その隙を突き、芝原は右鈎突きを打ち、肘打ち、両手突き、手刀と連打する。
十兵衛「煉獄」
山本空「繋ぎが遅い」
頭突きでお互いの動きが止まる。
入江文学「型だけ覚えてそれを初めて実行してみたって事か・・・」
芝原(距離をとって捌きに徹し体力の回復を待つ)
芝原剛盛のバックステップに合わせ、上杉均前進。
前進と同時に目打ち
顔を上方に反らさせ死角を作り
上杉は芝原の心臓部を正拳突き。芝原はロープまで飛び、ロープを支えに倒れることはなかった。
芝原「金剛か?」
座って観戦していた入江文学は立ち上がる「上杉は覚えていたんだ。勝つために父さんの技を選んだ。上杉ぃぃ!!!!!」
上杉「金剛というのか」
芝原「十兵衛の試合を見て真似ようと思ったのか?」
上杉「違う」
芝原「入江… 文学か」
上杉「違う」
芝原「入江… 無一か」
上杉「そうだ」
芝原「オイラも初見は無一だ。金剛は練習なしじゃ打てないぞ。オイラも身に付けたかったが練習相手がいない。何しろ心室細動で殺してしまう可能性が高いからな」
上杉「そうだ。だから殺しても いい相手で試している」
見ている者 全てが思った
今見ている この試合こそが
後に伝説といわれる
感想
芝原剛盛「卑怯者…」
里見賢治「超ウケる
そしてあなたは煉獄を超受ける」
きたねえ! 場違い感半端ない兄ちゃんきたねえ! 煉獄対策を見たいがために、左鈎突きからしか連打は始まらないというワードを打ち込んでやがった!! やるー。十兵衛はこの試合で上杉均の煉獄を盗み見るつもりだったが、里見はさらに先の煉獄対策を盗み見るつもりだった。十兵衛並に頭が切れるじゃねーか!
お前調略巧いな
『軍師官兵衛』を
毎週観ているのか?
この第5試合は伝説のおじいちゃん二人が、里見の手の内で踊らされている。進道塾が熊を殺す動物虐待の流派だとすれば、玉拳は老人虐待の流派じゃねーか!
老人を虐待しての出場
勝てるといいですね
やぁ おじいちゃん 元気?
―――なわけないか?
騙されて煉獄喰らったもんな
里見が煉獄対策がそれほどしてまで見たい。ということは、里見は上杉が勝ち上がって戦うと想定している。芝原はそれを知ったうえで煉獄対策をみせるのは屈辱だろう。
里見「知り合いが今から
リングで煉獄喰らうから
お花見感覚で楽しみながら観戦したい
喰いながら一緒に
煉獄対策を盗み観ようぜ」
芝原「里見の倒し方は決めた
火葬してやる」
そして芝原が考えたことは「煉獄対策を持たない里見が勝ち上がってもらいたい」??日本語の比喩的表現? 何言ってんの? 里見が煉獄対策を持とうが芝原には関係ないじゃん。おじいちゃんボケちゃったの?と思ったら…
煉獄対策として、相手の裾を踏んで動きを止めて煉獄を打ち返す! うおおお すげえ! 分析する頭脳、使う技のキレも必要だが、なにより実戦でそれを実行する胆力がすげえ! でもこれは対策をとられたら防がれる方法(裾をまくればいいだけだし)で、別にちゃんとした対策があるということだが、セコンドの佑は左上段突きを待っていた様子だが…
芝原佑が思いついた対策は今回の裾を踏むやり方? 芝原剛盛が考えた対策はまだ明かされていないが… 明かされるのか?
芝原剛盛「これは煉獄対策とは
関係ない!!!
煉獄対策を明かす前の
いわば残存艦隊だ!!!」
芝原は拳法もやっていたから、煉獄は練習したら使えるんじゃねーか? 親子で練習しようとしても末期癌患者の芝原剛盛にはもう日にちが少ないが… 子に技だけでなく、「武術に完成はない」という精神も受け継がせようと、親子で煉獄を練習する様子をもし描かれたら泣けるなぁ… 煉獄からの必殺の第3候補のファールカップずらしを練習していた富田流の師弟とは大違いじゃねーか! 文さんと十兵衛がファールカップずらしを練習している様子を描かれたら別の意味で泣けるなぁ…
オイラも初見は
情があると思った
煉獄が止まり、芝原がバックステップで移動、上杉がそれを追随して前進。そして金剛! これは文さんだけでなく読者も思わず立ち上がる!
「なんでお前の金剛
死角の作り方だけ
上手いんだよ?
…
俺…喧嘩商売で
何度も同じ場面…
観てる…?」
「うっうっ 2度目です」
無一は死んだが、文さんだけでなく対戦相手であった上杉にも無一の技が受け継がれている。これは文さんが第3試合で見せた「自ら耳を引きちぎってからの煉獄」のアンサーか?
上杉が金剛を放ったことで芝原のことを殺してもいいと思っている。ということは…上杉には情が無いということじゃないですか! 芝原が「上杉の弱点は情だ」と佑にドヤったのはなんだったんだ? 上杉は山本陸や橋口など仲間に対してだけ情を見せるのか? それは情があついと言えるのか? ヤクザでも仲間には優しいぞ。仲間内でイチャイチャするのが情が厚いっていうか?
上杉が言ってるのは殺○予告じゃねーか! おまわりさぁ~ん!
喧嘩王は
他所様とイチャイチャするのが
嫌いだそうだ
情を利用しようとした芝原に
謝ってもらえませんかね?
上杉…
情ってなんだと思う?
お巡りさん
…コイツにこれをお願いします
上杉「俺は心臓を殴ろうと
しただけです」
芝原「○時○○分 自供」
上杉「この金剛を入れようとしただけだ!!」
芝原「そんな技
末期癌患者に受けられるか!!
死ぬわ!!」
負けた者でも覚えていたんだ
勝つために勝者の技を選んだ
煉獄だけでなく金剛もパクられ出している。里見がこの激しい陰陽トーナメントで田島に全て丸裸にされると言っていたが、他の者の技を見て取り入れて進化することも可能なんだな。煉獄も富田流によって壁に追い詰めることで威力を上げる方法が示された。煉獄破りもそのうち誰でも出来る方法が生まれて、煉獄が使えない技になる時が来るのか?
上杉「ちょっと待って…
空手の型を覚えないと
使えない煉獄よりも
この際、殺してしまうリスクはあるが
金剛を覚えたほうが
鍛錬をサボれるのではないだろうか」
山本陸「ナイス!!
グッドアイデアだよ!!!
ヒゲじい君!!!
こうやって武術は
進歩していくんだな!!!」
里見が言っていたように「進化を拒んだ競技は最強たり得ない」。いいものは取り入れて進化させていくことが最強への道。そうなると閉じこもって鍛えていた反町や刑務所にいたカブトの立場は…
自分が負けた死合を鑑みて
真似ようと思ったのか?
第1試合では金剛が(負けたけど)。第2試合と第3試合では煉獄と金剛。第4試合はパワー勝負だったが、第5試合でも煉獄と金剛。進道塾と富田流の技が猛威を奮ってる。山本陸と入江無一の代理戦争か?
入江無一「金剛を継ぐという事は
富田流も継ぐという事だぞ」
山本陸「煉獄を継ぐという事は
進道塾も継ぐという事だぞ」
これって後継者作りの
ちょっとした革命じゃねーか?
そういえばやられた技を覚えて自分で使い出すっていうのは、梶原隼人が金剛でやられたところを見ていた息子の梶原修人が金剛を使うっていうのがあった。でも梶原は誰を練習相手に金剛を極めたんだろう? 一人で古文書読んで、練習相手はツバメさんだけの動物虐待の流派だったのに。梶原もヤクザ相手に金剛を練習していたのか? はわ!? それなら達人達が金剛を極めるためにヤクザ相手に練習しだしたら… ヤクザを撲滅できるんじゃねーか? もしかしてヤクザ虐待が得意なだけの流派が完成じゃねーか? これでカスピ海ヨーグルトに縛られずにヤクザ撲滅活動ができますよぉぉ!!
皆さ~ん 聞いてくださ~い!!!
ここに
カスピ海ヨーグルトを守る方法が
ありま~す!!!!!!
ヤクザ殺しといわれる技が
誕生しましたぁぁ!!!
相手がパンイチだろうと裾の代わりに金隆山がやったみたいに足の甲踏みつければいいんじゃないか
十兵衛ってビクトリアに金剛打ち込んでましたよね
殺してもいい相手だったんでしょうか
親友の彼女に酷すぎませんか
もしかして煉獄は目への攻撃がないことが秘密の一つでは?
相手の視覚に訴えてこちらの思惑通りに反応させることが技の肝だったりして。
そうすると実は煉獄対策の本命は
『目を閉じてとにかく闇雲に相手を攻撃する』
かもしれませんね。
すみません秘密ではなく秘訣でした
金的への一手をコツカケで無効にして反撃に移れるはずの櫻井がなぜ防御に徹するするしかなかったのか?という疑問からの考察です