【彼岸島48日後…】277話「鉄の札」あったよ！　ハゲという切り札が!!

吸血鬼達が住む『血の楽園』に拷問野郎を倒すべく、潜入しようとしている明達。道中で同じく血の楽園に入りたい人間の北沢姉弟と知り合い、協力することに。血の楽園に入るには2つの関所を超えなければならない。1つ目の関所を吸血鬼のふりをして通過したが、2つ目の関所への美地が『無法地帯』と呼ばれていて、2つ目の関所を通過するための鉄の札を奪いに来る吸血鬼達の集落となっていたのだった。

約束するよ
素直にスクロールすれば
いたぶらずに
楽にネタバレしてやる

あらすじ

無法地帯に入った鮫島・ネズミ・ユカポン・北沢希・北沢聡。明と勝次は樽の中に隠れていて、姿を見せられない状況だった。

希「見つかっちゃう。楽園の連中が　どこから見てるか　わからないもの」

受け取った5枚の鉄の札はそれぞれ1枚づつ持つことになった。

そうして進んでいくと、目の見えない聡は呼吸音を聞き取った「かなりの呼吸音がするよ…　もう多分俺たちは…　吸血鬼の群れに囲まれている…」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

鮫島達の前にバカでかい吸血鬼が出現した。

鮫島「なんだこの吸血鬼　クソでけェ!!　こんな奴がいるなんて聞いてねェぞ!!」

驚いている間に鮫島はデカイ吸血鬼に叩かれて、無法地帯に入ってきた扉まで吹き飛ばされてしまった。

デカイ吸血鬼の後ろから、普通サイズの吸血鬼達が姿を現した。「出しなよ鉄の札。素直に出せば　いたぶらずに楽に殺してやる」

怯えるネズミ達。

「があああああ」

吹き飛ばされた鮫島が、バカでかい吸血鬼の頭にダブルスレッジハンマー（両手を組んで鉄槌）を繰り出した。

デカイ吸血鬼の頭は地面に叩きつけられて潰れてしまった。

鮫島「なんだコイツは　図体だけのバカか」

吸血鬼達「てめェ!!」「このクソハゲ!!」「ブチ殺せェェェ!!」

鮫島に襲いかかろうとする吸血鬼達。

感想

この通り、すべては無駄な物!!
賽の河原の気分だぜ!!

関所の吸血鬼達「この門の先は無法地帯。お前たちでは5分と　もたんよ」「バカ共が」「どうせすぐ殺されるぜ」とニヤニヤしている。

コイツら、ニヤニヤしてやがるが…コイツラがここにいる意味はあんのか？　「仕事だからな」と言っていたから血の楽園から何らかの報酬はあるんだろうが…　無法地帯で5分と持たねェ奴らに鉄の札を渡すという無意味なことをやってて虚しくねェのか？

この関所の仕事は無駄仕事
お前たちでは5分と もたんよ

文句を言いつつも血の樽はしっかりチェックしやがるし、無意味な仕事をしていても疑問を持たねェ。コイツら、実はとんでもねェ社畜じゃねェのかァ!?

豹丸様…
このシステムになんの意味が…

無法地帯に入ると、レインボーブリッジなのに壁が作られていて光が入らない場所になっていた。

無法地帯の壁を作っている物資はどっからきたんだァ？　2個の関所を作っちまった後は、関所を通って無法地帯に入った吸血鬼が持っている物・貢ぎ物しか出入りしねェんじゃねェのか？　それだけでこの壁を作っちまったのかァ？　壁どころか、かがり火と松明も用意してあるぞ？

拾った物でDIY
これもひとつの鉄腕ダッシュってやつだな

吸血鬼達の気配がするので、ネズミが明を樽から出てもらって倒してもらおうと提案したが、希が「見つかっちゃう。楽園の連中が　どこから見てるか　わからないもの」

この無法地帯を楽園の連中が見張っている可能性があるのかよ！　なんのためにこんな無法地帯を作っちまったんだァ？　この無法地帯を作っちまった意味が分からねェ!!　入ってくる奴の強さを選別するためか？　それなら外の世界で鉄の札が多く貰えるほどの貢ぎ物を持ってきたってことで選別すりゃいいじゃねェか！　力でなく頭の良さで貢ぎ物を集めたって奴だったとしても、頭が良い奴が上級市民になるのは楽園にとっても良いことじゃねェのか？　楽園を維持するには力だけでなく、知恵もいるんじゃねェのか？　血の楽園にいる吸血鬼達は強ェだけでバカばっかりなのかァ？　そういえば血の楽園のトップである豹丸様は…

敬語でお願いされちまっているが、実態は取り巻きの吸血鬼の意のままに動かされているだけじゃねェか！　豹丸様はどう見てもデクの坊!!

この豹丸様が
豹のくせに
張子の虎だから
ちくしょう!!

コイツがトップだから血の楽園の入り方がワケわからねェシステムなのも仕方ねェ…

ちゃんと聞いておるのか？
ナポレオンの
「真に恐れるべきは
有能な敵ではなく
無能な味方である」という言葉を

無法地帯を進んでいくと、鮫島より大きいサイズの吸血鬼が姿を現した。

超デケェ！　鮫島よりデケェ!!　たまに鮫島サイズの吸血鬼が出てくる場合があるが、コイツは邪鬼サイズじゃねェか！　これでも邪鬼じゃねェのか？　話の展開上、明を出すことはできねェ。なので邪鬼を出しちまうとなると鮫島では倒せねェ。でも普通の吸血鬼が相手なら鮫島が簡単にやっつけちまう。だからバカでけェ吸血鬼を出したのかァ？

ちくしょう
見た目は規格外のくせに
鮫島が相手するには
規格ピッタリ感が半端ねェ！

バカでかい吸血鬼は、鮫島を一叩きしただけで遠くまで吹き飛ばしてしまった。

やめんか
その腕の振りはカルタの取り方で
お前が実際にやっておるのは
坊主めくりなんじゃ

なっ　あっさりっ　って鮫島がやられちまった！　そもそも唯一戦える鮫島にリヤカーを引かせている場合じゃねェ！　しかも松明まで持たせてやがった！

この時点でリアカーは4人で押せばいいじゃねェか!!　なんでもかんでも鮫島に任せやがって…　鮫島が「力仕事は任せとけ」と言った事はあるが…　コイツら、鮫島をなんだと思ってんだァ？

腹黒ェわ
やっぱ　人の善意につけこむ人間は
ホント腹黒ェわ

鮫島が吹き飛ばされ、戸惑う北沢姉弟
希「どうする!?　どうする聡!!」
聡「わかんないよ　どうしよう」

このコマが
『クイズ番組で
答えが分からねェのに
早押しボタンを押しちまったバカコンビ』
みてェに見えちまうからちくしょう！

なっ!?　いきなり策無し！　こいつら、血の楽園に入るために色々考えてきたんじゃねェのかよ！　関所が2つあるという事も、その間に無法地帯があるのも知ってたじゃねェか！　肝心の対吸血鬼の策はねェのかよ!!　…って、元々感情で動いちまう奴だった！

コノ物語ハ創作デアリ
登場スル女性ノ行動ノ事ハ
実在ノ女性ガ感情的トイウ事ダト
一切言ッテオリマセン…

明達もこんな場面を見ちまっているのに、全面的に信用しちまったのかァ？　鮫島がふっとばされちまう衝撃がリアカーにも伝わっちまったと思うが、すぐさま飛び出さねェほど信用しちまっているというのか？　やべェ！鮫島の味方が誰もいねェ!!

両陣営のハゲが
下っ端扱いだからちくしょう！

鮫島は起き上がり、反撃に転じた。

鮫島やるじゃねェか!!　海賊船では救世主と呼ばれていただけある！　見直したぜ!!　でもこのバカでけェ吸血鬼は、頭に鉄槌落とされるまで何もしねェのかよ！　その長ェ腕は飾りかァ？　真正面から「があああああ」と叫びながらハゲが向かってきてるのになんにもしねェのかよ！　この戦い、リーチもクソもねェ!!　ターン制バトルなのかァ？

でけェ吸血鬼を倒した鮫島「なんだコイツは　図体だけのバカか」

包帯をしているのにハゲ呼ばわり！
包帯の下に毛があるかもしれねェのにハゲ呼ばわり！
ケガしたから一時的なハゲかもしれねェのにハゲ呼ばわり！
身体がデケェという特徴は無視してハゲ呼ばわり！
都会では逆に目立つ迷彩服を着ているのにハゲ呼ばわり！
この世界にはハゲに人権は無いのか!!

鮫島はかっこつけちまっているが、今までの自分に言い聞かせた言葉みてェじゃねェか！　今回も、デケェ奴が出現して近づいて叩かれるまで何にもせずに見ていたバカだったじゃねェか!!

この身体のデカさが
脳みそのデカさと
比例しねェからちくしょう!!

次回は普通サイズの吸血鬼達を相手にするんだろうが…　この吸血鬼達は鉄の札何枚を目指してんだァ？　一人十枚の上級国民を目指しているのなら、とんでもねェ時間がかかるぞ？　あんなデケェ吸血鬼を使いっぱしりに出来るのなら、ここで待ち構えているより外で貢ぎ物になる物を集めたほうがいいんじゃねェのか？　結局、外界も力が正義の無法地帯なんだから。

まともなのが一人もいない
こんな無法者達が
血の楽園とやらで
ちゃんと平和に暮らせるのやら