拷問野郎を倒すために血の楽園を目指す明達。吸血鬼のふりをして勝次達は侵入することに成功した。が、明と鮫島はアマルガムのバサバサ様に足止めを喰らい、血の楽園の手前にある無法地帯で戦っていた。
ネタバレが
読みづらい
もう喋るな
あらすじ
バサバサ様と対峙する明「ここで止めを刺してやる」
そばに逃げ遅れた吸血鬼がいて、バサバサ様はいつもは数人食べると帰っていくという。
バサバサ様「確カニ… 今日ハ食ベスギタ… 豹丸トノ約束ハ 一日五人 オ前ラ二人ヲ喰ッテ… 今日ハ 終ワリニスル…」
そう言ってバサバサ様は明達に顔から突っ込んで来た。
明達はなんとか避け、バサバサ様は壁を突き破って外に飛び出していった。
バサバサ様は羽ばたいて空中で静止している。
壁に空いた穴からバサバサ様を見ている明達に、バサバサ様は頭から一直線に突っ込んできた。
バサバサ様は隠れている明達がいる付近の天井から突っ込み、床まで突き抜けていった。
なんとか避けた明達「なんて奴だ!! レインボーブリッジを縦に貫きやがった!!」
バサバサ様は浮き上がり、再び空中で静止している。
鮫島「やべェよ 明。ここじゃ空がよく見えねェ。どこから攻撃してくるか 見当もつかねェよ」
明達からはバサバサ様が開けた穴からしか外は見えなかった。橋の上方を飛んでいるバサバサ様の姿は明達からは見えない。
明「静かにしろ 羽音を聴くんだ。羽音でなんとか 奴の居所や動きを把握できる。攻撃に降りてきたところを そのままたたっ斬ってやる」
バサバサ様「ハギャア゛ア゛ア゛」
鳴き声をあげたバサバサ様はそれを合図に再び橋に突っ込んでいく。
バサバサ様は橋の天井を貫いて明がいる場所まで突っ込んできたが、羽音を聞いていた明は待ち構えていた。
そして仕込み刀を振り、顔から突っ込んできたバサバサ様を縦に真っ二つにたたっ斬った。
勢いがついていたバサバサ様の身体は床を突き抜け、橋の下の東京湾に落ちていった。
感想
やめんか
人がある程度集まれば
何かしらのルールが出来るもんなんじゃ
無法地帯にいる吸血鬼によると、バサバサ様はいつもは数人食べて帰っていた。
バサバサ様「確カニ… 今日ハ食ベスギタ… 豹丸トノ約束ハ 一日五人」
このバサバサ様が
「今日は疲れたから 特別に甘いもの食べちゃおっと。
頑張るのは明日からでいいよね?」ってな感じで
結局ダイエットができねェ女の子みてェだからちくしょう!
やはりバサバサ様と血の楽園側に取り決めがあったか! バサバサ様は貢物を狙わねェのは変だったし、関所を破って吸血鬼を襲わねェのも変だった。「貢物は手を付けない」、「無法地帯にいる吸血鬼食べていいのは1日5人まで」。これでバサバサ様は安定した食料を確保。豹丸様側としては無法地帯にいる吸血鬼を間引いてくれて血の楽園の人口を抑えられる、さらに持ち主不在になっちまった貢物を回収できる。WINWINの関係! 無法地帯と言いながらもルールがあった! 今日は無礼講と言われても、真に受けて本当に無礼なことをしてはいけないというようなもんかァ?
バサバサ様は無法地帯に毎日吸血鬼を食べに来ている。なら毎回ではないにしても、無法地帯の壁を突き破って入ってくるんだから、壁には無数の穴が空いているはずじゃねェか? 初登場の時は壁を突き破って入ってきていたぞ? そしてさらにバサバサ様の初登場の時を思い出すと…仲間外れになっちまって人の血を吸えねェでいた奴らの5人ほどを喰っちまって、さらに他の吸血鬼達も喰ってやがる! 5人どころか少なくとも2桁は喰っちまってる!! 今回だけ見ると、明と鮫島が滅多に食えねェ人間・自分に傷をつけた奴らだから特別に多く食べる!って感じを出してやがるが…元々5人だけっていう約束を守ってねェじゃねェか!! ンだよ このバサバサ様! 食べた人数が誤差、ゴサゴサ様じゃねェか!!
やめんか
週刊連載がある程度進めば
何かしらのルール破綻が出来るもんなんじゃ
血の楽園への道はレインボーブリッジしかなく、さらに関所が2箇所あって、無法地帯にも監視カメラがあり、バサバサ様が毎日餌を食べに来る。血の楽園に入るにはこんなに超難しいのに、ミサイルを喰っちまう邪鬼が4匹も逃げちまったのはなんでだァ? 海底の地下を掘り進んで逃げたのかァ? これももしや、設定ブレちまっているのかァ?と… いや、よくよく考えると、その邪鬼を取り押さえたのは豹丸様。それができるぐらい豹丸様は強ェ。強ェが、今の東京にはろくに敵もいねェ状態。力が強いだけで何もしねェでいると部下の吸血鬼達からは陰口を叩かれちまう。それを防ぐためにあえて豹丸様にしか出来ねェ仕事を作ることによって自分の存在意義を作っているんじゃねェのか?
目は見えねェが
豹丸様のマッチポンプを見抜いちまう
なんたる皮肉
豹丸様はバサバサ様と取り決めをするぐらいの奴ならそこまで頭が回っているかもしれねェ。それを見抜く北沢聡はさらに頭良いんじゃねェのか?
こんな所で
「彼岸島でのメガネキャラは頭脳派キャラ」の
ルールにあずかるとはな
ちくしょう!
厚顔無恥が半端ねェ!!
バサバサ様は戦法を変え、空から急降下して頭から突っ込んで攻撃する方法を始めた。
バサバサ様の顔が血だらけだから
床に顔面ぶつけた奴みてェだからちくしょう!
バサバサ様の顔は超硬ェのか? 明の仕込み刀で簡単に斬れちまうのはしょうがないとしても、鮫島でもかがり火の台の棒を突き刺せちまうぐらいだぞ? 本当に硬ェのか? それに隠し部屋の壁を破る時、頭から突っ込まねェで首に生えちまっている手を使ってたぞ? 今までの攻撃も翼にある爪での攻撃で、頭から突っ込んだときも噛み付くための攻撃だった。バサバサ様の顔は本当に硬ェのか? 急降下して壁や天井に突っ込んじまったら、逆にダメージ受けるんじゃねェのか?
そもそもバサバサ様は明達の位置をどうやって把握してんだ? 明達のほうからは壁や天井で見えねェんだから、バサバサ様からも見えねェはずだが… 何かしらの探知能力があるんなら、初登場の時に1枚の壁の向こう側に居た鮫島を見つけているはずだし…
ンだよ このバサバサ様
設定 ブレブレ様じゃねェか!!
こんなに明様が有言実行なさるなんて
いつもは「雅を○す」と言うだけで
お帰りになるのに…
明達からはバサバサ様の姿が見えない。どこから攻撃されるかわからない状況で鮫島は焦りを見せる。
この鮫島の
問題喚起の連続が
全国こども電話相談室並だからちくしょう!
このハゲハゲ様、動揺しすぎじゃねェか! 愚痴ばっかで自分では何にも考えやがらねェ! 戦闘では明頼みだから、自分は頭を使おうとか1ミリも考えやがらねェ! コイツ、本当に海賊船のリーダーをやってたやつなのか?
明が鮫島に発した言葉「もう喋るな」が表情も相まって
「お前は役立たずなんだから せめて口をつぐんでいろよ」っていう感じのあしらい方で超辛ェ… いくら今は使えねェ奴でも、何かしらの役には立ってきたじゃねェか。明は仕込み刀だけでなく、言葉の切れ味も超すげェ!
明はバサバサ様の羽音を聴いて、急降下してきたところをたたっ斬る!
羽音で探知はまだしも、空から急降下してきたバサバサ様を真っ二つにするのは人間技じゃねェ! カウンターで突っ込んできた勢いを利用したんだろうが、タイミングと場所がバッチリじゃねェか! こんなドンピシャで合うことあんのかァ? 「言っただろう 止めを刺すと」で実現できるなら苦労しねェよ! でも戦いがダラダラと続かずに切ってくれたのは、読者としてはありがてェ!
バサバサ様の展開が
サバサバ様で超助かる!