みそいれにしやす

面白いと思った漫画のあらすじ、感想、考察などを書いてます。ネタバレが嫌な人は注意して下さい。

彼岸島

【彼岸島48日後…】204話「すれ違う」とんでもねェ漫画だよな 生きてるうちにこんなトーナメントを見れるとは思わなかったよ

投稿日:

勝次が景品になってしまった武闘会に明が変装して参戦。
武闘会には姑獲鳥も参加していた。
姑獲鳥の試合が終わり、控室に向かう道中、変装した明が仕込み刀を抜きそうになり…

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あらすじ

観客席から見ている鮫島「耐えてくれ明。こんな所で仕込み刀を抜いたら お前だってバレちまう」
姑獲鳥

義手に手をかけている明(姑獲鳥!! 俺を倒し、勝次をさらった張本人!! 許せない!! お前だけは絶対に許せない!!)

しかし姑獲鳥は明のそばを通り過ぎていった。

ユカポン「よかった… 通り過ぎた…」
鮫島「フゥ 少しは大人になってくれたか明」

通り過ぎた姑獲鳥の背中に、明は腰に帯刀していた刀で斬りつける。

しかし姑獲鳥は三叉の鉾で受け止めた。

頭を抱える鮫島「やっちまった…」

姑獲鳥「なかなかの太刀だ。気配を消すのも見事だ」

三叉の鉾を振り上げる姑獲鳥「ふんっ」

明の刀は弾き飛ばされた。

姑獲鳥「狐、お前とは決勝で会えるはずだ。楽しみができたぞ」
姑獲鳥

さって行く姑獲鳥。

そんな姑獲鳥を見て、観客の吸血鬼達は声援を送る。

鮫島「なんとかバレすにすんだけど、危ねェな明め。こうなったら ここで勝次を助けて姑獲鳥も倒す。一挙両得の方向でいくしかねェんじゃねェか」

ユカポン「ねぇ。あの姑獲鳥って人、勝次さんをさらった人なんでしょ。この大会の景品に勝次さんがなってる事、わかってて参加してんのかな」

鮫島「いや知らんだろう。人間の事なんか気にもかけない奴だ。アイツは多分、強い奴と殺し合いがしたくてこの大会に出てんだろう」
姑獲鳥

ネズミ「ひいいいいい 考えられんゥゥ」

左吉「まさに化物…」

鮫島「ともあれ明の奴は、姑獲鳥とここでなんとしても決着をつける気だろう。俺たちにできることは事は、ここで明の勝利を強く願う事だけだ」

明も姑獲鳥も次の試合に勝ち進んだ。

姑獲鳥の圧勝を見た鮫島「この化物も 当然の二回戦突破…」

感想

ちくしょう
違和感が半端ねェ

明がちょこっとだけ刀を出したが…
姑獲鳥
この距離で仕込み刀だとバレねェのか? 鳥の目は遠くを見れるんじゃなかったのかよ。こんな真ん前で腕を外しているのにバレねェのか?

ちゃんと覚えておるのか?
彼岸島の話を

明の刀を受けた姑獲鳥だが…太刀筋覚えてねェのかよ! 明が師匠から教えてもらった太刀筋は特徴なんてねェのか? 師匠は何かの流派というワケではなかったのか? ハ そうか! 姑獲鳥は明の仕込み刀の太刀筋しか見てねェ。だから普通の刀の太刀筋では分からねェというワケか!

鮫島「こうなったらここで勝次を助けて姑獲鳥も倒す。一挙両得の方向でいくしかねェんじゃねェか」
一挙両得じゃねェよ! 元々勝次を人質に取られて姑獲鳥と戦う予定だったじゃねェか… なんにも得してねェ!

ユカポンに説明する形で鮫島が「人間の事なんか気にもかけていない。強いやつと戦いたいだけ」と言わせているが… ひいいいいい 考えられんゥゥ 強い奴と戦いたいなら明との再戦も心待ちにしてんじゃねェのか? なのにその明から再戦するためにとった人質を放って置いて、待てずに大会に参加する? 姑獲鳥はただのバカじゃねェか!
姑獲鳥

コイツが姑獲鳥
見ての通り
話の都合で
前の楽しみを忘れた事にされた奴だ

やめんか
それには訳があるんじゃ

ユカポン「姑獲鳥って人、勝次さんをさらった人なんでしょ?」
その姑獲鳥の姿は…
姑獲鳥
どう見ても”人”に見えねェ!鳥じゃねェか!! ユカポンも目が悪ィのか? 芸能人はライトをガンガン当てられちまうことで目が悪くなっちまうと聞いたことはあるが… ハ そうか! ユカポンはアイドルで、どうみてもアゴの化物を『あごあご』と可愛く言ってファンにしていた。
あごあご
人の見た目の悪口を一切言わねェ。それどころかコンプレックスで嫌いであろう自分のアゴを、ユカポンに呼んでもらえるということで好きになって克服してもらおうという思いもこもっているに違いねェ。アイドルだ!これが本物のアイドルだ!

すまない
ちょっと自画自賛がほしくて

鮫島「吸血鬼は恐怖の対象で、奴らからしたら人間は餌だ」。へ?

鮫島「吸血鬼は恐怖の対象」…

やめんか
それには無理があるんじゃ

ハゲ
このハゲ、恐怖の対象を素手で殺ってやがる!

鮫島「奴らからしたら人間は餌だ」…

やめんか
それには嘘があるんじゃ

鮫島
「腹が減ったから」ってコンビニ感覚で吸血鬼のアジトに乗り込んで食料をうばってやがる! おまえもとんでもねェ男じゃねェか! このとんでもねェ男の鮫島が観戦するしかねェことで、この武闘会のレベルの高さを表しているのか!

松本光司様ァ!!
これはトーナメントだと気づいてくだされ
松本光司様!!

最後のページに「次号、準決勝戦!」
姑獲鳥とは決勝戦であたるんだろうが、明は姑獲鳥に勝てんのかァ? 前戦から特に変わってねェし、今回では刀を弾き飛ばされちまってるし… 「あったよ!秘策が!!」「でかした!」とかなるのかァ?

本戦は16人によるトーナメントということだが、今の所、明と姑獲鳥の戦いしかねェ…しかも大した駆け引きもなく終わっちまうし… 明が強敵と戦って成長したりとか、姑獲鳥の新たな技や意外な弱点が披露されるとかもねェし… この二人以外に強ェ奴はいねェのか? 一応、本戦に出ているのは邪鬼を倒した奴らなんだが… 決勝で姑獲鳥と当たるとして、準決勝もさらっと終わっちまうのか? でけェ邪鬼との戦いではなく、人間サイズの強敵との戦いも見てェんだが… それは姑獲鳥戦でしか望めねェのか? 普通なら「漫画でトーナメントが行われる」となったら、色々なキャラが出て、思わぬ伏兵とかも出たり、ある程度話数をかけるが… この彼岸島だと新たなキャラは出ねェが、話の展開は早ェ。得してるのか損してるのかわからねェ!

先生ェ「こうなったら
ここでキャラを出さず
大会を早く終わらす
一得一失の方向で
いくしかねェんじゃねェのか」

ひいいいいい ワケが分からねェ! 予定通り、上野で再戦したほうが良かったんじゃねェのか? トーナメントの意味がねェ!! これぞまさに作者と読者のすれ違いじゃねェか!

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